インテリア・整理収納・リメイク・DIYなと暮らしを楽しむコツを発信。 美容室、サロンなど空間プロデュースやコーディネーターとしても活動中。 著書に『おうち時間を楽しむインテリア』(宝島社)。 2018年オリジナルブランド[VIEJOUER]を立ち上げる。
クローゼットには洋服がパンパンに入っているのに、「ママ友とのランチに着て行く洋服がない」、「久しぶりに同級生に会うのに、洋服を買わなきゃいけない」
こんなお悩みはありませんか?
お気に入りの洋服だけを厳選するのって、なかなか難しいですよね。
そこで今回は、洋服を上手に手放す3つのコツをご紹介します!
洋服を手放すときに考えてほしいこと
洋服って手放すタイミングが難しいですよね。
大きなシミがついていたら諦めもつきますが、そこまで汚れていないと「まだ着られる」、「もったいない」と思ってしまうもの。
でも、クローゼットの中が「まだ着られる洋服」や「もったいなくて手放せない洋服」ばかりだと、毎日着る洋服に困るんですよね。
なぜなら、それらの洋服はお気に入りではないからです。
断捨離ブームが続いていますが、実際に「洋服の数を減らして得られること」ってなんでしょう?
例えば、
- 朝、着る服を迷わなくていい
- どれを選んでも好き!と思えるようになる
- 好きな洋服が並んでいるクローゼットまで好きになれる
- 自分の好き!が分かるようになる
- 服を管理するお金も節約できる
好きな洋服ばかりだと、選ぶ時間も楽しくなります。「楽しい迷い」って、幸せです。
でも、たくさんの洋服を管理していると、必然的にクリーニング代やお手入れする時間がかかります。
もう着ないかもしれない洋服にお金や時間を費やすのはもったいないですよね。
一度思い切って洋服を手放してみると、片付いてスッキリするだけでなく、自分が「どんな風にありたいか」、「どんな風に暮らしたいか」まで見えてきます。
服を上手に手放せるようになる3つのステップ
お気に入りではない服を上手に手放すためのコツや、考え方をご紹介していきましょう。
【洋服を手放すSTEP1】まずは1枚1枚手に取ってみる
洋服のお片付けで必ず1番最初にやっていただきたいことは、洋服を1枚1枚手に取ってみることです。
シミがついていないかな?虫食いがないかな?など細かくチェックしましょう。
もしシミがついていた場合……クリーニングに出してでもまだ着たい洋服でしょうか?
虫食いがあった場合……リフォーム屋さんに出して直してもらってでも着たい洋服でしょうか?
洋服がたくさんあって困っているのであれば、厳しい目でチェックしてみましょう。
【洋服を手放すSTEP2】組み合わせを考えてみる
2つ目は、服の組み合わせを考えてみることです。
例えば、お気に入りのスカートを1枚用意します。
そして、そのスカートのコーディネートを考えてみましょう。
トップスを考えるだけでなく、どの靴が合うか、どのアクセサリーを合わせるか、時計は?メガネは?とトータルで考えます。
頭の中で考えるだけよりも、是非実際に着てみてください!
鏡の前に立って、全身をチェックして、スタイリストになった気分で、楽しみながら洋服を合わせてみましょう。
手放すばかりでは楽しくないので、「このコーディネートに○○があったら、もっと良くなるかも!」と思うモノがあれば、手帳やノートに書き残しておくといいですね。
そうすることでお買い物の失敗はうんと減るし、きっと役立ちますよ。
【洋服を手放すSTEP3】迷っている洋服を着て外へ出掛けてみる
最後に3つ目のステップです。
どうしようかな?と迷っている洋服を着て、外へ出掛けてみてください。
どんな気分になりましたか?
ワクワクしましたか?
誰かに会いたい!と思いましたか?
それともなんとなく誰にも会いたくないなと思いましたか?
自分の気持ちが上がったなら、2つ目の「組み合わせを考える」をしてみるといいですね。
それでも洋服を捨てられないあなたへ
以上3つの手放すステップを実践しても、どうしても洋服の数が減らない!という方にアドバイス。
その洋服で同窓会に行ける?
明日、大好きな俳優さんに会いに行くのに、どれを着る?
と自分自身に質問してみてください。
少し乱暴な質問かもしれませんが、オーガナイズ作業でこの質問をするとクライアントの大半がどんどんゴミ袋に洋服を詰めていくので、効果は保証します。
手元に残った洋服を収納するアイテム
洋服を厳選し終わったら、残ったものを元に戻します。
たたむ収納、吊るす収納、片付け方はいろいろありますが、オススメは吊るす収納です。
洗濯物を取り込んでクローゼットに片付けるのは、1日の中でも1番忙しい時間帯ですよね。
疲れもあるし、お子さんの食事やお風呂の準備、宿題のチェックなど夕方から夜にかけては、1分も無駄にはできない!そんなタイミングだと思います。
ベランダから洋服を取り込んで、ハンガーにサッと掛けるだけだと、たたむ時間よりもずっと早くお片付けが終わります。
わが家でクローゼット用ハンガーとして使っているのは「MAWA(マワ)ハンガー」。
滑らないことで有名なハンガーです。
見た目もシンプルで厚みがなく、スリムに収納することが可能です。
MAWA(マワ)ハンガーは、ストールやパンツ、ネクタイ用など、種類も豊富です。
大判のストールもこのようにキレイに保管できますよ。
MAWAハンガーに出合う前は、ストールやネクタイがいつの間にか床に落ちていた、ということがよくありましたが、MAWAハンガーを使うようになってからは、掛けたものが落ちるということがなくなりました。
モノの量に正解はないけど、洋服の整理で大切にしたいコト
ここ数年、断捨離やミニマリストの考え方が主流になっていますが、洋服を持たないことが正解ではありません。もちろんその逆も同じです。
誰とも比較せず、自分が管理・把握できる量を持つことが大切です。
洋服を減らすこと、モノを手放すことが暮らしのゴールになるのはもったいないことです。
片付けはあくまで通過点に過ぎません。
片付けのその先には、どんな暮らしが待っているでしょうか?
「どんな風に暮らしたいのか」や「どう変わりたいのか」をたくさんイメージして、空間も心もスッキリできるといいですね。