元小学校家庭科教諭。子どものハウスダストアレルギーをきっかけにおそうじにはまり、ブログ「節約ママのこだわり掃除」をスタート。時短家事や節約を楽しみながら日々研究中です。 著書「家族が笑顔になる おそうじの魔法」など。
キッチンは油汚れや水垢、焦げなどさまざまな汚れがたまりやすい場所。
とはいえ、汚れに応じて洗剤を使い分けるのは大変。
今回は、ひとつで色んな場所や汚れのお掃除ができる万能なクレンザー「ハイホーム」の使い方について、くわしくご紹介します。
万能クレンザー「ハイホーム」とは?
ハイホームは頑固な汚れを簡単に落としてくれる研磨剤入りの優秀な洗剤です。
クレンザーといえば粉末タイプやクリームタイプがありますが、こちらは半練りタイプ。
成分は研磨剤(50%)、ケイ酸系鉱物、界面活性剤(10%、純石けん分)です。
合成界面活性剤や香料、防腐剤などが含まれているクレンザーと違って、体に優しい成分でできているので安心して使えますね。
用途は、油汚れや黄ばみ、黒ずみ、湯あか、水あか、煮こぼれ、焦げ付きなどの除去や金属みがきといろいろ!
ただし、漆器や皮製品、紙などには使えません。
ハイホームの液性は弱アルカリ性で、触り心地はかたい粘土のよう。
泥のようなザラザラした質感の研磨剤が、いろいろな汚れを落としてくれます。
ガンコなガスコンロの汚れもあきらめない!
まずは、キッチンの中でも、一番汚れるガスコンロからお掃除してみます。
長年使い込んだガスコンロはこのとおり。特に焦げが落ちにくくなっていました。
長年使い込んだガスコンロはこのとおり。特に焦げが落ちにくくなっていました。
油汚れは軽くふいてからお掃除スタート。
あまり強く磨くと表面がはげて白っぽくなってしまうので、汚れている所を念入りにゆっくり磨くのがポイントです。
昔からの焦げはなかなか落ちませんでしたが、最近の焦げは落ちました。左の壁の焦げもだいぶん落ちました。
ハイホームでシンクの水垢・カビ・油汚れもすっきり
ハイホームは水垢やカビ、油汚れもスッキリ落とせるそうです。
というわけで、次はシンクのくすみ落としを試してみます。
今回レポートするために、あえて汚れをしっかりためておいたので、水垢、カビ、油汚れなどがたっぷり付着しています……。
乾いたスポンジにハイホームを少し取って、ゆっくり磨いていきます。足りなくなったら研磨剤をまた足してこすっていきます。
表面のこまかい傷にも汚れはついています。ハイホームの細かい粒子が汚れをかきだし、簡単にきれいにしてくれました。
頑固な汚れはスポンジを硬めのものにするか、タワシでこすると落ちやすいですよ。
お鍋の焦げ落としにもおすすめ!力を入れずピカピカに
最後はお鍋です。実はこれは、カレーの焦げつき。
うっかり焦がしてしまうことって、結構ありますよね。
おすすめは「スコッチブライトナイロンたわし」につけてこすり落とす方法です。
力をあまり入れなくても、落ちにくい焦げがピカピカに!
かなりヨレヨレのたわしでしたが、研磨力が復活したかのよう。
汚れが乾燥している時は少し水を垂らすと落ちやすいですよ。
100均の多目的クレンザーとの違いは?
実は100均のセリアにもハイホームに似た商品があります。
ハイホームは無香料ですが、セリアの「多目的クレンザー」には香料とグリセリンが入っているので、いいにおいがして伸ばしやすくなっています。
汚れ落ちを試してみるとハイホームのほうが、少し油汚れが落ちやすいかなという感じ。
その他はさほど違いなかったので、100均の多目的クレンザーも十分に万能といえると思います。
大きく異なるのは内容量で、ハイホームが400g、セリアの多目的クレンザーが150g。
たくさん使いたいという方にはハイホーム、少し試してみたいなという方には、セリアの多目的クレンザーをおすすめします。
ハイホームのプラスチックの容器とは異なり、セリアの多目的クレンザーは紙の容器に入っています。
湿気や水気には弱いので、置く場所には十分注意をしてくださいね。
万能クレンザーを使う時の注意点
ハイホームや100均の多目的クレンザーなど、万能なクレンザーがひとつあると水垢や油汚れ、煮こぼれ、こげなど様々な汚れ落としができるので家中のお掃除に大活躍してくれます。
ただし、研磨剤が含まれる分、使う素材によっては表面に傷がつきやすいので、目立たない場所で試してから使用しましょう。
また、指先がガサガサになりやすいので、キッチン用の手袋をお忘れなく!