管理栄養士兼ライターをしている、2児の母です。部屋の片付けが少々苦手…。ハウジーのコラムを読みながらステキなおうちになるよう、悪戦苦闘中です。日々の暮らしに彩りを添えるような記事をお届けできればと思います。
暑さが厳しくなってくると、うちわや扇子だけでは物足りなくなりますよね。そこでおすすめしたいのが、どこでも手軽に涼める「ハンディ扇風機」です。
最近は100均などでも見かけるようになり、さまざまな種類のものがあるのはうれしいですが、どんなものを選べばいいのか迷うことも。
そこで今回の記事では、今更聞けないハンディ扇風機の選び方やおすすめアイテム、使うときに気をつけたいポイントなどをご紹介します。
ハンディ扇風機を実際に使って感じたメリットとデメリット
携帯扇風機(ポータブルファン)は、大まかに分けて「首掛けタイプ」と「手持ち(ハンディ)タイプ」の2種類があります。
今回は、より一般的に普及している手持ちタイプの「ハンディ扇風機」の実際の使い勝手やメリットやデメリットなどについて、くわしく見ていきますね。
ハンディ扇風機の使い勝手は?
まずは「ハンディ扇風機を使ったことがない」という人のために、私が持っているハンディ扇風機の使い勝手をお伝えします!
こちらのハンディ扇風機は手持ち専用のタイプ。ストラップホールにひもを取り付ければ、首にかけることもできます。
顔の前で当てれば十分な風量を感じられ、真夏でも快適に過ごせました!特に、子どもと出かけるときはハンディ扇風機が必需品です。
屋外などを歩くとき、子どもに渡せばよろこんで使ってくれます。
こちらはUSBケーブルで充電できるので、パソコンやスマホを充電するアダプターにつないでおけばOKです。
ハンディ扇風機のメリット
手持ちタイプは、その名の通り手に持って風を当てるタイプなので、自分が好きな方向から風を当てられます。自分だけでなく、隣にいる人や子どもを抱っこしている場合にも、シェアして使えますよ。
手持ちタイプにはさまざまな種類がありますが、その多くが軽量で持ち運びやすいのも特徴。
さらに2,000円以下でリーズナブルに購入できるアイテムが多いこともメリットの一つです。
デザインもさまざまなので、見た目にこだわる方も満足できるでしょう。
ハンディ扇風機のデメリット
ほとんどの場所で便利に使えるハンディ扇風機ですが「手で持たなければならない」というのが一番のデメリットです。
例えば、特に熱気がこもりやすいキッチンで料理をしている最中に使いたいという場合や、ガーデニングなど外で作業したい時には不向きなアイテムと言えます。
ただし、ハンディ扇風機の中でも自立するものや、クリップで挟んで固定できるクリップ付きのものもあるので、そのようなものを選べば、デスクワークや両手を使いたいときに役立ちますよ。
屋外での使用に便利な「首掛けタイプ」が気になる方には、首かけタイプの扇風機の効果や音の大きさを検証した記事もありますので、そちらをチェックしてみてくださいね。
また、アイテムによってはバッテリーの駆動時間が気になるものも。
真夏はフル稼働することも多く、特に屋外で使うときはなるべくバッテリーが長くもつものを使いたいですよね。
今回使用したアイテムはフル稼働での駆動時間が1時間程度なので、もう少し駆動時間が長いものを選べばよかったと思いました。
これらの使用感や気になるデメリット面なども踏まえつつ、次の項目ではハンディ扇風機を選ぶときに重要なポイントをお伝えしますね。
ハンディ扇風機を選ぶ前に知っておきたい。重要なポイント6つ
ハンディ扇風機選びを失敗しないためには、いくつか抑えておきたいことがあります。
買ってから後悔しないよう、ハンディ扇風機選びの重要なポイントをお伝えします。
【ポイント1】すぐに充電できるタイプか
先ほどもご紹介しましたが、USBケーブルで充電できるタイプだと、お出かけ先でもモバイルバッテリーなどで充電が可能です。
USBケーブルで充電できるものを選ぶときは、充電可能なUSBコネクタのタイプも要チェック。
USBコネクタはType-A、Type-B、Type-Cの3種類が主流です。既に持っているUSBケーブルで充電できるタイプを選んだ方が便利ですね。
充電をし忘れるのが不安な場合は、乾電池を入れるタイプを選ぶと良いでしょう。
【ポイント2】風量調整機能があるか
ハンディ扇風機は、できれば風量が調整できるものを選びましょう。
比較的涼しい日は、強風でなくても構いませんよね。髪が乱れるから弱風にしたい、というときもあるでしょう。
逆に暑いから強風にしたい!というように、暑さや環境に合わせて風量が調整できると便利です。
また、「ずっと直風が当たるのは苦手」という方は、リズム風が選べるタイプをおすすめします。
【ポイント3】駆動時間が長いか
すぐに充電できる環境であれば問題ありませんが、お出かけをするときはそうもいきません。
屋外にいる時間が長い場合も想定して、駆動時間は長めのものをおすすめします。
また、風量を調節できるものは、『強』だと何時間使えるのかもチェックしておくとよいでしょう。『弱』だと駆動時間が長くても、『強』だと弱の半分の時間しか使えないものもあります。
【ポイント4】音がうるさいくないか
いくら涼しくても、ハンディ扇風機の音がうるさいと使いづらいことも。手に取って試せる場合は、実際に使ってみて音がうるさいと感じないかを確認するのがおすすめです。
通販など直接試せない場合は、「静音かどうか」の設計などについてくわしく書かれてあるかをチェックしてみてくださいね。
【ポイント5】持ち歩きやすい重さ
ハンディ扇風機は「持ち運びやすさ」が重要になってくるので、重量もチェックしておきましょう。
重すぎると持つのが疲れたり、首にかけたりしたときに首や肩が凝ったりします。
持ち歩くことを前提に考える場合、200g以内のものだと軽くて持ち運びが楽です。
【ポイント6】カバンに入るサイズ感
出かけるとき、常にハンディ扇風機を使うとは限りません。
クーラーの効いた屋内に入るときは、ハンディ扇風機が不要になりますよね。
不要になったとき、カバンに入れられるようなサイズ感だと邪魔になりません。
ハンディ扇風機と一緒に使うと便利なグッズ
続いて、ハンディ扇風機を使うときに便利なおすすめのアイテムもご紹介します。
ハンズフリーで使えるハンディ扇風機用の台座
「手持ちしかできないハンディ扇風機を買ったけど、やっぱりハンズフリーで使いたい!」と思う方もいるのではないでしょうか。
高価なものではないとはいえ、まだ使えるハンディ扇風機を捨てるのはもったいないですよね。
そんなときは、ハンディ扇風機用の台座を追加購入してみませんか?
