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大根おろし器を徹底比較。粗さや食感はタイプ別でどう違うか、実際試してみた

大根おろし器を徹底比較。おろすスピードはタイプ別でどう違うか、実際試してみた

家事のコツ

薬味に料理のアクセントにと活躍してくれる「大根おろし」。でもおろすのに時間がかかって、ちょっと面倒だなと思う時もありますよね。
そこで「大根おろしに時間をかけたくない」という人のため、今回は7つの大根おろし器でおろすスピードを比較しました。ぜひご覧ください。

ハウジーマガジンを運営するキッチン・雑貨の専門卸売り「クラスフィルグループ」で実験を担当するリケジョ。「何を買ったらいいの?」という悩みに応えるべく、商品を実験して徹底調査していきます!

今回比べる「大根おろし器」7つ

大根おろし器比較で実験に使う7種類の大根おろし器

大根おろし器やおろし金は、材質や形もさまざま。使い勝手もそれぞれ違うんです。今回、比較のために集めたのは、こちらの7種類。順番に紹介します。

【A】「セラミック製大根おろし器」の特徴は?

<p>セラミックは色やニオイがつきにくくい素材。おろし金だと金属臭が気になるけどプラスチック製は耐久性が心配という人におすすめです。セラミック製の大根おろし器は、おろしてそのまま食卓に出せるという理由から使いやすいと人気で、長く愛用している人も多いそう。こちらの大根おろし器の刃は、先端が丸めの三角錐で、放射状に並んでいます。</p>

セラミックおろし

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セラミックは色やニオイがつきにくくい素材。おろし金だと金属臭が気になるけどプラスチック製は耐久性が心配という人におすすめです。セラミック製の大根おろし器は、おろしてそのまま食卓に出せるという理由から使いやすいと人気で、長く愛用している人も多いそう。こちらの大根おろし器の刃は、先端が丸めの三角錐で、放射状に並んでいます。

【B】「アルミ製大根おろし器」の特徴は?

大根おろし器比較で実験に使うアルミ製の大根おろし器の刃

こちらはアルミ製の大根おろし器。このように金属の板を掻き起した刃のことを「目」といいますが、よく見るとこの大根おろし器は、目が互い違いになっていることが分かります。実はこうして互い違いにすることで、大根をおろすときの前後の動きどちらにも大根が引っかかるようになっているんです。

こちらのアルミ製おろし器の刃は小さくて、鋭さはそんなに感じられません。

【C】「銅製大根おろし器」の特徴は?

大根おろし器比較で実験に使う銅製の大根おろし器の刃

銅製の大根おろし器は、プロや大根おろしにこだわる人が、一生ものの道具として購入することが多いとか。それだけにお値段は高めです。

こちらの「胴おろし金」の刃は触ると痛いくらい、トゲトゲしています。そしてアルミ製大根おろし器と同じく、目が互い違いになっているのが分かります。

【D】「ステンレス製大根おろし器」の特徴は?

大根おろし器比較で実験に使うステンレス製の大根おろし器の刃

ステンレスは色移りなく清潔に使える素材。耐久性があり、長く使えるのが特徴です。

刃は小さなトゲトゲがまっすぐ立った形になっています。

【E】「プラスチック製のアーチ型大根おろし器」の特徴は?

大根おろし器比較で実験に使うプラスチック製の大根おろし器の刃

最近多いのがプラスチック製の大根おろし器。こちらはマーナの「アーチ型おろし」というアイテムです。

アーチ型になっていることで、接地面が少なく軽い力でおろせるのが特徴です。刃は三角錐のような形になっていて、まっすぐ立つようについています。

【F】「プラスチック製の平らな大根おろし器」の特徴は?

<p>こちらもプラスチック製の大根おろし器「おろしプレート」。おろす面はまっすぐ平らになったタイプです。</p>
<p>刃はどうなっているのかというと、さきほどのアーチ型大根おろし器と同じく、三角錐の形の刃がまっすぐ立っています。よく見ると、刃は穴をはさむように向かい合わせになっていて、刃の大きさも大きいものと小さいものがあります。</p>

貝印「セレクト100」おろしプレート

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こちらもプラスチック製の大根おろし器「おろしプレート」。おろす面はまっすぐ平らになったタイプです。

刃はどうなっているのかというと、さきほどのアーチ型大根おろし器と同じく、三角錐の形の刃がまっすぐ立っています。よく見ると、刃は穴をはさむように向かい合わせになっていて、刃の大きさも大きいものと小さいものがあります。

【G】竹製の大根おろし器「鬼おろし」の特徴は?

