家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
使用後は清潔に収納しておきたい歯ブラシ。でも歯ブラシをコップに立てておいたら、中に水がたまって不衛生になっていたという経験がある人もいるかもしれません。
そんなときはカビにくい歯ブラシスタンドを使うのがおすすめ。今回は、歯ブラシを清潔に保てる歯ブラシスタンドをご紹介します。
カビにくい!歯ブラシスタンドの選び方
歯ブラシスタンドは少し油断すると、接地面がどうしてもカビてきてきてしまいがち。でも、お口をキレイにする衛生品だからこそ、いつでもきれいに保っておきたいですよね。
「歯ブラシを清潔に保つ7つの収納アイデア」という記事でもご紹介しましたが、カビをおさえるのにはまず何より「風通しのよい場所」を選ぶことが大事です。もし洗面所や浴室に窓がない場合は、浴室の換気扇を回す、浴室乾燥機をかけるといった方法で、湿気を取り除くようにしましょう。そうすれば、歯ブラシスタンドがカビにくくなるだけでなく、歯ブラシ自体も清潔に保つことができます。
うがいをするコップに入れているという人もいるかもしれませんが、水はけの悪さと雑菌が繁殖しやすいハンドル部分がちょうどコップについてしまうため、あまりおすすめしません。衛生面を考えるなら歯ブラシスタンドを使った方がベター。では歯ブラシスタンドを選ぶとき、どういった点をおさえて選べばいいのでしょう?
清潔に保てる収納方法にする
カビの温床となるのは湿気。つまりなるべく水が溜まらないような収納方法にできる歯ブラシスタンドを選ぶことが大事です。歯ブラシと歯ブラシスタンドの接地面や歯ブラシスタンドと洗面台の接地面を最小面積にとどめるか、接地しない収納方法を意識してください。
このとき、水はけも考慮しましょう。例えば「浮かせる収納」になる歯ブラシスタンドを選ぶといったことです。浮かせる収納にしない場合でも、水に強い素材の歯ブラシスタンドを選ぶ、水はけのよいデザインのものを選ぶとカビにくくなりますよ。
水に強い素材・水はけのよい素材を選ぶ
歯ブラシスタンドに使われている素材はさまざま。カビやすいものとそうでないものがあるので、特徴をおさえて選ぶようにしましょう。
- ステンレス……耐久性に優れ、水を吸収しないのでカビにくい。
- スチール……サビやすい素材ので、塗装されたものを選ぶ必要がある。
- 陶器……サビや汚れに強く重さもあるので、歯ブラシスタンドとしてよく使われる素材。ただし、割れやすくステンレスや珪藻土に比べるとカビやすい。
- プラスチック……安価でデザインも豊富。ただ一度カビてしまうと汚れがとりにくい。
- 珪藻土……水を吸いやすくすぐ乾くので、カビには強い。定期的に天日干しをする必要がある。
この中で、カビにくくお手入れが一番しやすいのがステンレス製のもの。また、吸水性速乾性に優れている珪藻土もカビにくい素材のひとつです。
陶器は金属製に比べるとサビにくく水回りに最適な素材ですが、金属製のものに比べてカビやすいので水はけのよいデザインのものを選ぶのがポイント。定期的なお手入れは必須です。スチールは、サビには弱いのできちんと塗装されたものを選ぶようにしましょう。塗装がちゃんとしているものなら心配なし。
掃除しやすいシンプルなカタチを選ぶ
どんなにカビにくい素材や収納方法である歯ブラシスタンドを選んでも、掃除をしなくても大丈夫というわけにはいきません。清潔に保つには掃除は必須。このときシンプルなカタチのものを選ぶと掃除がしやすくなります。複雑な設計のものは掃除がしにくいだけでなく、汚れが付く部分も多い傾向にあります。また掃除回数を減らすためにも、水はけ・風通しがよいデザインかという点にも注目しましょう。
長く使うために、お気に入りのデザインを選ぶことも大事ですが、こういった点も忘れずチェックしてください。
浮かせてカビさせない!歯ブラシスタンド
風通し・水はけを考えるなら「浮かせる収納」にするのが最もおすすめ。浮かせても歯ブラシの真下に水が滴ってしまうため、どこにくっつけるのか場所を考えてから選ぶようにしましょう。また、吸盤・フックなどくっつける方法はいろいろありますので、忘れずにチェックして。
吸盤で浮かせられる!towerの人気アイテム
山崎実業「tower/タワー」吸盤トゥースブラシホルダー5連
吸盤で壁に傷をつけずにくっつけられる歯ブラシスタンド。どんな洗面所になじむスタイリッシュなデザインと掃除のしやすさが両立したtowerらしいアイテム。
