壁面収納をするときによく聞く悩みとは？

ライフオーガナイザーのお仕事をしていると
壁面を使っておしゃれに収納したり、カフェのような空間を作ってみたいけれどなんだか上手くまとまらない……。そんなお悩みをよくいただきます。

実は、壁面を使った収納をおしゃれに仕上げるにはいくつかのコツがあるんです。

お部屋がおしゃれになる「壁面収納」のコツ

おしゃれに仕上げる基本のコツを4つご紹介します。

【TIPS1】飾りすぎず、余白を意識する

ついついアレもコレもといろいろ置きたくなってしまいますが、最大でも7割収納に抑えましょう。

たくさんモノを置くと「取り出す・戻す」作業が大変になるのと、本当に置きたいモノ以外のモノもいつの間にか置いてしまいます。モノが多くてごちゃついて見えてしまうと、家族も｢鍵くらい置いてもいいだろう｣、｢腕時計くらい置いてもいいだろう｣とついその場に関係ないモノまで置いてしまうことが多くなります。

7割くらいで抑えておくと、｢ここは整えられた空間なんだ｣と家族にも伝わります。そうすることでキレイもキープしやすいですよ。

【TIPS2】インテリアで使うカラーを3色までに抑える

カラフルなインテリアが好みの方はたくさんの色があってももちろん大丈夫です！

でももし｢どうすればいいのか分からないな｣と思った場合は、一度お部屋全体の写真を撮ってみましょう。そうすると、いつも見ているお部屋と写真で見るお部屋って違って見えると思います。このとき、色が多すぎないかチェックしてみてください。

そして、思い切って3色に絞ってみましょう。

例えば「1.壁の白色」、「2.かごの茶色」「3.観葉植物」の緑色など、写真を見ながら決めます。
100％完璧に3色に絞ろうとしなくて大丈夫。パッと見た感じで、3色になればOKですよ！

そして3色以外の色のものは引き出しにしまうか、かごに入れたりして「隠す収納」にします。わが家ではコーヒー豆のストックはかごにまとめて収納しています。

【TIPS3】ガラスで抜け感を作る

陶器やブリキ、プラスチックのケース、どれにまとめてもいいですが、ガラスのケースに収納して壁面に飾ると抜け感が出て、軽くスッキリと見せることができます。中身も見えて便利です。

この場合もいっぱいいっぱいまでモノを入れずに7～8割程度がいいですね！

【TIPS4】「三角形の法則」を意識しすぎない

インテリアをうまくまとめるコツとして、｢三角形を意識して雑貨を飾る｣というものがあります。

ちょっと難しいと思って躊躇（ちゅうちょ）してしまっていませんか？でも奥行きのない壁面収納の場合は、そこまで気にしなくても大丈夫です。

例えば、この画像を見ると、左にあるスパイスミルが1番背が高くて、右にある白いホーロー鍋が1番背が低くなっています。キレイには見えますが、整い過ぎている印象もあります。
そこで、

こちらの画像を見ると、観葉植物があって、そこから右にある紅茶の缶、そしてコーヒー豆の入ったガラス瓶と背の順に並んでいます。
紅茶の缶とコーヒー豆のガラス瓶は三角形になっていますが、植物がそのバランスを上手く崩しています。

このように、あまり三角形ルールを意識し過ぎず、ほんの少しバランスを崩した方がこなれた雰囲気を演出できます。

【TIPS5】「3の法則」を使う

「3色でまとめる」、「三角形の法則」と同じように、「3つでまとめる法則」もよく聞きますよね。

例えば収納ケースを3つ並べるとか、マグカップも3つ並べて飾るなど。2つよりも安定感があって視覚的に安心するのだそうです。

この法則を使って、モノを並べるときには3つを意識してみてくださいね。

山本瑠実おすすめ「壁面収納」向きのアイテムはコレ！

【Recommend1】KINTO（キントー）の「ボトリット」

おすすめの理由は？
私も使っていますが、見た目もかわいいし食洗機対応なので衛生面も安心です。

【Recommend2】OXO（オクソー）の「ポップコンテナ」

おすすめの理由は？
これかわいいですね！ お子さんと一緒にお菓子を作って並べたりすると、駄菓子やさんごっこも楽しめそうです。

Lesson7のまとめ「5つのコツを使って、スッキリキレイが続くおうち作りを」

今回は壁面収納のコツについてまとめてみました。

ご紹介した5つのコツ、ぜひチャレンジしてみてくださいね。もし迷ったり、分からなくなってしまった場合は一度お部屋全体の写真を撮って、見てみてください。きっとヒントが見つかるはずです。