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室外機カバーは雪や風、直射日光からエアコンの室外機を守ってくれます。
しかし、間違った取り付け方をしてしまうと効果を発揮できなかったり、劣化を早めたりする原因に。
初めて室外機カバーを使ってみようと考えている人は、正しい取り付け方を事前に確認しておきましょう。
室外機カバーを設置するときの注意点
まずは、室外機カバーを設置する際の基本の注意点をご紹介します。
室外機との間に隙間を作る
室外機カバーには、室外機全体をカバーするタイプと、屋根だけカバーするタイプがあります。
フルカバータイプを設置する場合、室外機とルーバーとの間にある程度隙間がないと、室外機が空気を吸い込んだり排熱をしたりする機能を妨げてしまいます。
サイズに余裕を持たせるか、運転時にはカバーを外すようにしましょう。
可能であれば、室外機本体から30cm以上距離が取れるものが望ましいです。
エアコン使用時にはカバーを外す
室外機全体をカバーするタイプの場合、エアコン使用時にはカバーを外して使うのがベターです。
先ほども説明したように、室外機カバーのせいで室外機の周りに熱がこもると、電気代が上がってしまう可能性があるからです。
できるだけ取り外しが楽なものや、ルーバー部分を動かせるものを選ぶとよいでしょう。
室外機のサイズに合ったものを選ぶ
室外機カバーを購入する際の基本ですが、必ずサイズを測ってから購入しましょう。
サイズが合わないものを無理に取り付けると、冷暖房の効率が落ちるだけでなく、エアコンの故障の原因にもなります。
室外機のサイズはエアコンのメーカーや機種によって異なります。実際に計ってみるか、取り扱い説明書やメーカーサイトなどでサイズを確認するようにしてください。
付けっぱなしはNG?室外機カバーの交換目安
意外と盲点になるのが、室外機カバーの耐用年数です。
同じ室外機カバーを何年も使い続けるのはNG。定期的に取り替えをする必要があります。
こちらの画像は、約1年間付けっぱなしにされたパネルタイプの室外機カバー。
紫外線や風雨により、表面のアルミフィルムがかなり傷んでいます。
このように、パネル部分が変色・変形してしまうと直射日光を防ぐ機能がおとろえてきます。エアコンの冷房効率も落ちてくるため、劣化してしまった室外機カバーは速やかに取り替えるようにしましょう。
交換目安は約1年と言われていますが、室外機が置かれている環境によって劣化具合は異なります。例えば、直射日光が絶えず照りつける場所だと室外機カバーは傷みやすくなり、ひと夏でかなりダメージを負う場合も。
エアコンの稼働シーズンが終わったら、室外機カバーの劣化具合をチェックして、変色や変形が激しければ外し、次のシーズンに新しいものを取り付けるとよいでしょう。
取り付けが簡単な室外機カバーはコレ!
「手っ取り早くエアコンの冷房効率を上げたい!」と思っている方や、うまく取り付けられるか不安な方は、まずは取り付けが簡単なものを選ぶのがおすすめです。
ベルトで固定する「パネルタイプ」
最も手軽に取り付けられるのは「パネルタイプ」でしょう。
アルミ製のパネルは折りたたまれた状態で購入できるので、持ち帰りもしやすいです。
取り付け方は、パネルを室外機の上にかぶせてからベルトなどで室外機本体に巻き付け、固定するというものが多いです。
貼るだけの「シールタイプ」
粘着シートを貼るだけの「シールタイプ」もあります。
室外機の大きさに合わせてシールをカットしたりする手間はかかりますが、室外機本体にベルトを巻きつける作業が難しい場合はこちらの方がおすすめです。
室外機カバーの正しい取り付け方
ここからは室外機カバーの取り付け方をご紹介していきます。
タイプによって取り付け方は異なりますが、いずれの場合も取り付ける前に室外機の汚れやコケを落としておくこと、エアコンの電源をOFFにしておくことを忘れないようにしましょう。
フルカバータイプの取り付け方
室外機全体をカバーするタイプは商品によって取り付け方が異なりますが、基本的にそのまま室外機にかぶせるだけでOKです。
カバーの足もとが砂利や芝生など、不安定な場合は背が低いカバーを選びましょう。背が高いものを設置する場合、ボルトなどでしっかり固定しないと転倒する恐れがあります。
固定具が付いているものやアジャスター付きで高低差のある場所でもグラつかないものがおすすめです。
パネルタイプの取り付け方
パネルタイプの室外機カバーの取り付け方を写真付きでご紹介します。
手順1.まずは室外機カバーを室外機の上に広げます。
ベルトで固定するものはベルトを通す穴が4か所(ベルト2本分)空いています。
間隔が狭い方の穴が室外機の背面側にくるようにしてください。
手順2.背面側の穴にベルトを通します。
留め具が付いていない方から穴に通してください。
手順3.ベルトを室外機の下に通し、ぐるっとくぐらせます。
このとき、室外機の土台の内側をベルトが通るようにしてください。
手順4.続いて、反対側の穴にパネルの下からベルトを通していきます。
手順5.留め具にベルトを2重に通して固定します。
手順6.もう一方の穴にもベルトを通し、同じように固定してください。
余ったベルトは、室外機に巻き込まれないよう、10cmほどの余裕を残してハサミなどでカットします。
これで取り付けが完了です。
シールタイプの取り付け方
シールタイプはシールを貼るだけですが、こちらも写真付きでご紹介します。
手順1.まずはシールを室外機に合わせてサイズを確認します。
貼る前に、サイズに合わせてハサミやカッターでシールをカットしておきます。
手順2.裏面の紙をはがして貼り付けていきます。
画像のように一部だけがはがれるタイプの場合、まずは一部だけ貼り付けて貼る位置を再確認しましょう。
手順3.手のひらで撫でつけるように貼っていくと、空気が入らずきれいに貼ることができます。
手順4.シールタイプの場合、上部だけでなく側面にも貼り付けることが可能です。ただし、排気口や通気口をふさいでしまわないように気を付けましょう。
室外機カバーは正しく取り付けて正しく使おう
室外機カバーは取り付けが簡単なものが多いとはいえ、正しく取り付けないと室外機の機能が低下したり、エアコンが故障したりする原因になることもあります。
この記事でご紹介した正しい取り付け方や注意点を確認して、正しく使ってくださいね。
※本記事は、メーカーからのサンプル協力をいただいて執筆しています。ただし、記事内容やランキングへの意思決定に関与するものではありません。