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蒸し器がなくても大丈夫! いつもの調理器具で代用するアイデア

蒸し器がなくても大丈夫! いつもの調理器具で代用するアイデア

キッチン

肉まんやシュウマイなどの蒸し料理を、蒸し器がなくても作る方法はたくさんあります!
こちらの記事ではどの家庭にもある調理器具(フライパンや鍋)で蒸し料理を作るアイデアをいくつかご紹介します。

フリーマガジン制作・料理フォト撮影を行い、料理写真講座の講師も担当。ライターとしては、フリーマガジンやネット媒体において、趣味の旅行や料理に関する記事を執筆。 主婦歴20年超。料理好きを生かし、インスタグラムにて料理やスイーツの写真投稿をしフォロワーとのやりとりを楽しんでいる。 Youtubeチャンネル【箱根移住夫婦の休日バンライフ 】運営。

フライパン+クッキングシートを使う

<p>「グリーンパン」ウッドビー</p>

「グリーンパン」ウッドビー

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最初にご紹介するのはフライパンを使う方法。ある程度の深さがある大きめのフタ付きフライパンがあれば、蒸し料理をとても簡単に作ることができます。

蒸し料理を作るときは、フライパンの下にクッキングシートを敷きます。クッキングシートの代わりにレタスやキャベツなどの野菜を敷いてもOK。蒸し終わったら、下に敷いた野菜も一緒に食べることができます。

この方法だと、蒸したい食材が水に直接触れるため、やや水っぽい仕上がりになることが。
気になる人はフライパンの中に耐熱皿を入れて、その上にクッキングシートを敷いて蒸す方法も試してみてください。

フライパン+「簡単蒸しプレート」を使う

「フライパンと簡単蒸しプレート」で蒸し器の代用

フライパンや鍋と一緒に使う「蒸し料理専用」のアイテムがあるのをご存知でしょうか。
例えばこちらの「簡単蒸しプレート」。
自宅にあるお鍋やフライパンに乗せるだけで、蒸し器として使うことができます。
ドーム型のフタが付いているので、たくさんの野菜や高さのある茶碗蒸しなども蒸すことが可能です。

対応サイズはものによって異なりますが、こちらの「簡単蒸しプレート」は24~26cm用。
数種類のサイズが発売されているので、ご自宅のフライパンに合わせて選ぶことができますよ。

ステンレス製のものは、肉まんやシュウマイなどがくっつきやすいので、クッキングシートなどを敷いて使うのがおすすめです。

深さのある鍋+耐熱ザル+お皿

「深さのある鍋と耐熱ザルとお皿」で蒸し器の代用

深さのある鍋は、中に耐熱性のあるザルを入れることで、蒸し料理を作ることができます。
ピッタリのフタも付いているので、鍋の中でしっかりと蒸気がまわり、食材がおいしく蒸しあがります。

ザルを使用する場合は、大きめの鍋にザルを逆さまにして入れます。
ザルの底面に「蒸したい食材」をのせたお皿を置き、鍋に水を入れて蒸します。

水分をたっぷり使って少し長い時間蒸したいときには、この方法がおすすめです。

また、ザルを逆さまにせず鍋に入れ、カットした野菜などを入れてそのまま蒸すこともできますよ!

深さのある鍋+おわん+お皿

「深さのある鍋とおわんとお皿」で蒸し器の代用

ザルの代わりにおわんを使うことも可能。
ザルと同様、鍋の中におわんを逆さまにして入れ、その上に乗る小さめサイズのお皿に食材をのせて蒸していきます。

使い方はザルと同じですが、おわんを使用することで、小さめの鍋でも蒸し料理を作ることができます。

蒸し料理に使用するおわんやお皿は、耐熱温度をしっかり確認しましょう。
オーブンや直火でも使えるレベルが望ましいので、耐熱温度は少なくとも150度は必要です。

フライパンor鍋+アルミホイル

フライパン+アルミホイルで蒸し器の代用

アルミホイルやクッキングシートを使うと、ザルやお皿を使うよりお手軽に蒸し料理を作ることができます。

アルミホイルに食材をのせて包むか、もしくはクッキングシートに食材をのせてから、鍋やフライパンに水を加えます。

魚や野菜をホイルで包んで蒸す「ホイル蒸し」は、洗い物も少なくなるので特におすすめ。
また、クッキングシートなら食材を包んだり食材の下に敷くこともでき、蒸し上がった食材が表面にくっつきにくいのがうれしいポイント。
シュウマイや肉まんなど、くっつきやすいものを作る際には特に大活躍します。