大根おろし器比較で実験に使う竹製大根おろし器の刃

竹は熱の伝導率が低いため、大根をおろしたとき熱を持たず、身の部分を削りだして使うと非常に硬く丈夫で、大根おろし器として最適な素材です。

鬼おろしは、鬼の歯を連想させるところからその名がついたそう。「こんなギザギザの大きな刃で、大根がおろせるの?」と心配になりますが……はたして?

7つの「大根おろし器」で実際に大根をおろしてみた

大根おろし器の違いが分かったところで気になるのが、大根をおろした時にどう違うのか。実際にそれぞれの大根おろし器でおろしたかんじをレポートします。

【A】「セラミック製大根おろし器」でおろすと?

大根をおろすスピードの比較実験 セラミック製大根おろし器で大根おろす

大根おろし器の目が細かく、スリスリと少しずつ大根がおろせていくかんじでした。おろした大根おろしがたまってくるので、脇に寄せながらおろしました。

【B】「アルミ製大根おろし器」でおろすと?

アルミ製大根おろし器で大根をおろす

こちらも目が細かく、少しずつしかおろせませんでした。大根をおろしていくと、おろす面に大根おろしがたまって刃が埋まってしまい、どんどんおろしにくくなりました。

【C】「銅製大根おろし器」でおろすと?

銅製大根おろし器で大根をおろす

大根をおろしてみると、なでるようなやさしい感覚で、おろせる量も少しずつでした。こちらもすった大根おろしが下に落ちず、次第におろしにくくなって、おろすペースが落ちていきました。

【D】「ステンレス製大根おろし器」でおろすと?

ステンレス製大根おろし器で大根をおろす

小さいですが目が鋭く立っているので、ザッザッとおろせるかんじ。おろした大根おろしは穴から下に落ちていくので、刃がうまらず効率よくおろせました。

【E】「プラスチック製のアーチ型大根おろし器」でおろすと?

アーチ型のプラスチック製大根おろし器で大根をおろす

おろす面に大きめの穴が空いているので、おろした大根がすぐに下に落ちました。お
ろす面に大根おろしがたまりにくく、最後までおろしやすくペースが保てました。

【F】「プラスチック製の平らな大根おろし器」でおろすと?

平らなプラスチック製大根おろし器で大根をおろす

こちらもザクザクと効率よくおろせました。穴が大きいので、おろした大根おろしで刃がうまるということはありませんでした。

【G】竹製の大根おろし器「鬼おろし」でおろすと?

竹製大根おろし器で大根をおろす

はじめはおろしにくかったのですが、大根に刃の筋のようなものができてくると、それをきっかけにペースアップ。途中からは効率よくおろせました。

【実験】30秒でおろせる量で「大根をおろすスピード」を比較

大根おろし器の種類によって、おろした時に違いがあることがわかりました。でもやっぱり一番気になるのは「大根をおろす時にどれがラクに手早くおろせるの?」ということですよね。そこで「30秒間でどれだけの量の大根をおろせるか」を実験していきます。

「大根をおろすスピード」を比較するための実験方法

大根おろし器比較で使う大根を準備

まずは実験準備。太さが同じ大根の真ん中部分を10cmの長さに切り、さらに縦4等分に切ります。切りそろえた大根を7種類の大根おろし器でおろしていくわけですが、制限時間は30秒!その間におろせた大根おろしの量が多いほど、作業効率のいい大根おろし器ということになりますね。

10cmの大根を30秒ずつおろした結果、それぞれの量は?

おろした大根おろしを、実際にキッチンスケールにのせて、重さを計測してみました。はたして結果は?

【A】「セラミック製大根おろし器」でおろせた大根の量は?

大根をおろすスピードの比較実験 セラミック製大根おろし器でおろせた大根の量

おろせた量は30g。すりおろせなかった大根は、このくらいです。結構残りました。

【B】「アルミ製大根おろし器」でおろせた大根の量は?

アルミ製大根おろし器でおろせた大根の量

おろせた量は27g。時間がかかっただけあり、こちらも量は少なめ。

【C】「銅製大根おろし器」でおろせた大根の量は?

