中学生、高校生、大学生の娘3人を持つズボラ主婦。娘3人+夫という家族構成だけに、毎日家事の時短を追求。その結果、時短アイテム、手抜きネタのエキスパートに。現在「やめ家事」の連載中。
冷たい飲み物が欠かせない、暑さの厳しい最近の夏。麦茶をごくごく飲む子供がいると、麦茶を沸かして麦茶ポットを洗う……という「エンドレス麦茶作り」は夏の家事の大きな負担に。麦茶ポットを頻繁に洗うことを考えると、洗いやすさは使いやすさに直結します。今回は、このエンドレス家事に悩まされてきたひらこが、洗いやすい麦茶ポットのおすすめをご紹介します。
「洗いやすい」のは、こんな麦茶ポット
3人の子供がいて、夏には大量の麦茶が必要なわが家。でも正直、麦茶ポットって、小さな部品やデコボコしたところの汚れが落ちにくくて、洗うのが超面倒くさい!そんなひらこが、たどりついた結論。それは、麦茶ポットを選ぶときには洗いやすさこそ大事であるということ。これまで、10回以上は麦茶ポットを買い替えてきたひらこが、選ぶ時に失敗しないポイントを3つ提案します。
洗いやすい「容量」は?
家族が多い人や、子どもがスポーツをしていて毎日大量のお茶がいるという人は、2L以上をチョイスして。一気に冷やしておけば、麦茶ポットを洗う回数も減らせます。家族分の水筒に移すとあっという間になくなるので、2個をローテンションで使うのが◎。一人暮らしや夫婦2人だけというおうちでは、ちょうど飲み切れて、小さなシンクでも洗いやすい1Lぐらいの容量がおすすめです。
- ファミリー……2L以上
- 1・2人暮らし……1Lぐらい
洗いやすい「素材」は?
軽くて洗いやすいのは、プラスチック製。洗う時にうっかり手が滑っても、割れる心配が少ないのも◎。ただし細かい傷がつきやすいので、定期的に買い替えが必要です。
ガラス製は茶渋がつきにくく、汚れをサッと落とせる素材。酸にも強いので、レモンウォーターやハーブティーを作りたい時にも◎。ただし重さがあり割れる危険もあるので、子どもも使う場合には避けたほうがよいでしょう。
洗いやすい「構造」は?
まず、冷蔵庫で横置きするかどうかを考えて。横置きするには中身が漏れないよう、パッキン付きの麦茶ポットを選ぶ必要がありますが、パッキンは小さくて洗いにくいのがストレスに。麦茶ポットをドアポケットに入れたり引き出しに入れたりして、横置きにしないなら、断然「パッキンなし」の麦茶ポットがおすすめです。横置きしたいという場合にも、フタにパッキンがくっついた一体型のタイプを選ぶと、パッキン洗いのストレスから解放されますよ。
また、毎日大量のお茶がいるという人は「熱湯OK」の麦茶ポットかどうかもチェックして。どんどん沸かしてすぐに冷やせるので、冷ます時間を短縮できて家事の時短になります。
それでは、これらのポイントを踏まえ、洗いもの嫌いの人でもストレスなく使える麦茶ポットを紹介していきます。
「パッキンなし」で洗いやすい麦茶ポット
パッキンがない麦茶ポットは、パーツが少ないのも洗いやすい理由。シンプルな構造で簡単に使えるのもうれしい点です。ただし、ドアポケットに入れた時の開け閉めの衝撃や、少し傾いたところに置いた時に中身がこぼれてしまうことも。フタギリギリまで入れないようにするのが、ストレスなく使うコツです。
パーツは2点だけ!凹凸のないフォルムも◎
洗うのは本体とフタの2点だけ。凹凸がないシンプルなデザインで、洗いやすさ抜群なのが選んだワケ。本体は丸みを帯びた四角形なので角に汚れがたまりにくく、口から手を入れて底まできれいに洗えます。ドアポケットに入るスリムサイズ。容量は1Lです。
広い口で手を入れて洗えるプラスチック製
ストンとした本体と凹凸の少ないフタで、サッと楽に洗えるのがセレクト理由。フタは指を掛けて引き上げるだけで、簡単に外れます。傾けるとワンタッチでフタが開いて注げる仕組み。軽く割れにくいプラスチック製で、子どもがいるおうちにもおすすめです。熱湯OKで次々沸かしたい時にも便利。容量は1.2Lです。
シンプルで洗いやすいtowerデザイン
洗うのはフタと本体の2点のみ。フタはガバっと開いて、手を入れて隅々まで洗いやすいのが選んだワケです。取っ手の下部分は水抜き穴付きで、逆さまにしておけば水が抜けるようになっていて、実用性も追求されているところが、さすがtowerのアイテム。容量は2Lです。
縦リブ模様が印象的なスクエア型