蒸し器なしで作れる蒸し料理4選

ここからは、蒸し器ナシで作ることができる、おいしい蒸し料理のアイデアをいくつかご紹介します。
どの料理も、蒸すことで素材そのもののおいしさを味わえる、ヘルシーなものばかり。

普段の晩ごはんはもちろん、ダイエット中にもおすすめです。

フライパンで「温サラダ」

フライパンで作った蒸し料理「温サラダ」

▲写真撮影:haru.

冷蔵庫の余った食材の整理にもぴったりな「温サラダ」。野菜の甘みを堪能できるので、温サラダは「蒸して」作るのがおすすめですが、これもフライパンひとつで作れてしまいます。

1.ざく切りにしたキャベツか洗って手でちぎったレタスを小さめのフライパンに敷き、カボチャやじゃがいも、にんじんやパプリカ、カブなどの野菜を薄めにカットしてのせます。

2.フライパンの側面から水を100ml程度注ぎ入れ、フタをして弱火で8分程度、野菜に火が通るまで蒸していきます。途中水が足りなくなるようなら50ml程度足してください。

フライパン+アルミホイルで「鮭のホイル蒸し」

フライパンとアルミホイルで作った「鮭のホイル蒸し」

▲写真撮影:haru.

野菜やきのこもおいしくいただける「鮭のホイル蒸し」も、蒸し器ナシで作ることができます。

1.アルミホイルにざく切りのキャベツや千切りのにんじんなどお好みの野菜を敷いてから、その上に鮭をのせます。

2.最後にお好みのきのこ(今回は舞茸とえのき)を入れたら軽く塩こしょうをして、アルミホイルを閉じます。

3.フライパンにホイルで包んだ鮭を入れて水(150ml程度)をそそぎ、フタをして水が沸騰してから中弱火で10分程度蒸します。鮭に火が通ったら完成です。

鍋+お皿で「蒸ししゃぶ」

鍋とお皿で作った「蒸ししゃぶ」

▲写真撮影:haru.

ヘルシーな「蒸ししゃぶ」は晩ごはんのおかずにも最適。

1.少し深さのある耐熱皿にキャベツやたまねぎ、にんじんなどお好みの野菜をカットして入れたら、その上に薄切りの豚肉をのせていきます。

2.深さのある大きめの鍋(用意したお皿が入る程度)に水1カップ程度と具材を入れたお皿を入れて、フタをして沸騰してから8〜10分程度、中火で蒸します。

フライパンで「抹茶蒸しパン」

フライパンで「抹茶蒸しパン」

▲写真撮影:haru.

難易度が高いと思いがちな「蒸しパン」。蒸し器を使わなくてもふわっと仕上げることができます。

1.ボウルにホットケーキミックス100gと抹茶小さじ2、卵1個と牛乳100ml、砂糖大さじ2を入れて、泡立て器でダマがなくなるまで混ぜ合わせたら、生地をシリコンのカップに均等に入れていきます(量はシリコンカップ1個に8分目くらいまで)。

2.フライパンに生地を入れたシリコンカップを並べて水を150ml程度いれ、フタをして中火で10分ほど蒸していきます。

3.一度フタを取り竹串を刺してみて、竹串の先に生地がつかなければ完成です。

蒸し料理をもっと手軽に楽しもう

「蒸し器がない」とあきらめていた料理も、フライパンや鍋の使い方次第で蒸し料理を作ることができます。蒸し料理はヘルシーなだけでなく、素材のおいしさを堪能することができます。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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