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カゴ・バスケットの活用アイデア。整理収納のプロの収納術でナチュラルインテリアを素敵に
みなさんカゴに何を入れていますか? 温もりのあるカゴは、ひとつお部屋に取り入れるだけで、インテリアを格上げしてくれますが、いろんなカゴがあるだけに、いざ使おうとすると何を収納しようと迷うアイテムでもあります。
そこで今回は、整理のプロやインテリアライターさんの活用方法やアイデアをうかがいつつご紹介していきます。

カゴは収納ケースとしても優秀
ナチュラルテイストはもちろん、北欧や和風、フレンチシックなど、いろんなテイストに合うカゴ。お部屋にひとつ取り入れるだけで、おしゃれにこなれた感じを演出してくれるアイテムです。
しかも形も素材も見た目もさまざまあるので、収納アイテムとしてもとっても優秀です。
- インテリアが格上げされる
- 藤・ウッドチップ、バンブーなど様々な素材がある
- 同じシリーズでサイズ展開が豊富で、ぴったりのアイテムが見つかりやすい
さらに最近は「洗えるカゴ」も登場して、さらに用途は広がっています。
ハウジーマガジンで寄稿していただいている、整理収納アドバイザーやインテリアライターのみなさんにアドバイスをいただいて、カゴ収納の活用アイデアをご紹介します。
【キッチン】果物や野菜ストッカーとして使う

「ユティル ナイール」ラウンドボウルL
カゴは、野菜や果物ストッカーとして使うのにもぴったり。通気性を保つことができる上に、おしゃれに収納できるので、キッチンカウンター上に置いてもサマになります。
ただし、直射日光や光に当てると野菜が痛む原因になるので、上からお気に入りの布を掛けるようにするとよいでしょう。
また、インテリアライターのハナさんも、野菜ストックにカゴを使っている一人。こちらの記事で、その様子がわかりますので、カゴの活用方法を参考にしてみてください。
>>家中どこでも使える「キッチンワゴン」の活用アイデア
【キッチン】食品用のストックケースにする

「ユティル オクタ」バスケット
パッケージがカラフルで、生活感がでてしまう食品ストック。パントリーがない、また吊戸棚や食器棚に隠して収納する場所がないというなら、カゴにいれて収納するのがおすすめです。
最近では、食品ストックを想定して発売されているカゴもあるので、シンデレラフィットもかなうはず。収納する際には、シリーズで揃えるのが、キッチンインテリアを格上げするコツです。
【キッチン】お菓子を収納する

▲写真撮影:ハナ
お菓子のパッケージも、インテリアに馴染みにくいもののひとつ。どれだけキレイに並べていても、キッチンをごちゃつかせてしまいますよね。
そこでインテリアライターのハナさんは、お菓子を持ち手の付いたカゴにひとまとめにして収納しているそう。「カゴは中身が見える編み方をしているものもありますが、お菓子を収納するときには網目が詰まっていて中身がみえないものを選ぶするのがおすすめ」とハナさん。また、テーブルまでそのまま持っていって食べるということも。
カゴは軽いので、子供も取り出しやすいというメリットもあります。
【キッチン】食器棚の整理収納に使う

「Timb.」レクタングル
料理好き、食器好きこそ、いろんな色やデザインの食器を持っているもの。どんなにきれいに並べたつもりでも、ごちゃつくというなら、写真のようにカゴを使って収納するスペースを作ると、おしゃれに見えます。
カゴを引き出しと同じように使うと、奥の方の食器も取り出しやすくなりますよ。
【キッチン】ブレッドケースとして使う

「ユティル ナイール」ふた付バスケットS
通気性のあるカゴは、ブレッドケースにもぴったり。最近は天然素材ではなく、樹脂を手で編んだカゴもスタンバイ。樹脂製のカゴなら、洗ってお手入れできるので、パンを入れても清潔に保存できるのがうれしいところです。
【キッチン】カトラリー収納に使う

「ユティル 」トレイ S
カゴをカトラリーケースとして使っていると教えてくれたのは、整理収納アドバイザーの柳澤知伽さん。普段は、カトラリーを引き出し内で仕分ける収納アイテムとして使用。いざ食事をするときには「カゴごとそのままテーブルに出せてとても便利です」と柳澤さん。大家族でカトラリーの数が多いご家庭でも、スムーズにテーブルに並べることができるのもうれしいところ。レストランスタイルでおしゃれなテーブルを演出できます。
清潔に保つためにも、洗えるバスケットを選ぶのがベターです。
【キッチン】茶器・コーヒーウェアを収納する

家で頻繁にお茶やコーヒーを飲むという人は、ついキッチンカウンターや水切りカゴに茶器を出しっぱなしにしてしまいがち。それが片付いてないように見える原因だったりしますが、カゴでひとまとめにすることで、おしゃれなインテリアに早変わりします。
写真のような平ざるは日本茶器や中国茶器におすすめ。コーヒーウエアやティーウェアなら、深さのあるものを選んで見せない収納にするのもひとつの手。持ち手付きのカゴを使って、そのままテーブルに持っていくという使い方もおすすめです。
【キッチン・クローゼット】棚の上の収納に使う