銅製大根おろし器でおろせた大根の量

おろせた量は38g。アルミ製大根おろし器よりは多めの量がおろせました。

【D】「ステンレス製大根おろし器」でおろせた大根の量は?

ステンレス製大根おろし器でおろせた大根の量

おろせた量は59g。効率よくすりおろせた感覚通り、かなり多くの大根おろしがおろせました。

【E】「プラスチック製のアーチ型大根おろし器」でおろせた大根の量は?

アーチ型のプラスチック製大根おろし器でおろせた大根の量

おろせた量は64g。ザクザクおろせただけあって、大根おろしの量もたっぷりです。

【F】「プラスチック製の平らな大根おろし器」でおろせた大根の量は?

平らなプラスチック製大根おろし器でおろせた大根の量

おろせた量は69g。こちらもたっぶりの量。残りの大根はこんなに小さくなりました。

【G】「竹製の鬼おろし」でおろせた大根の量は?

竹製大根おろし器でおろせた大根の量

おろせた量は53g。途中から効率よくおろせるようになった結果、かなりの量をおろすことができました。

「大根をおろすスピード」の実験結果まとめ

大根おろしを量った結果を表にまとめました。大根をおろせた量が多ければ多いほどスピードが速いということになります。

おろせた量
1位【F】平らなプラスチック製69g
2位【E】アーチ型のプラスチック製64g
3位【D】ステンレス製59g
4位【G】竹製53g
5位【C】銅製38g
6位【A】セラミック製30g
7位【B】アルミ製27g

おろせた大根の量が一番多かったのは、Fの「プラスチック製の平らな大根おろし器」で69g。僅差で2位だったのはEの「プラスチック製のアーチ型大根おろし器」で64gでした。

一番少なかったのは、Bの「アルミ製大根おろし器」で27g。上位の2種類とくらべると、大根おろしの量はなんと半分以下という結果に。大根おろしの量が半分以下となると、おろすのに必要な時間が2倍以上かかったということになります。うーん……この差は大きい!

おろすスピードに差が出たのはなぜ?

大根おろし器の種類によって、おろすスピードに2倍以上の差が出ることが分かったスピード比較実験。こんなにも差ができたのには、どうやら大根おろし器の特徴に関係がありそうです。

【原因1】大根おろし器の目の細かさ

アルミ製大根おろし器の刃の部分にたまった大根おろし

Bの「アルミ製大根おろし器」は、昔ながらの刃がかきおこされた「おろし金」タイプ。おろす面に大根おろしがたまっていき、だんだんとおろしにくくなっていったことが、スピードアップできなかった原因と考えられます。

【原因2】大根おろし器の穴の有無

アーチ型プラスチック大根おろし器と穴から下に落ちた大根おろし

一方、EとFの「プラスチック製大根おろし器」はおろす面に大根おろしがたまりにくく、おろすペースが落ちずに効率よくおろせました。そのためスピード実験で上位にランクインしたと思われます。

【原因3】大根おろし器のおろす面の長さ

穴がおおきなプラスチック製大根おろし器

また、こちらの2種類は、どちらもおろす面が長くて広いのが特徴。長さがあると大根が大きく動かせるので、おろしやすいんです。このおろしやすさも効率のよさにつながっているといえますね。

おろせた量をランキングにして、穴の有無とおろす面の長さをまとめました。

穴の有無おろす面の長さ
1位【F】平らなプラスチック製16.3cm
2位【E】アーチ型のプラスチック製15.5cm
3位【D】ステンレス製8cm
4位【G】竹製11cm
5位【C】銅製×10.8cm
6位【A】セラミック製×9.3cm
7位【B】アルミ製×8.5cm

穴が空いている大根おろし器が上位を独占。おろす面の長さについても、例外はあるものの長い大根おろし器のほうが上位にランキングされていますね!

【まとめ】大根おろし器を選ぶポイントは?

今回の実験では、大根おろし器の形状や材質によって、大根おろしをおろすスピードに差が出ることが明らかになりました。大根おろし器に「時短」や「おろしやすさ」を求める場合、今回の実験結果を参考にしてみてください。

以下の記事では、大根おろし器のタイプ別におろした大根おろしの「辛さ」を比較しています。こちらもぜひ参考にしてください。

>>大根おろし器によって辛さは変わる?タイプ別に比較してみた

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