外側のリブ模様がレトロでおしゃれなデザイン。一見、凹凸があって汚れがたまりそうに見えますが、内側にはリブがなくフラットになっているので、汚れがたまりにくく簡単に洗えます。四角いフォルムでドアポケットに無駄なスペースなく収まるのも◎。テーブルに置いた時の存在感も抜群で、おしゃれに使えると人気の麦茶ポットです。容量は2.2Lです。
「底まで手が入って」洗いやすい麦茶ポット
麦茶ポットの中をボトルブラシで洗うとき、底や角まで届かないとストレスですよね。その点、麦茶ポットの口から手を入れてスポンジで洗えると、広い面も角も洗いやすく、内側の汚れをラクに落とすことができます。
丸いけど転がらないノンストレスな形
上部は丸型、底は四角になった麦茶ポット。洗いやすさと横置きした時の転がりにくさを両立した形になっているます。底は四角ですが、角には丸みがあるので、手を入れて隅まで洗いやすいのがセレクトの理由。またフタ部分は、特殊樹脂配合で茶しぶがつきにくいよう加工されているのもうれしい点です。容量は1.1L。
茶渋が落ちやすいガラス製
汚れがつきにくいガラス製の麦茶ポット。内側も外側もつるんとしていて洗いやすいのがおすすめのワケ。取っ手部分も、スポンジでつかんでサッとぬぐうだけで簡単に洗えてノンストレス。ガラスは耐熱性で熱いお茶を注いでもOKです。琥珀色のノスタルジックな雰囲気も魅力。容量は750mlです。
結露ができない二重構造
最近、結露しにくいダブルウォール構造のグラスが人気になっていますが、その麦茶ポット版ともいえるのがこちらのアイテム。外は四角形ですが内側は丸い形になっていて、簡単に洗えるのがおすすめの点。ダブルウォールでお茶の冷たさをキープしてくれるのも◎。容量は1Lです。
「丸みのあるカタチ」で洗いやすい麦茶ポット
きちんと洗っているつもりでも、茶しぶ汚れがたまりやすいのは隅っこです。すき間洗い専用の小さなブラシで、隅の汚れを落とすのはかなり面倒。角が少ない丸い形の麦茶ポットを選ぶことで、その悩みが解消されます。
スリムでも底まで洗いやすい円柱型
角がなく、ぐるっと一気に洗える形の麦茶ポット。スリムですが口が広く、底まで手を入れて洗いやすいと人気になっています。ドアポケットに入るのはもちろん、横置きもOKで、冷蔵庫の中のちょっとしたすき間に入れやすいのもうれしい点。容量は1.1Lです。
パッキン一体型で簡単に洗える2L
最近、水筒で話題になっているのが、フタとパッキンが一体になった「シームレスパッキン構造」。その仕組みを麦茶ポットに取り入れたのがこちらのアイテムです。パッキンを外して洗う必要がなく、簡単にお手入れできるのが、おすすめする理由。大容量で熱湯OKと、一気に作り置きできるのもうれしい点です。容量は2Lです。
大容量でも口から底まで一気に洗える
広口でしっかり手が入り、広い面も底の角も洗いやすい麦茶ポットです。フタ部分は特殊加工で茶しぶ汚れが付きにくくなっているのが、洗いもの嫌いでも使いやすいポイント。何度もお茶を作り直す手間が省ける大きなサイズで大家族におすすめ。容量は3Lです。
「食洗機が使えて」洗いやすい麦茶ポット
家に食洗機があるなら、食洗機対応の麦茶ポットを選ぶと便利です。ただ本体だけが食洗機可という場合もあるので、フタやパッキンといった小物まで食洗機で洗えるかをチェックしておきましょう。
食洗機にも入れやすいスリムなフォルム
シンプルでスリムなフォルムが特徴。「持って」と言っているかのような取っ手は、注ぐときに持ちやすく、冷蔵庫内で横置きしたとき転がらないようにする役割も。毎日食卓にのせるメインの麦茶ポットにぴったりです。容量は1.2L。
分解してパーツまでしっかり洗える
傾けると自然にフタが開いて、垂直に戻すと閉まる仕組み。開け閉めの手間がなく、片手で注げるところがズボラ主婦的に推せるポイントです。フタも分解して食洗機で洗え、細かいパーツを手洗いする面倒な手間もありません。容量は1Lです。
洗いやすい麦茶ポットで、自分も家族もハッピーに
かつてデザイン重視で洗いにくい麦茶ポットを使っていた時、気が付いたら、麦茶ポットの内側やフタの裏が茶渋だらけになっていたことも……。汚れた麦茶ポットから注いだお茶が、家族の1日の飲み物になっていたと思うと、我ながら嫌な気持ちになりました。
私のような洗いもの嫌いの人は、自分のストレス軽減のためだけでなく、家族の健康のためにも、ぜひ洗いやすさにこだわって麦茶ポットを選んでみてくださいね。
夏に活躍する麦茶ポットをお探しの方は、こちらの「冷水筒セレクション」でも紹介しています。ぜひご覧ください。