インテリア・整理収納・リメイク・DIYなと暮らしを楽しむコツを発信。 美容室、サロンなど空間プロデュースやコーディネーターとしても活動中。 著書に『おうち時間を楽しむインテリア』(宝島社)。 2018年オリジナルブランド[VIEJOUER]を立ち上げる。
引っ越しや新学期に向けた書類、また新調したアイテムの説明書など書類が増える時期ですよね。
でも「書類」って整理しても整理しても散らかりませんか?
ライフオーガナイザー山本瑠実がお届けする収納教室。第8回は、書類の整理整頓方法についてアドバイスします。
書類整理が意外に難しいワケ
「滅多に使わない取扱説明書ってどこに置いたらいいですか? どこにしまったのか忘れてしまうし、実際に必要になったときってあわてていることが多いから探す時間がもったいなくて」。
「学校やお稽古のお手紙を片付ける場所が分かりません。バインダーに挟むと忘れてしまうし冷蔵庫に貼ってもどんどん重なってしまって、何が大切なのか分からなくなります」。
オーガナイズ作業をしていて、このようなお悩みを何度も聞いてきました。
確かに、滅多に使わない説明書の置き場所って悩みますし、毎日持ち帰ってくるお手紙はあっという間に増えて管理が難しいですよね。
書類整理が難しいのは……
学校やお稽古でもらうプリントをバインダーに挟むだけではどんどん重なっていき、すぐに埋もれてしまいますし、子供たちのプリントを子供部屋にきちんとまとめていても、定期的にチェックしなければ予定や持ち物を忘れてしまうといったことがあるからです。
このように、書類の整理については、他のモノの整理と同じように「モノの住所を決めましょう」だけでは解決できないところがあります。
【山本瑠実流】書類整理のポイント
書類整理は以下の4つのポイントをおさえるとスムーズです。
POINT1:滅多に使わない取扱説明書・保証書はまとめる
モノの側に説明書・保証書も収納しましょうとお伝えしていたこともありますが、今はスマホなどでサッと調べることができますし、1年に1度も見ないというものもたくさんありますよね。そんな説明書や保証書は全てまとめて収納しましょう。
ドサッと1つのボックスに入れるだけでは探すときに大変なので、例えばクリアケースやバインダーなどに「キッチン」「洗面所」「子供部屋」など場所別でまとめてからファイルボックスなどに入れておくと探しやすくなりますよ。
POINT2:プリント類は家族がそろう場所に収納する
お子さんが保育園や幼稚園、小学生の間は1か月のスケジュールや持ち物の書いてあるプリント類は常に見えるところに置いておくのがいいですね。
例えばダイニングテーブルの側。家族がそろう場所にまとめておくと、食事をしながら一緒にチェックすることができます。
生活感が出るのが気になるなら、お気に入りのファイルに入れたりテーブルの横にフックをつけてそこに引っ掛けるなどしてもいいと思います。
POINT3:プリント類はタイミングを決めて処分する
また、もらってくるプリント類はあっという間に増えていきます。例えば「週末の夕飯のあとにプリント類の処分をする」などルールを決めて、こまめに不要なものを捨てるようにしましょう。なかなか習慣化できない場合は、スイーツを食べながらプリント類をチェックするなど楽しいこととセットにして整理してみてください。
POINT4:郵便物はポストから出したらすぐに仕分けをする
郵便物をポストから出したら、ダイニングテーブルやキッチンカウンターなどに一時的に置かずに、すぐにその場で仕分け作業をしましょう!
5分も掛からないはずですし、不要なものも多いはずです。必要なものだけにして、支払いの必要な請求書はバッグの中へ、大事な書類は保存ボックスへまとめるなどすぐに動くことが大切です。
山本瑠実、書類整理におすすめの収納アイテムはコレ!
【Recommend1】山崎実業「tower」マグネット冷蔵庫サイドレシピラック
おすすめの理由は?
入れているモノが見えるというところがおすすめポイントです。デザインもオシャレなので生活感を抑えつつ収納できますね。
【Recommend2】ファイルトレー
おすすめの理由は?
こちらも見えるところがオススメポイント!重要度に分けて収納したり、兄弟別、イベント別、期限別などいろいろ便利に使えそうです。
Lesson8のまとめ「5つのコツを使って、キレイが続くおうち作りを」
書類を探す時間って1年で約80時間とも言われています。1年のうち丸3日以上は探し物をしているなんて信じられませんよね。
もったいない!でもそれだけ書類の片付け・収納って面倒でなかなかキレイをキープすることが難しいんですよね。
- 滅多に見ない取扱説明書はファイリングしてから1か所にまとめる
- ルールを作って定期的に書類の整理をする
- 溜めずにその場ですぐ動く!
一度溜めてしまうと、気持ちが疲れてしまうし片付ける時間も掛かってしまいます。面倒ですが、その都度こまめに見直す・手放すをして「探す時間」を「自由な時間」にしたいですね