家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
拭き掃除よりも手が汚れず労力もかからない、スクイージーを使った窓掃除。
スクイージーを使って、窓ガラスをピカピカにしてみませんか?
今回の記事では、基本的なスクイージーの使い方と、お掃除の専門家に教えて頂いた「スクイージーを使うときのコツ」をくわしくご紹介。
この機会にぜひ、スクイージーの正しい使い方をマスターしてみましょう。
スクイージーとは?
スクイージーとは、窓ガラスの拭き掃除などに使われるT字型の掃除用具です。先端についたブレードと呼ばれるゴムの部分で、ガラスに付着した汚れや水気をこそぎ落とします。
スクイージーはお風呂の浴槽や壁・天井などの水切りなどにも使われることがありますが、基本的に平らな表面に密着することで水を切る仕組みのため、擦りガラスや表面に凸凹のある壁などではうまく効果を発揮できません。基本的には、ごく一般的な壁や透明の板ガラスのお手入れに向いています。
また、汚れたガラスを掃除するときには、汚れを含んだ水で窓周りがぬれてしまうことがあります。
窓周りを汚さないように、特に室内で作業をするときには新聞や古布などを敷いておくとよいでしょう。
基本なスクイージーの使い方
ここでは、基本的なスクイージーの使い方をご紹介します。
よほど汚れがひどい場合は洗剤を使っても構いませんが、雑巾とスクイージーだけで十分きれいに窓を掃除ができます。
用意するもの
- 雑巾or霧吹き
- スクイージー
- キッチンペーパー(マイクロファイバークロスでもOK)
- 洗剤(汚れがひどい場合)
1.窓をぬらす
ぬれ雑巾や霧吹きなどで、窓を全体的にぬらします。しっかりと窓がぬれているとスムーズに作業できます。汚れがひどい場合は、先に窓用のスプレー洗剤を吹きかけておきましょう。
2.スクイージーで水を切る
窓の上側から順に、スクイージーを右方向へとスライドさせるように動かします。
こうすることで、水や洗剤が一定方向に垂れるので、掃除がしやすくなります。
3.キッチンペーパーで拭き取る
スクイージーで移動させた水分を、キッチンペーパーで拭き取ります。ティッシュや雑巾だと繊維くずがつきやすいので、キッチンペーパーがおすすめ。特に窓の四隅には水分が残りやすいので、しっかりと拭き取りましょう。
【プロ直伝】汚れた窓にも! 窓ガラスをもっとキレイに仕上げるコツ
スクイージーを使った窓掃除でプロのような仕上げにするには、基本の使い方だけでなく、ちょっとした汚れ落としのコツも知っておくとよいでしょう。
「普通にスクイージーを使っても汚れが取れない!」という方は、こちらのコツと手順も参考にしてみてください。
ここでは、お掃除の専門家おそうじペコさんによる窓掃除のコツをご紹介します。
1.お掃除前に汚れをチェック
外側の窓は小石や固い汚れが付着していることがあります。そのまま拭き掃除をするとガラスを傷つけることになるので、洗車ブラシで表面のホコリを払いながら傷つきやすい汚れがないかチェックします。
2.スポンジで水拭き・洗い拭き
水を含んだスポンジで水拭きをし、中性洗剤スプレーを窓全体にたっぷり吹き付けて、スポンジで上から下に向かって洗い拭きをします。
3.スクイージーをスライドさせる
水気が乾ききらないうちにスクイージーをかけていきます。
特にキレイに仕上げたいときの拭き方は、横 → 横 → 最後に縦の順番です。
4.仕上げのチェック
スクイージーをスライドさせるごとにゴムにつく洗剤を拭きながら動かすと、拭き跡が残りにくくなります。
最後は下に溜まった洗剤と窓の四隅に残った水気を拭き取ります。
スクイージーの使い方のポイントは?
スクイージーはブレード部分を窓に密着させることで、水滴がきれいに落ちます。
窓にぴったりとスクイージーのブレードをあてたら、途中で窓から離さないように動かすことがポイント。
しっかりと窓に密着させてもキレイに落ちないときは、ゴムなどの素材が消耗しているサイン。新しいものと取り換えてください。
内側の窓掃除をするときは?
基本的には外側の窓掃除と同じ流れです。
ただし室内から窓の内側を掃除する場合は、室内の床や窓周りが汚れないよう、新聞紙や雑巾などを敷いておく必要があります。
カーテンなども汚れないよう、掃除の前に端へと寄せておきましょう。
使わないときはどうする?スクイージーの保管について
使い終えたスクイージーは水洗いをして、しっかりと乾燥させます。水洗いだけで汚れが落とせない場合は、中性洗剤でお手入れをしましょう。
スクイージーを保管するときに一番気をつけたいのは、直射日光を避ける必要があるということ。ゴムは紫外線によって劣化してしまうため、なるべく陽の当たらない場所で保管しましょう。
また、高温多湿な場所もできるだけ避けた方がよいでしょう。
スクイージーは乾かしながらすっきりと保管できる「吊るす収納」がおすすめ。
フックが付属しているアイテムや、タオル―バーやシャワーフックに引っ掛けられるタイプを選ぶと置き場所にも困りません。
お掃除グッズの収納場所は、使う場所の近くにしておくと便利です。
お風呂用であれば浴室内に、窓掃除用であれば窓の近くを保管場所にしておくと、いつでもさっと手に取れます。
窓掃除は雨の日が絶好のチャンス
窓ガラスの掃除は、晴れた日よりも雨の日の方が良いとされています。
晴れの日に比べて湿気が多い分、窓にこびりついた汚れが浮き出て落としやすくなるのだそう。
また、晴れた日だと窓をぬらしてもすぐ乾いてしまいますが、雨の日なら乾きが遅いので効率よく作業できます。さすがに土砂降りだと作業はしにくいですが、小雨の日や雨上がりにぜひ試してみてくださいね。
窓の外側が雨水でぬれている状態なら、スクイージーで水滴をかき落とすだけで窓がピカピカに!
気分転換にもおすすめですよ。