北海道の庭で、野菜と共にハーブ・野草・山菜を育てる菜園家。また、それらの食材の楽しみ方・調理方法をプロとして、Yahoo!などの様々なメディアで発信している。Instagram・ブログ『料理+菜園づくり 食育インストラクターracssの日々の暮らし』で、その様子を公開中。
スープジャーを毎日使っていると、「なんだか使いにくいな…」と感じることはありませんか?
実はそれ、スープジャーと一緒に使っているスプーンが原因かもしれません。
持ち運びやすさなどを考えると、なかなか理想的なスプーンは見つからないもの。
スープジャーにピッタリのスプーンを選ぶヒントをご紹介します。
スープジャーのスプーンにおすすめの素材
スープジャーの内側のステンレス部分にスプーンがカチャカチャと当たって、食べているときに音が気になることはありませんか?
音がしないことを重視するなら、スプーンにおすすめの素材は、やはりプラスチックやシリコーン、木です。
プラスチック製のスプーン
プラスチックのスプーンには、ポリプロピレン、メラミンなどの素材があります。
メーカーから販売されている「スープジャー専用スプーン」は、プラスチック素材のものが多いようですね。
プラスチック素材は軽くて持ち運びやすく、メンテナンスのしやすさは一番と言えます。
シリコーン製のスプーン
シリコーン製のキッチンツールが人気なように耐熱温が高く、熱湯をかけても影響がないのがシリコーン製の特徴です。
ただし、使ったことがある人には分かるかと思いますが、食品のニオイがつきやすいので、使った後はすぐに洗うのがベストです。
木製のスプーン
木のスプーンは天然素材のナチュラルな風合いが魅力です。
デメリットは、汚れや油が染みこみやすいこととカビが生えやすいということ。
すぐ洗う、よく乾かすことや時々オイルでメンテナンスするなどの工夫が必要です。
スープジャーのスプーン、使いやすいサイズは?
スープジャーは細長い筒状のものがほとんど。
そのため、普通の弁当箱用のスプーンでは食べにくいこともあります。
食べやすさ重視の方におすすめなのは、18cm~20cmくらいの長めのスプーン。
よくあるお弁当用スプーンのサイズより大きく感じるかもしれませんが、実はこれって普段家庭で使うカレースプーンと同じくらいのサイズ。
使い慣れたサイズのスプーンだから、効率よく口に運べるというわけです。
こうしたスプーンは「お弁当用」にこだわらず、雑貨屋さんや100均の「パーティー用カトラリー」や「木のカトラリー」タイプからも探してみてください。
意外に理想的なものが見つかるかもしれません。
筆者愛用のスープジャースプーンをご紹介
私が愛用しているスプーンは、どれも100円から300円くらいのスプーンで、日によって使い分けしています。
私が一番使いやすいと感じているスプーンは、長さ19.5cmのプラスチック製のもの。
この写真で一番長くて白いのがそのプラスチック製のスプーンです。
右端は比較用に並べた金属のカレースプーンですが、長さがそれよりも長いところにご注目。
私のスープジャーは深さが12cmなので、これくらい長いほうが底まですくいやすいんですよね。
次に長いのが木のスプーン。
口当たりも柔らかくすくいやすいのですが、厚みがあるので口の中に入れると少し大きい感じがあります。白いスプーンと厚みをくらべるとこんな感じ。
木の方はぽってりと厚みがあるのに対し、プラスチック製のスプーンは薄く、先にいくほどフラットな形をしています。
スプーンをスープジャーに入れてみるとこれくらいの長さの違いがあります。
一番短いピンクのスプーンは、長さ15cm。
柄の先がフック状になっていて、そこを指先にひっかけて持てるところがお気に入りです。
おそろいのフォークもあるので、メニューによってフォークもあると便利なときに持っていきます。
【編集部厳選】おすすめのスープジャー用スプーン3選
こちらでは、ハウジー編集部が厳選したスープジャー用のスプーンをご紹介。
素材やサイズ感のアドバイスだけでなく、使いやすい機能付きのものを集めました。
マーナ|スープジャーのためのランチスプーン
大きめのスープジャーでもすくいやすいよう、すくう部分に角度がついた、まさにスープジャーのためのスプーン。スープジャーのケースにも入れやすい形です。シリコンカバーも付いており、持ち運びもしやすいです。
サーモス|コンビセット
スープジャーで麺類などの料理も楽しみたい人におすすめなのがこちらのコンビセット。スプーンは中身がすくいやすい構造になっています。同じケースに入れて持ち運ぶことが可能です。
丸利|天然木の薄いスプーン
ブナの天然木素材で、木の温もりを感じながらスープを楽しめます。厚みは3.6cmとかなり薄いので持ち運びもしやすいです。日常使いもできる他、アウトドアシーンにもおすすめ。
【番外編】折り紙でできる簡単スプーン袋の作り方
お弁当用ではないスプーンを携帯するときに困るのが、ケースや専用袋がないこと。
そんな時は、スプーンの先だけを覆う「スプーン袋」を手作りすれば解決!
折り紙さえあれば誰でも作れるので、ぜひ作ってみてください。
1.折り紙の上を3分の1ほど折り返します。
2.折り紙の下を上に折り返します。スプーンの先の幅に合わせて、少し広めになるよう折り幅を調節してください。
3.横を折り返します。
4.スプーンの先を差し込んで使います。
時間があるときにいろいろな柄の折り紙でたくさん作っておくと、いざ使うときに選ぶ楽しみもあります。
ぜひ、お好みの柄の折り紙でスプーン袋を折ってみてくださいね。
おわりに
スープジャーにおすすめのスプーンの選び方をご紹介しました。
毎日使うものだからこそストレスなく使いたいですよね。
今お使いのスプーンがしっくり来ていなかったら、この記事を参考にいろんなものを試してみてはいかがでしょうか。