手持ちのハンディ扇風機を台座にはめるだけでOK。
ただし、適応サイズがありますので、購入前によく確認してくださいね。
カバンなどに取り付けできるカラビナ付きのストラップ
カバンやパンツのベルトループなどにハンディ扇風機を引っ掛けたいなら、カラビナ付きのストラップがおすすめです。
ストラップタイプなら、ハンディ扇風機のストラップホールに取り付けられます。
長時間使うならモバイルバッテリーも持ち歩く
ハンディ扇風機をフル稼働していると、充電切れになってしまうことも。
特に、アウトドアなどでしばらく充電ができないときには、モバイルバッテリーが便利です。
USBケーブルで充電できるタイプなら、基本的にどのモバイルバッテリーでも使えます。
長時間ハンディ扇風機を使いたいときは、モバイルバッテリーもセットで持ち歩くのもよいでしょう。
ハンディ扇風機を使うときに気をつけたいこと
ハンディ扇風機を使うときには、いくつか注意点があります。
正しい使い方を分かっていないと、ケガをしたり熱中症のリスクを逆に上げたりすることになりかねません。
また、ハンディ扇風機はその名の通り「扇風機を片手で持ち運べるようにしたもの」。電化製品である以上、持ち運ぶ時にも注意が必要です。
こちらではハンディ扇風機を使うとき・持ち運ぶときの注意点をご紹介します。
子供も使うなら指を巻き込まれないようにする
ハンディ扇風機は、商品によってカバーのすき間が大きいものがあります。大人の指だと問題ない大きさでも、子どもの指なら簡単に入ってしまうことも。
うっかり指を突っ込んでケガをしないよう、気をつけましょう。
赤ちゃんや子供が使っても安全な、羽根のないタイプ・羽根が柔らかい素材でできたハンディ扇風機もあります。
髪の毛が巻き込まれないようにする
いくらカバーのすき間が狭いものでも、髪の毛など細いものは入ってしまいます。ハンディ扇風機は顔の近くで使うことも多いので、髪の毛が巻き込まれないよう、注意しましょう。
水分補給を忘れない
ハンディ扇風機の快適さを知ってしまうと、長時間顔に向けっぱなしで使うこともあるでしょう。
それが原因で、熱中症にかかってしまうこともあります。
その理由は、体温を下げる前に汗が乾いてしまうからです。
環境省の熱中症予防情報サイトによると、体温の上昇と調整機能のバランスが崩れて身体に熱が溜まることで、熱中症が引き起こされるとされています。
本来、汗が蒸発するときに体温を下げる役割があるのですが、ハンディ扇風機を当てっぱなしにすると、体温が下がる前に汗が乾いてしまいます。
その結果、体温が下がっていないのに涼しいと勘違いしてしまい、水分補給をしなくなるケースも。
さらに、体温が高いのに水分補給をしないと、熱中症のリスクがグッと上がってしまいます。
ハンディ扇風機を使うと涼しく快適に感じますが、必ず水分補給を忘れないでください。
ミストが噴射できるタイプのハンディ扇風機だと、汗の代わりになって体温を下げてくれます。
熱中症が心配な方は、ミスト噴射タイプを選ぶのもひとつの手段です。
持ち運ぶときの誤作動に気をつける
ハンディ扇風機を使わないときは、カバンに入れて持ち運ぶという方が多いと思います。
その際、電源を間違って押してしまうこともあるかもしれません。
カバンの中身によっては、ハンディ扇風機に巻き込まれてしまうこともあるので、誤作動をしないよう気をつけましょう。
電源ボタンが凹んでいるものなど、誤作動を起こしにくいタイプを選ぶのもひとつの手段です。
ハンディ扇風機で快適に過ごそう
ハンディ扇風機を使う際には、熱中症や指・髪の毛の巻き込みなどに注意しなくてはなりません。
しかし、正しく使えば暑さを和らげてくれるとても便利なアイテム。
お出かけがグッと快適になるはずです。
いろいろなタイプのハンディ扇風機が販売されているので、お気に入りのものを見つけてくださいね。
暑い夏をのりきるアイテムをお探しの方は、こちらの「夏を快適にすごすアイテムセレクション」もぜひご覧ください。