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コンロ周りの収納アイテム

コンロ周りで油汚れに悩まない! 整理収納アドバイザーが使っている、掃除やすいアイテム

キッチン

ガスコンロ周りは、調理のたびに油や料理中の食材が飛んで汚れがち。マメに掃除をすればよいのですが、中々そんな時間も取れないし、正直面倒ですよね。なるべく汚さずに掃除をしやすくする方法を知っていれば、ラクにきれいな状態を保つことができます。

今回は、わが家で実際に使っているちょっとした便利アイテムや、収納や掃除などについて普段から心掛けていることをご紹介します!

都内の一戸建てに住む、整理収納アドバイザー主婦。もともと片付けと掃除が苦手で、開かずの間が3LDK中2部屋あったのですが、資格取得を機に、家中を片付けました。片付けが苦手な人の気持ちに立って、わかりやすいコラムを書くように心がけています。

排気口に入ってしまう汚れを防止する「排気口カバー」

ガスコンロでもIHクッキングヒーターにもあるコンロの排気口は、ついつい普段のお手入れも見落としがちですが、はねた油やこぼれた具材が入ってしまうなどで、いつの間にか汚れてしまっています。排気口の奥深くに入り込んでしまった汚れのお掃除は結構大変ですよね。そんな悩みを解決してくれるのが、「排気口カバー」です。

わが家が使っているのは「山崎実業のtower(タワー)排気口カバー」です。私自身、コンロ周りのアイテムの中でも一番「買ってよかった」と思っているアイテムのひとつです。生活系のブログやSNSでもよく紹介されている、おなじみの商品ですね。

<p>山崎実業「tower/タワー」排気口カバー </p>

山崎実業「tower/タワー」排気口カバー

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新居に引っ越しをして1か月もしないうちに、排気口に汚れが飛んでいるのを見て即購入しました。
今は揚げ物や炒め物などをした後は、カバーに沢山の飛び散りが……。予想以上に排気口を守ってくれていることを実感しています。

排気口カバーをした場合の排気口の汚れ

排気口自体は、1年経った現在もほとんど汚れていません。

グリルを使用する際は、向こう側に倒します。

排気口カバーの使い方

このカバーは2枚を重ねて使用するタイプなので、幅が43~80cmまで広く対応しています。
他にも同じシリーズの商品で、調味料や小鍋などが置けるタイプもあるので、キッチンの構造やスタイルに合わせて選んでくださいね。

コンロの隙間汚れを解決する「隙間ガード」

最近は、新築やキッチンのリフォームをされていると、ビルトインコンロを使われているご家庭も多いと思います。機能的で見た目もスッキリしているのですが、どうしてもキッチンのワークトップとビルトインコンロの間に1mmもない隙間ができてしまうのが難点。この隙間に、油や粉、野菜くずなどが入り込んでしまうと、お掃除がとても大変ですよね。汚れる前にガードしてしまいましょう。

というわけで、わが家で使っているのは100円ショップの「IHすき間ガード」

こちらは、IHと名前に入っていますが、ビルトインのガスコンロの隙間に這わせて使うこともできるシリコンゴムです。キッチンの水気やこぼした汁、ゴミなどがコンロに入り込むのを防いでくれます。

100円ショップのIH隙間ガード

「隙間ガード」の使い方は、少し引っ張りながら角に引っ掛けて巻き付け、最後に結んだら、それで完了。しかも透明なので貼っていても全然目立ちません。

使用後のコンロ周りを拭くついでに、軽く伸ばして隙間とゴムをさっと拭いています。
だいたい拭いてみると、ゴム部分に汚れがついているので、ちゃんと汚れを防止してくれているのだと思います。

魚焼きグリルのお手入れを簡単にする「グリルトレー」

魚を焼くときに使うグリル。使用後の後片付けや掃除はけっこう面倒ですよね。
魚焼きグリルに付く汚れを少しでも減らすことができれば、焼き魚を作るハードルがぐっと低くなります。

そんなグリルの汚れを極力減らしたい人におすすめなのが、「魚焼きグリルトレー」です。

魚を焼く時に、網に直接のせると焦げ付いて掃除が大変になりますが、こういう魚焼きグリルトレーを敷くだけで解決。トレーに薄く油を引くだけで、魚がうまく焼けます。

<p>魚焼きグリルトレー</p>

魚焼きグリルトレー

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魚だけではなくて、パンやピザ、お餅、グリルチキンなど大活躍しています。