吸盤でくっつけても、置いても使えるマーナの歯ブラシホルダー
「marna/マーナ」歯ブラシホルダー
壁に吸盤でくっつけても、置いても使える歯ブラシホルダー。2通りの使い方ができるだえけでなく同色2コセットでこのお値段なのもうれしいところ。色は「存在感ゼロ収納」ができる透明と洗面所になじむ白がスタンバイ。
5本収納OK。フィルムでくっつけて浮かせるホルダー
山崎実業「MIST」フィルムフック歯ブラシホルダー
壁にはフックの付いたフィルムを貼り付けて、そのフックで本体を浮かせるタイプの歯ブラシホルダー。どんなテイストの空間ににもなじむミニマルなデザインで人気。
フィルムで浮かせて、歯ブラシ2本と歯磨き粉が収まる
「Otel/オテル」チューブホルダー
つるつるした面に貼れるシートでくっつけて浮かせる歯ブラシと歯磨き粉ホルダー。ゴールドで洗面所をホテルライクな印象に。ピンクやブルーのニュアンスカラーの小物と合わせれば韓国インテリア風にもなる、リッチ感がうれしいアイテムです。
アパルトマン風文字が入ったフィルムで浮かせるタイプ
「Otel/オテル」歯ブラシホルダー
壁に傷がつきにくく水につよい粘着タイプで、賃貸にもぴったり。フレンチシックなデザインで、味気ない洗面所もアパルトマン風に演出するアイテムです。
置いて浮かせるtowerの5連歯ブラシホルダー
山崎実業「tower/タワー」歯ブラシスタンド5連
くっつける場所がないという人にぴったりなのが、歯ブラシだけを浮かせる置き型タイプ。歯ブラシのちょうど下部分も水はけがよいミニマムなデザインも◎。
アクリルが清潔感を保つ、置いて浮かせる歯ブラシホルダー
「amenist」歯ブラシスタンド
こちらも置いて歯ブラシを浮かせられるタイプ。高品質のアクリル製で汚れに強く、透明なのでついお手入れをしたくなるアイテムです。
カビにくい素材を使った歯ブラシスタンド
カビに強い素材を使えば、掃除回数を減らすことができて◎。とはいえ、油断して放置しすぎは厳禁です。
カビにくいステンレスを使った花形ホルダー
「DULTON/ダルトン」 お花型歯ブラシホルダー
カビにくく丈夫なステンレスを使ったホルダー。お花の形でもかわいすぎないデザインなので使い勝手も抜群。水を受ける部分は、丸みを帯びていてお手入れしやすい仕様に。
スタンド部分に珪藻土を使い、水切れ抜群
「&NE」珪藻土スチール歯ブラシスタンド
水受け部分に珪藻土プレートを使った歯ブラシスタンドです。珪藻土は取り外し可能なので、プレート部分だけを干すことが可能。
カビ撃退ラクラク。お手入れしやすい歯ブラシスタンド
カビさせないためには、こまめなお手入れが必須。とはいえ、複雑な設計だと掃除もつい億劫になってしまいがち。そこでデザインはシンプルなもの、ついお手入れをしたくなるものを選ぶのが正解です。
汚れがわかりやすい透明で、清潔に保ちやすい
「amenist」歯ブラシスタンド
透明のアクリル製なら汚れが可視化されて、ついお手入れしたくなるはず。掃除ストレスも軽減するシンプルなデザインなのも高ポイント。
お手入れしやすいワイヤー型歯ブラシホルダー
ralle Wire ToothbrushStand
汚れに強いステンレス製で、お手入れもしやすいミニマムな設計。ブロンズカラーで洗面所にビンテージ感を演出するアイテムです。
お手入れのしやすさと、かわいさが同居した熊
ペアベアー歯ブラシスタンド
2本の歯ブラシをシロクマが抱えてくれる磁器製の歯ブラシスタンド。お手入れしやすいシンプル設計と見た目のかわいさで、つい掃除したくなるアイテムです。
1本ずつ立てられて清潔に保ちやすいシンプル設計
陶器製歯ブラシスタンドTooth Brush
中央に空いた穴に歯ブラシを立てる陶器製歯ブラシホルダー。シンプルなデザインで掃除ストレスは少ないものの、中央には水がたまるので油断は禁物。
歯ブラシスタンドを清潔に保って毎日を気持ちよく
カビにくい素材やデザインの歯ブラシスタンドを選んだとしても、お手入れがいらなくなるというわけではありません。どうしてもお手入れを忘れてしまうという場合は、掃除する曜日を決めたり、洗面所の掃除とセットにするといった自分なりのルールを決めるのも手。カビにくい歯ブラシスタンドを選んでおけば、そんなお手入れの作業も苦にならずに続けられるはずです。
歯ブラシを清潔に保てる歯ブラシスタンドを選んで、毎日を気持ちよく過ごしたいですね。