元小学校家庭科教諭。子どものハウスダストアレルギーをきっかけにおそうじにはまり、ブログ「節約ママのこだわり掃除」をスタート。時短家事や節約を楽しみながら日々研究中です。 著書「家族が笑顔になる おそうじの魔法」など。
![スリッパの底を洗う](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_3.jpg)
洗えないスリッパもOK!自宅でできる「スリッパの洗い方」
毎日活躍するスリッパ。そのスリッパの底と中敷き、実はとっても汚れています。こまめにお手入れをしていないと、外ばきの靴と同じくらいニオって、足に移ってしまうことも……。
今回は、お掃除ブロガーの経験を生かして、スリッパの洗い方をご紹介。洗えないスリッパのお手入れ方法もご紹介しますので、キレイなスリッパにしてくださいね。
![](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/06/prof_yoshimama.jpg)
自宅のスリッパは洗える?洗えない? その違いとは
実はスリッパには洗えるものと洗えないものがあります。
洗えるスリッパの素材とは?
スリッパを定期的に洗いたい場合は、「洗濯可能」「手洗い可能」「ウォッシャブル」などと表示してあるスリッパを選びましょう。
洗えるスリッパの素材としては
- フェルト素材のスリッパ
- 綿や麻などの植物繊維のスリッパ
- ポリエステルなどの合成繊維のスリッパ
- ダウン素材のスリッパ
などです。底部分にモップがついているお掃除スリッパも、洗えるタイプがほとんどです。
洗えないスリッパの素材とは?
![<p>room’s(ルームス)</p>](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2024/07/13739_17.jpg)
room’s(ルームス)
基本的に洗濯可能と書かれていないスリッパは、洗えません。先ほど紹介した洗えるスリッパの素材だったとしても底部分に厚紙を使っている場合は、手洗いは不可です。
- 革製のスリッパ
- 合皮製のスリッパ
PVC素材のスリッパは丸洗いはできません。
厚底のコンフォートスリッパは洗えるものと洗えないものがあります。
洗えないスリッパのお手入れ方法
洗えないスリッパでもこまめに汚れを取ることで、ニオイを防ぎ清潔に保つことができます。
ここでは、洗わずにニオイや汚れを取る方法をご紹介します。
洗えないスリッパのお手入れに必要なもの
- アルコールスプレー
- ウエス・雑巾
アルコールスプレーの代わりに、重曹スプレーも消臭効果があるのでおすすめです。
洗えないスリッパのお手入れ方法
1. スリッパの底を拭き取る
![スリッパの裏をふく](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_4.jpg)
アルコールスプレーをして、ウエスで汚れを拭き取ります。ホコリなどの汚れのほか、油分や食品なども落とすことができます。
2.スリッパの表、甲の部分をお手入れする
![洗えないスリッパの甲をお手入れ](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_10.jpg)
甲にも汚れがついている場合は、アルコールスプレーをします。その後ウエスで拭き取ります。
3.中敷きにもスプレーをかけて、拭き取る
直接アルコールスプレーをして拭き取ります。ニオイが気になる場合は、市販の消臭スプレーをしてもいいですよ。
4.しっかり乾かす
![洗えないスリッパをお手入れ後に乾かす](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_11.jpg)
お手入れ後は干して、しっかりと乾かします
台所用の中性洗剤でも
台所用中性洗剤を薄めたものを染み込ませた雑巾でも、汚れを拭き取ることができます。
ただし洗剤が残らないように、キレイなタオルで水ぶきして洗剤を取り除きます。
自宅であるもので試してみてください。
洗えるスリッパを「手洗い」する方法
型崩れしやすいスリッパは、基本的に手洗いで優しく洗うのがおすすめです。
洗えるスリッパを手洗いするときに必要なもの
- ブラシor粘着クリーナー
- 洗濯用の固形石鹸
- 中性の洗濯用洗剤(デリケート衣類用洗剤)
- 洗い桶
スリッパの手洗いの手順
1.スリッパ裏のゴミを落とす
![洗えるスリッパは洗う前にゴミを取る](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_12.jpg)
あらかじめ乾いた状態で、汚れのひどい場所の汚れを粘着クリーナーやブラシなどでゴミを落します。
この段階でたくさんのゴミが落ちてきます。