「Timb.」レクタングル
扉が付いてない棚上にもカゴはぴったり。カゴは軽くて取り出しやすいだけでなく、同じ種類のカゴでそろえれば、「魅せる収納」になるからです。
ホコリが気になる人は、蓋つきで隙間のないタイプを選ぶとよいでしょう。
【クローゼット・リビング】インナーボックスとして使う

チープに見えてしまいがちな合成木材のカラーボックスも、インナーボックスにカゴを使えば一気にインテリアが格上げされておすすめ。
詰まった網目のタイプを選べば、中身のごちゃつきも目隠しできて、よりすっきりとした印象に。
【クローゼット】洋服を収納する

「Timb.」レクタングル
クローゼットや洋服棚でもカゴは活躍します。カゴはささくれ立って、洋服を傷めるのでは?という懸念があるかもしれませんが、天然素材ではないものを選べばOK。最近トレンドの洗える樹脂製のカゴは、ささくれ立つ心配もなく丈夫なので、洋服をいれるのにぴったりです。
またカゴは、畳まないポイポイ収納にもってこい。整理収納アドバイザのまいさんも、家族の脱ぎ散らかし防止にかごを使っているそう。「脱いだものがその辺に置いてあると部屋に散らかった感が……。カゴに入れるだけですっきりします」とのこと。靴下や下着をポイポイ収納してもおしゃれに決まるのがカゴのよいところです。
【リビング】ファイル収納ケースとして使う

ファイルケース
ファイルや書類は、重さがあってカゴ収納ができないのでは?と思うかもしれませんが、樹脂製のファイルケースカゴも登場。ファイルや書類ケースは、プラスチック製やクラフト製が多く、ナチュラルインテリアには似合わなわないことも。でもカゴなら、そんな悩みも一気に解決しそう。
【リビング】マガジンラックとして使う

「ユティル ナイ―ル」ボート
ソファやテーブルの上につい置きっぱなしになる、新聞や雑誌。ソファ横にカゴを置いて、ぽいっと入れるだけでインテリアに早変わり。
また一緒に、ひざ掛けやリモコンをいれてもOK。ソファの上が散らかるというなら、ソファサイドにカゴを置くとおしゃれに片付きますよ。
【リビング】リモコンやゲーム入れにする

▲写真撮影:ハナ
周辺機器が多いテレビ周り。リモコンやゲームなどは、子どもが頻繁に出し入れするので、ごちゃごちゃになりがち。
そこで、インテリアライターハナさんは、テレビボードの上に大きなカゴを置いて、中をプラスチック素材のかごで仕切って収納しているのだそう。「普段は、布をかけて目隠し。ポイポイと入れられるので子どもでも簡単に片付けられるので、散らかりません」とのこと。ぜひマネをしてみてくださいね。
【リビング】鉢カバーにする

「Towc/トーク」ラウタ
カゴを鉢植えカバーとして使うのもオーソドックスなアイデアのひとつ。ひと口にカゴといっても、いろんな編み方や素材のものがあるので、ナチュラルスタイルだけでなく、北欧やカルフォルニア、和風のお部屋にも意外にぴったり。例えば、写真のようなカゴなら、カルフォルニアスタイルやジャパンディスタイルにお似合いです。

「Timb.」ラウンドT
他にも、ドライフラワーなら、花瓶として使うことも可能です。「写真のように網目が密になったカゴを選ぶと、花のベース部分が見えませんよ」とインテリアライターハナさん。
ラウンド型のカゴは、鉢や花瓶になるだけでなく、ゴミ箱にもなるので、ひとつ持っておくと便利ですよ。
【リビング・寝室】サイドラックにする

「Towc」ペイル
リビングが片付かないというなら、サイドテーブル兼ラックとしてカゴボックスを使うのも手。写真のようにわざと違うサイズのカゴを積み重ねて、空いたスペースにグリーンやインテリアを乗せてもOK。
ただし、カゴは耐荷重が低いものもあるので、注意してください。
【寝室】ベッド下収納として使う

「Timb.」レクタングル
通気性のあるカゴは、湿気がたまりやすいベット下の収納にもぴったり。同じシリーズのカゴでそろえれば、みためもスッキリ整います。もしホコリが気になるというなら、蓋つきのカゴをチョイスすればOKです。
【洗面所】ランドリーバスケットとして使う

「KLEANE/キレーネ」ランドリーBOX
チープに見えるランドリーバスケットも、樹脂製の洗えるバスケットを使えば、ナチュラルな佇まいでインテリアが格上げされます。写真のようなシックなものから、ラタン風に見えるものまでいろいろ発売されているので、ぜひチェックしてみてください。
【洗面所】タオルを収納する

