インテリア・整理収納・リメイク・DIYなと暮らしを楽しむコツを発信。 美容室、サロンなど空間プロデュースやコーディネーターとしても活動中。 著書に『おうち時間を楽しむインテリア』(宝島社)。 2018年オリジナルブランド[VIEJOUER]を立ち上げる。
キッチンツールは料理中サッと取り出したい、でもキッチンをすっきり見せたいと収納に悩みがちなアイテムですよね。
ライフオーガナイザー山本瑠実の収納教室。第12回は、キッチンツールの収納のコツについてお話します。
キッチンツールを快適・便利に収納する方法
キッチンツールは調理をする際には必ず使うモノ。だからこそできる限りいつでもサッと取り出せて使いやすいように収納したいですよね? キッチンツールの収納方法は大きく分けて3つあります。
- 【1】スタンドを使って立てる
- 【2】S字フックなどを使って吊るす
- 【3】引き出しの中にしまう
【1】「立てる」と【2】「吊るす」はしまい込まずにキッチンツールを出して❝見せる収納❞にする方法です。【3】は引き出しの中にしまって❝見せない収納❞にする方法です。
それぞれにメリットもデメリットもあり、どんなライフスタイルを送っているかによって向き不向きがあります。自分や家族にとって楽に収納できてキレイをキープしやすい方法はどれでしょうか?
【山本瑠実】キッチンが片付く「キッチンツールの収納術」
「立てる」「吊るす」「しまう」の3つの収納方法ですが、それぞれ収納をする際のコツは変わってきます。それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
【気分が上がるキッチンツール収納術】スタンドを使って立てる
❝立てる収納❞はたくさんある収納方法の中でも最も簡単で続けやすい収納です。例えば魚焼きグリルの上に排気口カバーを置いて、その上を利用して好みのスタンドを並べて収納するとデッドスペースの有効活用にもなり、料理中の気分も上がります。
写真のようにスタンドのサイズをいくつか用意して背の高いモノ・低いモノに分けて、取り出しやすくしまいやすいようにしましょう。
小さなお子さんでもお手伝いしやすくていいですね。時々油ハネの汚れを取るために容器を洗う手間はありますが、便利で楽な収納方法をお探しの方におすすめです!
【掃除が楽になるキッチンツール収納術】S字フックなどを使って吊るす
吊るす収納の1番のメリットはなんといっても「浮かせて収納しているからお掃除が楽!」なところです。そして他のどの収納よりも誰が見てもどこに何があるのかがすぐに分かるところがポイントですよね。
テプラやマステなどを使って何を引掛けるかラベリングをしておくとさらにキレイをキープしやすいかもしれません。自分好みのオシャレなツールを飾りながら収納したい方、自分以外にもキッチンに誰かが立つことのある方はおすすめの収納術です。
コンロの真横に吊るす収納を設置すると家事効率はグッとアップします。よく使うツールは料理しながらでも視界に入りやすい下の方に、あまり使わないツールは上の方に吊るすようにしましょう。
【スッキリを叶えるキッチンツール収納術】引き出しの中にしまう
最後は引き出しの中にしまう収納術です。
こちらは3つの収納術の中では1番アクションが多く、キレイをキープするのが難しい収納方法です。なぜなら引き出しを使った収納って少し油断すると丁寧さが欠けてしまってあっという間にごちゃごちゃになるからです。
でも、1番お手入れが楽な収納方法でもあります。油ハネが気になることもないし、ホコリがたまることも他の2つと比べると少ないですよね。
わが家ではこの収納方法でツールをしまっています。誰でもキレイに片付けられるようにとことんモノを減らして・厳選して・ゆとりを持たせて収納しています。そうすることで多少収納場所を間違えてもそこまで大きく崩れることなくキレイをキープできますよ。キッチンをとことんシンプルにスッキリさせたいという方におすすめの収納術です。
山本瑠実がおすすめするキッチンツール収納アイテムはコレ!
【立てる】「スマートホーム2」カトラリースタンド
おすすめの理由は?
一見普通っぽく見えるカトラリースタンドですが、水切り機能がついているのと、仕切り板があるというところ、そして下部が広がっていて安定感のあるところがいいですね。
【吊るす】山崎実業「tower」マグネットキッチンツールフック
おすすめの理由は?
「tower」のマグネットはかなり強力なので安心して吊るせますし、ホワイトは清潔感があり、ブラックはカッコイイ雰囲気があります。デザインはシンプルでインテリアに馴染み、生活感を感じさせないところがいいですね!
【引き出しにしまう】「Soroelusmartソロエルスマート」カトラリートレー
おすすめの理由は?
伸縮するトレーなので引き出しの奥行きに合わせて使いやすいサイズに調整できるところがおすすめポイント!
Lesson12のまとめ「魅せる・しまうで、暮らしに合わせた収納を」
「吊るす」「立てる」「しまう」、3つの収納術をご紹介しました。
誰でもすぐにお手伝いができる「立てる収納」、こだわりのキッチンツールを魅せながら楽しめる「吊るす収納」、そしてとことん生活感をなくした「しまう収納」。どの収納術にもメリット・デメリットはありますが、どんな風に暮らしたいか、何を優先させたいかでどの収納が合っているのかが見えてくるかもしれません。ぜひ試してみてくださいね!