管理栄養士兼ライターをしている、2児の母です。部屋の片付けが少々苦手…。ハウジーのコラムを読みながらステキなおうちになるよう、悪戦苦闘中です。日々の暮らしに彩りを添えるような記事をお届けできればと思います。
寝るときは布団派ですか?それともベッド派ですか?
もし、布団派かつフローリングの上で寝ている人は、布団が湿気ていないか確認してみてください。
特に布団を敷きっぱなしにしている場合は、知らないうちにカビが生えているかもしれません。
そうなる前に、布団の下に除湿シートを敷きましょう!
この記事では、布団の湿気対策として除湿シートを導入するメリットや使い方、選び方のポイントやおすすめアイテムをご紹介します。
毎日快適に眠りたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
除湿シートを敷く必要があるケースって?
現在、除湿シートを使っていないという人もいらっしゃるかと思います。
布団の下に除湿シートを敷く必要はあるのでしょうか?
結論からいうと、布団の下には除湿シートを敷いたほうが安心です。
一見、布団に湿気はこもっていないように見えますが、人はひと晩でコップ1杯程度の汗をかいています。
毎日布団を干したり、こまめに乾燥させたりすれば湿気対策ができますが、なかなか難しいですよね。
毎晩汗を吸った布団をそのまま放置しておくと、布団にカビが生えたり、ダニが繁殖したりする原因になります。
そこで使ってほしいのが、布団用の除湿シートです。
除湿シートを使った方がよいケースを具体的にご紹介します。
フローリングの上に直接布団を敷いている場合
特に、フローリングの上に直接布団を敷いている方は、除湿シートを使用したほうがいいでしょう。
フローリングは湿気を吸収しないので、布団とフローリングの間の湿度が上がり、布団にカビが生えやすいです。
一度布団にカビが生えると、カビによる変色部分をキレイにすることはできません。
そのため、カビが生える前に、除湿シートで対策することが大切です。
また、畳の上に布団を敷いている方も万年床(まんねんどこ)になっている場合は注意しましょう。
畳の上に布団を敷きっぱなしにしている場合
畳はある程度調湿をしてくれますが、いつも布団が載っていると湿気を逃がしにくくなります。
毎日布団をあげたり、適宜天日干しをしたりするのがベストですが、難しい場合は除湿シートを併用するのがおすすめです。
マットレスを使っている場合
「マットレスなら直置きしないし、大丈夫なのでは?」と思うかもしれません。
しかし、マットレスこそ天日干しをするのが難しく、マットレスの種類や置く場所によっては、湿気を溜め込んでしまいます。カビはもちろんのこと、ダニの増殖も心配です。
除湿シートを使えばマットレスに湿気をためこまず、いつでも清潔に使えるでしょう。
除湿シートを選ぶときのポイント【素材編】
ここからは、多種多様な除湿シートの中から、自分に合ったものを選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。
まず最初のポイントは素材。
除湿シートの素材は調湿機能に直接関わるのでとても大切です。素材には主にシリカゲル、モイスファイン、ベルオアシスなどがありますので、それぞれの特徴を説明しますね。
除湿シートの素材「シリカゲル」
シリカゲルはお菓子や食品などの乾燥剤としても使用される物質です。湿気を吸い取ってくれる効果があるので、多くの除湿シートで使用されています。
薄くて軽いものが多く、持ち運びや設置が簡単なのも特徴です。
シリカゲルの特徴
- 手に入れやすい
- 比較的安価
- やや耐久性が低め
除湿シートの素材「モイスファイン」
モイスファインは、シリカゲルよりも多くの湿気を吸い取ってくれるのがポイント。汗っかきの人や部屋の湿度が高い場所で寝ている人におすすめです。
また、耐久性に優れているので、正しく使えば長く愛用できるのもうれしいですね。
モイスファインの特徴
- シリカゲルの約3倍の吸湿力
- 耐久性に優れている
- やや高価
除湿シートの素材「ベルオアシス」
ベルオアシスは、シリカゲルの約2倍の吸湿能力がある素材です。汗や尿に含まれるアンモニア臭もしっかり消臭してくれるから、いつでも快適に使えます。
湿気を繰り返し吸っても機能が低下しにくい特徴もあり、長く使えます。
ベルオアシスの特徴
- シリカゲルの約2倍の吸湿力
- アンモニア臭を徹底消臭
- 耐久性に優れている
- 水洗い不可
- やや高価
除湿シートを選ぶときのポイント【機能編】
次にチェックしたいポイントは機能性。
同じような見た目のものが多い除湿シートですが、機能性はものによって異なります。