「KLEANE/キレーネ」スクエアかご L
清潔に保てる洗えるバスケットなら、タオルを収納するのもぴったりです。ホテルライクな仕上がりになって、洗面所のインテリアが一気に格上げされますよ。
【洗面所】コスメ収納ケースにする

「ユティル」オーバスバスケットL
毎日、朝晩使うスキンケアコスメ。「つい出しっぱなしにしてしまう」というなら、カゴに入れて出しっぱなし収納にしてしまうのがおすすめ。カゴにひとまとめにするだけで、おしゃれに決まりますよ。
【玄関】スリッパラックとして使う

「ユティル」ナイ―ル
見せる収納にぴったりなカゴは、玄関でスリッパラックとして使ってもおしゃれ。普通のスリッパラックと違い、数の融通がきくのもカゴのよいところ。
ただし、おしゃれに収納したいなら、詰めすぎはNG。写真のように少し余裕をもって収納するようにしましょう。
【玄関】小さなかごを置いて、手袋などの小物入れに

▲写真撮影:ハナ
「玄関まわりに小さなカゴを置いて、小物入れにすると便利ですよ」と、玄関収納のアイデアを提案してくれたのは、インテリアライターのハナさん。「冬なら手袋を、夏なら虫よけや日焼け止めを入れておくと、出掛けるときに忘れ物しにくくなります」。
ポイントは、小さなカゴを置くこと。大きすぎると、つい何でもそこに入れてしまって、かえって玄関がごちゃつく原因になってしまうことも。小さなカゴなら、必要最低限のものを入れるという習慣が身に付きます。また、スペースをとらず、玄関のインテリアの一部としても馴染むのだそう。
【トイレ】トイレットペーパーをいれる

収納バスケット
トイレに収納棚がなくトイレットペーパーの収納に困っているなら、ぜひカゴ収納にチャレンジしてみて。トイレットペーパーはどうしても生活感がでてしまうアイテム。だからこそ、カゴも蓋つきのものをチョイスして正解です。
【トイレ】サニタリーケースとして使う
サニタリー用品もカゴにいれれば、おしゃれに収納することが可能です。整理収納アドバイザーの柳澤 知伽さんもサニタリーケースにカゴを使っている一人。「使いたいときにサッと持ってこれるのがカゴのよいところ」と柳澤さん。
持ち手付きのカゴを使って、頻繁に使う時だけタオルフックに掛けるといったアイデアを実践スタッフも。上に布などを掛けて置けば、中身が見えずインテリアにもなります。
【その他】掃除用具入れとして

「アラログ」ラウンドバスケット
カゴは、生活感を醸し出す道具を収納するのに大活躍します。その代表的道具といえる掃除用品も、カゴにまとめて収納すれば、おしゃれなインテリアの一部に早変わりします。

「Towc/トーク」バンブス
さらに持ち手のついたバスケットカゴを使えば、持ち運びもラクラク。写真のようなカゴだけでなく、カゴバッグに入れるのもおすすめです。
【その他】手芸用品入れとして

「Towc/トーク」ブルーメ
細々とした手芸用品は、気づけばあちこちに散らばりがち。カゴにまとめて入れておくと、使いたいときにサッと取り出せて便利です。
見た目にもやさしい風合いのカゴなら、作業スペースの雰囲気もほっこり整います。
【その他】ガーデン用品入れとして

「Towc/トーク」ペイル
ガーデングローブやスコップ、ひもやジョウロなど、こまごました道具の収納にもカゴが活躍。ざっくりとまとめておくだけで使いたいときにすぐ取り出せて、作業もスムーズに。
土や水で汚れやすいので、水洗いできる樹脂製のカゴを選ぶとお手入れも簡単です。使わないときはガレージやベランダの片隅に置いておいても、見た目がナチュラルなので景観を損ねません。
【その他】古紙入れに
古紙入れにしているというのは、整理収納アドバイザーの柳澤知伽さん。「古新聞はそのまま床に積み上げるとなだれるし、足が乗ってしまったらスベってとても危険!かごに入れておけば、リビングの片隅に置いてあっても散らかっている感はゼロです」。
カゴなら、インテリアに馴染むのもうれしい点です。
かごは、上手に暮らしが整う便利アイテム
片付けが苦手な人こそ、生活にかごを取り入れるのがおすすめ。難しい整理法を考える必要はなく、カゴを使うだけで空間が整い、見た目もおしゃれに変わります。
暮らしの中のちょっとした「ごちゃつき」も、カゴを使えば手軽にすっきり。見せる収納として楽しめるのはもちろん、素材感やサイズを選べば、どんな空間にも心地よくなじみます。
今回ご紹介したかご収納アイデアを参考に、ぜひかごを暮らしの中に取り入れて、おうちをもっとお気に入りの空間に整えてみてくださいね。
