ネットショップで10年間、商品ページの制作を担当。キッチングッズやゴミ箱などの商品を知り尽くすプロ。豊富な商品知識と主婦歴20年の家事経験で、ライフスタイルにマッチしたアイテムをご提案します。
小さい食べ物や滑りやすい食材がお箸でつかめないというプチストレス。それを解消してくれるアイテムが最近話題になっています。その名も「ほんとうにすべらないお箸」。キッチンアイテムに精通するプロ、タカハシが本当に滑らないのか試してみました!
話題の「ほんとうにすべらないお箸」とは?
SNSでも「本当に滑らない」と話題のお箸「ほんとうにすべらない箸」。社内でもいろんな人が買っていてとっても気になっていたアイテムです。とうとうハウジー編集部員、全員が購入。しかも「よかった」ということで、今回キッチンアイテムに精通する私がその実態に迫っていきます。
パッケージには、「箸先が『四角』でしっかりつかめる」「特許取得スタッドレス加工」との文字が!
スタッドレス加工とは!? タイヤでよく聞く文言です。
滑らない秘密は、やっぱり「箸先部分」に集約されていそうです。そこで先端部分をアップにしてみました。
よーく見ると、四角形。お箸の先が四角形ってめずらしい!
これは、職人の手作業で丁寧に削り上げられた形なのだそう。この角が食材をつかむときに滑らないようにしてくれるのでしょうか?
そして先ほど気になった「スタッドレス加工」。摩擦力が増す特殊加工がほどこされていて、その摩擦力が食べ物をしっかりキャッチ。でもそうめんなどは擦り切れてしまわないか心配です。
本当に滑らないか、11つ食材でつかんで星取り判定!
今回用意したのは、社内で「つかみにくい」「滑りやすい」代表としてあがった11つの食材。
これらを普通のお箸でつまんでみて、滑りやすさの度合いをまず判定。私が独断で「滑る度」を★でランク付けし、その順番に「ほんとうにすべらないお箸」でつかんてみて試すことに。ただ「普通につまむだけではつまらない!」ということで、さらに難易度を上げて、タテ持ちや端っこ持ちに挑戦しています。はたして結果は?
【滑る食材度★】豆のタテ持ちでは?
コロコロと丸い形の豆は、箸使いの練習でも使われる食材。実験ではあえて豆を縦向きにはさんで持ち上げてみ滑る気配もなくスッと持ち上げられました。
【つかみにくい食材度★】コーンの端っこ持ちでは?
粒が小さくてつかみにくいコーン。こちらも普通につかむのではなく、難易度を上げてコーンの端っこをつかんでみました。こんなイリュージョンなつかみ方でも吸い付くように持ち上がったのには感動しました。
【つかみにくい食材度★★】ひじきの1本持ちでは?
今度は小さな食べ物代表のひじき。ねらった1本をはさんで、つまみ上げることに成功!こんなミリ単位のつまみ上げでも、簡単にはさむことができたのには驚愕です。
【滑る食材度★★】うどんの先端持ちでは?
つるつる滑る食べ物といえばうどん。こちらも麺の先端をはさんだだけの状態でも、すんなり持ち上げることができました。つかんでもすぐ逃げるうどんとの格闘はもうしなくてよさそう。
【つかみいく食材度★★】うずら卵のタテ持ちでは?
丸いしずく型のうずらのゆで卵。側面をはさむと難なく持ち上がりました。そこで難易度を上げてタテ持ちに。つるっと滑るかと思いきや、そんな気配もなくスッと持ち上がりました。
【滑る食材度★★★】ミニトマトでは?
全体が丸くすべりやすいミニトマト。新鮮で皮がはっているプチトマトは特につかみにくい傾向にありますが、このとおり、しっかりキープ! これで口に入れる前に、ポロリと床に落ちる悲劇がなくなりそう。
【つかみにく食材度★★★】豆腐のはさみ持ちでは?
つかむ力が弱いと持ち上がらないし、強いと崩れてしまう豆腐。はさんで持ち上げてみると、本当に軽い力でスッとつかめたのには感動! お箸が食い込むこともなく、もちろん崩れることもありませんでした。
【滑る食材度★★★】なめこの軸持ちでは?
滑る度マックス、ぬるぬる食材のなめこ。細い軸部分をはさんでみましたが、滑る気配なし。ぬるぬる沼から1本だけ取り出すのも簡単にできました。
【つかみにくい食材度★★★】こんにゃくの端っこ持ちでは?
ぷるぷるの弾力でお箸でつかむ時の力加減が難しいこんにゃく。普通につかんですべり落ちなかったのは予想どおり。何度をあげて、端っこをちょっとだけつかんみたところ、ラクラク持ち上がりました。「すごい!」のひと言です。
【滑る食材度★★★】ところてんの端っこ持ちでは?
つるつるの上、お箸ではさむと切れやすいところてん。持ち上げるハードルが特に高い食べ物です。こちらは先端の角で切れやすく少々苦戦しましたが、最後は端っこをはさんでこんなふうに持ち上げることに成功しました。
「ほんとうにすべらないお箸」を試してみてわかったこと
ひと口で「お箸でつかみにくい」と言っても、丸い形でつかみにくかったり、小さくてつかみにくかったり、つるつる滑ってつかみにくかったりと、いろんなパターンがあります。
今回、試してみて思ったのは、滑らない秘密が先端部分だけではなく、手でもつ部分にもあるのではと実感。「ほんとうにすべらないお箸」の持つ部分は、角に丸みのある四角形になっていて、ちょっとマットな感触。力をほどよくいれやすいので、豆腐もつぶれることなくつかめるのだと思いました。
お箸は毎日使うものなので、手にしっくりなじむかどうかは結構重要ですが、フィット感が今使っているお箸とは段違い。
編集部では、撮影に使っているのだそうです。
編集長noemiuに感想をうかがったところ「小さなおかずが、狙ったところにぴたっと飾りつけできるんです。料理撮影時ちょっとした手直しが必要な時に重宝しています」とのことです。
「ほんとうにすべらないお箸」は使い勝手抜群で色も豊富
さらに「ほんとうにすべらないお箸」はカラーバリエーションが豊富。自分が好きな色を選べるのはもちろん、家族の人数が多くても色分けしてそろえることができそうです。
こちらは人気のくすみカラーのラインナップになっていて、どの組み合わせテーブルに並べてもおしゃれにまとまるのがうれしい点。他にも、ラインやドットの柄が入ったデザインも販売されています。
サイズは大人用の23cmと子ども用の18cmがスタンバイ。お箸の使い始めのトレーニングにもよさそう。子ども用も大人と同じデザインで用意されているのは、なんでも大人と一緒がいいおませな子どもにも喜ばれそうです。
さらに食洗機対応で、お手入れが簡単と至れり尽くせり。見た目はシンプルだけど、端から端まで使いやすさを考えられたお箸なんですね。
食べる時につまめなくてストレスを感じている人や、お箸トレーニングを始めた子どもがいる人、力が弱い高齢の家族がいる人は、ぜひ「ほんとうにすべらないお箸」の実力を試してみてくださいね。