2.頑固な汚れを洗濯用の固形石けんで落とす
![スリッパの黒ずみは洗濯用固形石鹸で落とす](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_13.jpg)
黒ずみが付着している場合、スリッパをぬらしてから、洗濯用固形石けんをつけたブラシでこすって汚れを落とします。
その後、しっかりと水ですすいでおきます。
3.洗濯液を作る
![スリッパ洗いにおすすめの洗剤](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_14.jpg)
デリケート衣類用などの中性の洗濯用洗剤を使って、洗濯液を作ります。
8Lの水にキャップ半分の洗剤を入れました。
4.洗濯液の中でスリッパを押し洗いする
![スリッパの洗い方](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_16.jpg)
優しく押したり、持ち上げたりして汚れを浮かします。
中敷き部分は臭いがついていることが多いので、優しくブラシでこするとベター。
5.すすぐ
![スリッパをすすぐ](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_15.jpg)
洗濯液を流し、きれいな水で2回ほどすすぎます。
6.脱水する
![スリッパを洗濯ネットに入れて洗う](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_5.jpg)
洗濯ネットに入れて、洗濯機で1分間脱水をかけます。もしくは、タオルで押さえるように吸水して脱水します。
7.スリッパを乾かす
![スリッパの陰干し](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_6.jpg)
スリッパの形を整えてから、陰干しで乾かします。
手洗いした後のスリッパはどうなった?
スリッパを洗ったあとの洗濯液はとても汚れていて、実は気がつかないうちに色々な汚れがついていたことがわかります。特に底を洗ったときは黒っぽい水が流れてビックリしました。
![洗濯してきれいになったスリッパ](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_7.jpg)
中敷き部分の気になっていたニオイが、ほぼなくなりました。洗濯洗剤の香りがします。
![洗ってきれいになったスリッパ](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_8.jpg)
底部分もピカピカになりました。底部分は特に汚れやすいので部分洗いすると、キレイに仕上がります。
洗えるスリッパの「洗濯機」での洗い方
洗濯機で洗ることができるスリッパの洗い方をご紹介します。洗濯ネットに入れて、優しく洗えるデリケートコースで洗濯します。とっても簡単に洗うことができます。
洗えるスリッパを洗濯機で洗うのに必要なもの
- ブラシor粘着クリーナー
- 洗濯用の固形石鹸
- 中性の洗濯用洗剤(デリケート衣類用洗剤)
- 洗濯ネット
洗濯機で洗う手順
1.手洗いする場合と同様に、乾いた状態のまま汚れのひどい場所の汚れを粘着ローラーやブラシなどでゴミを落します。
2.黒ずみが付着している場合はスリッパをぬらし、洗濯用固形石けんをつけたブラシでこすってから、水洗いします。
3.洗濯ネットにスリッパを入れます。
![洗濯機でスリッパを洗う](https://howsie.jp/wp-content/uploads/2022/09/13739_9.jpg)
4.洗濯機で洗います。
デリケート衣類用洗剤など中性の洗濯洗剤を利用します。
「クリーニングコース」「デリケートコース」などを洗濯して弱水流で洗います。
スリッパは浮いてきやすいので、たまに確認して沈めます。
脱水時間は1分と短めにしてください。
5.形を整えて、陰干して乾かします。
洗えないスリッパも洗えるスリッパも清潔に
スリッパの「底」には、床のホコリや砂、髪の毛、食品、油分などによる汚れがついています。
また、直に足裏が触れる「中敷き」の部分は、汗や皮脂(ひし)汚れがついて黒ずんだり、汗によって雑菌が繁殖し、ニオイの原因になってしまいます。特に夏場などは、はだしで履くこともあるため、スリッパに直接汗や皮脂汚れがつきやすくなってしまいます。
また、底についた汚れは、歩くことで汚れを部屋全体に広げてしまうことになりかねません。
そのため、定期的にお手入れして清潔を保つことが大切です。
定期的にお手入れすれば、長い期間、快適に履くことができておすすめです。
洗ったスリッパはとても清潔で、サラサラ。気になっていたニオイもなくなりました。お風呂上がりにもスリッパを抵抗なく履けるようになりました。