都内の一戸建てに住む、整理収納アドバイザー主婦。もともと片付けと掃除が苦手で、開かずの間が3LDK中2部屋あったのですが、資格取得を機に、家中を片付けました。片付けが苦手な人の気持ちに立って、わかりやすいコラムを書くように心がけています。
手袋型のお掃除グッズは、手を汚さずに自分の手指の感覚でお掃除できるため、とても使いやすいとSNSでも大人気。
最近では使い捨てのものだけでなく、洗って何度でも便利に使えるタイプの掃除手袋も増えています。
今回は、メディアでも話題のサンベルム「 和歌山生まれの手袋たわし」と100均「浴槽グローブ」を比較してみました!
「和歌山生まれの手袋たわし」と100均のアイテムを比較
サンベルム「和歌山生まれの手袋たわし」
和歌山生まれの手袋たわし
和歌山の手袋職人が考えた「和歌山生まれの手袋たわし」。手袋型のたわしで、左右どちらの手にはめても使えます。
人差し指が独立した3本指タイプで、細かいところまで掃除しやすい形状。
三角形の断面を持つ「異形断面繊維」で作られているため、洗剤を使わずに水だけでも汚れを落としてくれます。
100均のそっくりさん「浴槽洗いグローブ」
こちらはダイソーの「浴槽洗いグローブ」。こちらも左右兼用で、親指だけが独立しているミトンのような形状です。
「和歌山生まれの手袋たわし」と似た、シャリシャリとした手触りです。浴槽のような広い面のお掃除だけでなく、つかみ洗いもしやすそう。
【お掃除手袋を比較】使い勝手を比べてみる
どのくらい使い勝手に差があるのか、今回も実際に使って比べてみます。
今回は「フィット感」「使いやすさ」「汚れ落ち」「洗濯しやすさ」という4つの項目について、評価してみました。
サンベルム「和歌山生まれの手袋たわし」 | 100均「浴槽洗いグローブ」 | |
「フィット感」 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
「使いやすさ」 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
「汚れ落ちのよさ」 | ★★★★★ | ★★★★★ |
「洗濯しやすさ」 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
総合点(★の数) | 20 点 | 15 点 |
フィット感
手に直接はめてみた場合とゴム手袋の上からはめてみた場合のフィット感を比べてみます。
水を通すので、手荒れが気になる場合は、ゴム手袋の上から着けた方がいいそうです。
それだけに、ぴったりとフィットしているだけに、ゴム手袋の上からでもスムーズに着けられるか気になります。
「和歌山生まれの手袋たわし」は専用の編み機で作られているので継ぎ目がなく、手の形のまま立体的に編まれています。
このため、手に完璧にフィットします。
ほどよく伸びて、はめるのも外すのもスムーズ。つけ心地がとてもよいという印象。
ゴム手袋の上に「和歌山生まれの手袋たわし」をはめてみました。
若干引っ掛かりがありますが、意外と伸びるので、問題なく着脱できました。
100均の「浴槽洗いグローブ」の方は、グローブという名前ですが、実際には鍋つかみ(ミトン)くらいの大きさ。
着脱はラクですが、ぴったりとはフィットせずブカブカの状態です。
少しチクチクした素材なので、肌が敏感な方は気になるかもしれません。
「浴槽洗いグローブ」は大きいので、ゴム手袋をはめても、すっぽりつけることができます。
使いやすさ
広い面はもちろん、細かい部分もきれいに掃除できるか気になるところ。
キッチンの蛇口周りを掃除してみました。
「和歌山生まれの手袋たわし」は、キッチンの蛇口周りなど細かい部分も、指先を使って思い通りにこすることができます。
隅々まで掃除ができるので、達成感が味わえました。
100均アイテムの方は広い面のお掃除には向いていますが、蛇口周りの掃除のような指先を使う作業は苦手。
「和歌山生まれの手袋たわし」と比べると、細かい箇所の掃除は難しいと感じました。
汚れ落ちのよさ
サンベルムさんのYoutube動画を真似してみました。油性マジックで手に書いて、こすってみます。
水だけでインクを落とすことができるのでしょうか。
指先に水をつけて30回くらいこすってみると……。
なんと「和歌山生まれの手袋たわし」と100均アイテムの両方ともインクをきれいに落とすことができました。
ただ、100均アイテムの方が、摩擦が生じたのか少し痛かったです……。
洗濯しやすさ
汚れが落ちるのか洗濯をしてみました。
まず、水洗いをしてみましたが、水だけでは「和歌山生まれの手袋たわし」は汚れを落としきれず、洗剤を使うと落ちました。
100均アイテムの方は黒いので、汚れが目立たずわかりづらいです。
次に乾燥時間を比べてみます。
「和歌山生まれの手袋たわし」は手洗いした後、外干して1~2時間で乾きます。
両方一緒に洗って干してみたところ「和歌山生まれの手袋たわし」の方が早く乾きました。
一方、厚みがあるため、100均アイテムの方が、倍くらい乾くまで時間がかかりました。そのため、☆を1つ減らしました。
使ってみた結果、私が選ぶなら……
私は「和歌山生まれの手袋たわし」を選びます!
直接手に取るとわかるのですが、まず縫製の良さにホレボレします。継ぎ目がないので、付け心地が良くフィット感抜群です。
100均の「浴槽洗いグローブ」は、その名の通り浴槽洗い用のアイテム。なので、本来の用途や広い範囲で使用するなら十分機能を果たしてくれます。
細かい箇所を手の感覚のまま掃除をするのなら、断然「和歌山生まれの手袋たわし」が隅々まで届くのでおすすめです。
私流「和歌山生まれの手袋たわし」の使い方
浴槽掃除に
浴槽は「和歌山生まれの手袋たわし」でも、100均の浴槽グローブでも、十分きれいに掃除できました。
湯あかのザラザラした感覚が手に伝わるので、汚れを残さず落とすことができます。
どちらのアイテムにも吊り下げ収納に便利な紐がついているため、吊るしながら乾かすことができます。
シンクの掃除に
「和歌山生まれの手袋たわし」の3本指の方を使って、カーブに合わせてゴシゴシこすったら水垢が落ちました。
100均の浴槽洗いグローブでも汚れは落ちますが、やはりもう少しフィット感が欲しいです。
油汚れに
コンロの周りに飛び散って固まった油汚れも、「和歌山生まれの手袋たわし」で軽くこするだけで落とせました。
キッチンの床についたベタベタ汚れも、布巾より簡単に落とせます。
網戸掃除に
網戸には細かなホコリや塵がついています。なので、いきなり水拭きをせず、まずはざっとゴミを取り除きましょう。手加減しやすいので、網戸を強く押してしまうことがありません。
100均の浴槽洗いグローブでも掃くことができました。
車のホイール掃除に
車洗いにも。濡らした手袋でホイールを拭くだけで、ざっと汚れを落とすことができます。最後に水で流せば短時間できれいに。雑巾を使うより早いです。
手袋たわしなら自転車の細かなメンテナンスにも向いています。
まとめ
手袋で掃除をすることが、こんなにも楽しくはかどるのかと色々な用途で使ってみて驚きました。
「和歌山生まれの手袋たわし」のカラーバリエーションには、ブラックもあるので2色購入して、食器洗いや野菜の皮むき用と掃除用に分けて使いたいです。
まさにかゆい所に手が届く、アイテムではないでしょうか。
職人さんのこだわりがつまっている「手袋たわし」。ぜひ手に取ってみてください!
和歌山生まれの手袋たわし
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