溝に油が落ちるのでヘルシーに仕上がりますよ。

トースターもグリルトレーで焼く

わが家にトースターはなく、代わりにグリルトレーで焼いているため、手放せないアイテムです。

グリルが汚れにくいので、たまに洗ったり中を拭いたりするだけで済みます。

コンロ周りでキッチンツール収納に最適な「ツールフック」

キッチンツールの中でも、お玉やフライ返しなど調理中に使うアイテムは、すぐに取り出せるところにおいておきたいですよね。わが家では、毎回の調理に使うツールは出しっぱなしにしています。

「出しっぱなし」といっても壁に「吊るす」キッチンに「立てる」など収納方法もいろいろ。でも下に置くと、拭く時に持ち上げないといけないし、1本ずつ穴に入れて吊るすのは面倒……。そんな人にぴったりのアイテムが「山崎実業のキッチンフック クローシェ(Lサイズ)」です(2023年現在、廃盤商品のため手に入りません)

コンロ周りでキッチンツール収納に最適な「山崎実業のキッチンフック クローシェ(Lサイズ)」

素材はプラスチックなのでとても軽いです。洗い終わったら、ポンポン入れるだけ。案外傾かないし、中に汚れもたまりません。分解して洗うこともできます。キッチンツールの2軍は別の場所に収納しているので、家族にも置き場所がわかるようにラベルを貼っています。

出しっぱなしでもお手入れしやすい「調味料入れ」

塩・コショウ・砂糖は、頻繁に使うので、出しっぱなしにしています。コンロ周りに出しっぱなしにおすすめなのが、「山崎実業tower(タワー)のマグネットスパイスボトル」と「マーナの調味料ポット」です。

塩とコショウを入れている「山崎実業tower(タワー)マグネットスパイスボトル」です。

<p>「 tower」マグネットスパイスボトル</p>

「 tower」マグネットスパイスボトル

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先ほど紹介したツールフックの横にぴったりとくっつけて収納しています。

実は、もともとわが家のキッチン正面の壁には、マグネットがつきません。そこで、100円ショップで「マグネット用取付プレート「ステンレス補助プレート」を購入。私が買ったものは、金属プレートの裏に両面タイプの粘着テープがついているタイプのものです。

マグネットがくっつくようにするためのプレート

これをくっつければ、マグネットの付かない壁面でもマグネットが使用可能になります。ポットのフタが当たらない位置を確認して、ちょっとデザイン性があるように斜めにしました。

砂糖と粗塩は「マーナの調味料ポット」に入れています。

<p>マーナ 調味料ポット</p>

マーナ 調味料ポット

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優しいホワイトとグレーがキッチンになじんでおしゃれ。出しっぱなしにしていてもよい見た目で、使う度にうれしくなります。

普通の容器は、親指で押すと向こう側が開きますよね。そのため中身の調味料をすくうためには、いちいちポットの向きを変えなければいけません。でもこれは手前が開くのでそんな心配がありません。他にも、スプーンが埋まらないような仕切りや密閉してくれるパッキンが付いています。しかもちゃんと分解して洗えるので、お手入れが簡単です。

使い勝手がよく見た目も気に入っている調味料ポットです。

下記の記事では、わが家の調味料収納について紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。

>>詰め替える・詰め替えない? 整理収納アドバイザーがたどり着いた「調味料の収納」の答え

ちょっとしたコツで、コンロ周りを快適に

コンロ周りをキレイに保つコツは、

  • 汚れやすいキッチン用品は「なるべくしまう」こと
  • 壁やコンロ周りは「拭きやすく」しておくこと

が大事です。

ただ、掃除より出し入れのやすさを優先して、出しっぱなしにする方が快適な人もいます。また、ご家庭のキッチンの構造によっても変わりますね。全部しまうのか、私と同じで使用頻度の高いものだけ出しておくのか……自分に合った方法を見つけてくださいね。

わが家の実例のうち取り入れられそうなものがあれば、ぜひ試してみてください。きっと、日々の掃除や年末の大掃除がラクになりますよ。

※この記事は、ご紹介しているアイテムのうちいくつかのアイテムについては、メーカーより商品提供をいただいて執筆しています。

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