あった方が良い機能をまとめてみました。
衛生面が気になるなら「洗濯できるもの」
さまざまな理由で、除湿シートが汚れてしまうことがあります。洗濯機で手軽に洗濯できるものだと、汚れても繰り返し使えてエコですよね。
また、洗濯することでより清潔な状態を保てます。
効果が気になるなら「湿気センサー付きのもの」
除湿シートの湿気がいっぱいになったことが一目で分かる、湿気センサー付きのものは非常に便利です。
ものによりますが、除湿シートに湿気が溜まるとセンサー部分の色が変わるというタイプが多いです。
センサー部分の色が変わるということは、天日干しや交換のサイン。除湿シートを天日干しすれば、効果が復活します。
ダニやカビが気になるなら「防ダニ・防カビ加工のもの」
たくさんの湿気を吸う除湿シートは、防ダニ・防カビ加工がしてあるものを選びましょう。
除湿シートは毎日洗ったり干したりするものではないので、このような加工がされているものだと、安心して使えます。
ニオイが気になるなら「消臭機能付きのもの」
除湿シートは湿気だけでなく、加齢臭やアンモニア臭などイヤな臭いも吸い込みます。消臭機能付きのものなら不快な臭いを消してくれるので、毎日気持ちよく寝具が使えるでしょう。
小さな子どもがいる、あるいは要介護者がいる場合は、消臭機能付きをおすすめします。
除湿シートを選ぶときのポイント【サイズ・形状編】
除湿シートを選ぶ際は、手持ちの寝具に合ったサイズかどうかもチェックしましょう。
シングルサイズの布団でも、ダブルサイズ用の大きな除湿シートを選んだほうが、広範囲を除湿できそうに思えますよね。
ですが、除湿シートは、布団よりひと回り小さいサイズでも十分除湿できます。
また、あまりにも大きいサイズを選ぶと、布団やマットレスからはみ出した部分が汚れやすくなることもあるので、サイズ選びは重要です。
敷布団やマットレスの下におすすめの「シートタイプ」
畳の上に敷布団を敷いたりベッドでマットレスを使ったりしている場合は、シートタイプの除湿シートがおすすめ。薄くて軽いので、敷いたり干したりする作業が楽にできるのが特徴です。
フローリングにおすすめの「すのこタイプ」
除湿シートの中には、すのこのように穴が開いているものもあります。
空気が通る穴が開いているので、より湿気を逃がしやすいのが特徴です。
クッション性のあるものを選べば、薄い布団でも快適に寝られます。
編集部が厳選!除湿シートのおすすめアイテム4選
ここからは、おすすめの除湿シートを4つご紹介します。お気に入りのアイテムが見つかりますように!
初めての人におすすめの除湿シート
こちらの除湿シートは、軽くてリーズナブルなことから、はじめて使用する方や試してみたい方におすすめです。
汗やおねしょの気になる臭いも吸収してくれるので、毎日快適に使用できます。
また、リーズナブルながら防ダニ加工がされているのもポイント。
湿気センサーが反応したら、天日干しをして繰り返し使用できます。
小さめサイズなので、赤ちゃんの布団の下にもピッタリですよ。
除湿センサー付きの炭入り除湿シート
竹炭とシリカゲルで、除湿と消臭ができます。汗や加齢臭のもとを強力に消臭。快適な睡眠環境が作れます。
干すタイミングが分かりやすい除湿センサー付き。天日干しすれば繰り返し使用できます。
しっかりした丈夫な生地を使用しているので長く愛用できます。
幅50cmのコンパクト除湿シート
幅約50cnのスリムなタイプの除湿シートです。素材はシリカゲルで、天日に干して繰り返し使用できます。
コンパクトなので干す場所が少ない場合も場所をとらないので便利。
また寝るときだけでなく、押し入れに布団を収納しておきたいときにも活用できます。
高吸湿ベルオアシスの除湿シート
帝人の高吸水・高吸湿繊維「ベルオアシス」を使用した吸湿シート。嫌なアンモニア臭も素早く消臭します。
風通しの良いところに干して何度でも繰り返し使えます。干すのは日陰でもOK。室内の窓際などでも気軽に吸湿パワーを回復させることができます。
フローリングで布団を敷いている人は除湿シートが不可欠!
除湿シートは、特にフローリングの上に布団を直接敷いている方は導入すべきアイテムです。
調湿能力のないフローリングに布団を敷くと、布団に湿気がこもり、いつの間にかカビが生えてしまうことも。カビが生える前に、除湿シートで湿気対策をしましょう。
もちろん、畳やベッドで寝ている場合も除湿シートの活用をおすすめします。
除湿シートの素材は何種類かあるので、価格や機能、耐久性、重さなどを比較し、自分に合ったものを選びましょう。
除湿シートを導入して、毎日気持ちのいい布団で眠りについてくださいね。