家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
手作り餃子は、白菜やキャベツ、ニラをみじん切りにする作業がとっても面倒ですよね。
でもフードプロセッサーを使うととても簡単! 洗いものも減るので家事の時短にもなります。
今回は調理師の免許をもつ満畑ペチカさんに、ジューシーに仕上がる餃子の作り方を教えていただきました。
手作り餃子をジューシーに作る極意
「土鍋のおいしさを再現した、電子レンジ炊飯器のベストバイ」でもご紹介した通り、白いごはんが大好きな私。そのお供として大好きなおかず第1位は、餃子です。
最近の冷凍餃子はおいしくなってきたとはいえ、タネの中身を変えたり、大きさを変えたりできる手作り餃子にこだわりたいもの。でも、野菜を細かく刻むのも面倒くさいし、刻んだ野菜がまな板のまわりに飛び散って掃除するのも面倒。このダブルに面倒くさい❝みじんぎり作業❞は「フードプロセッサーに任せれば、簡単ですよ」と調理師の満畑ペチカさん。
満畑ペチカ
調理師・ライター。つくること・食べることが大好きで調理師免許を取得。医療福祉施設での勤務経験あり。おいしいご飯のレシピや暮らしの便利なもの、日ごろの衛生管理について執筆中。
満畑ペチカさんによると、「餃子の肉ダネをこねる作業もフードプロセッサーを使えば、肉に手の熱が伝わらずジューシーに仕上がる」のだそうです。
確かに、手作り餃子ってちょっとパサついた印象でジューシーに仕上がりにくいと思ってました。ということで、今回はフードプロセッサーを使って野菜がたっぷり入った餃子の作り方を教わって、実際に作ってみました。
フードプロセッサーで!ヘルシーな野菜たっぷり手作り餃子
今回教えていただくのは、「ニラとキャベツをたっぷり入れたヘルシーな野菜餃子」。皮もこだわってグルテンフリーの米粉の皮を使用。でも、もちろん普通の餃子の皮を使ってもOKです。
野菜たっぷり餃子の材料(約25個分)
- 餃子の皮……25枚
- ミンチ……125g(合びき肉・豚ひき肉・鶏ひき肉など)
- おろしにんにく・おろししょうが……各小さじ1/2
- 塩コショウ……少々
- 酒・醤油・オイスターソース・ごま油……各大さじ1/2
- キャベツ……100g
- ニラ……50g
- 熱湯……100ml(焼きに使用)
- ごま油……適量(仕上げ)
ミンチは買ってきたものでもフードプロセッサーで自分で作ってもOK。
またキャベツは白菜で代用してもOKです。
野菜たっぷり餃子の作り方
私が今回使ったフードプロセッサーは「クイジナート」です。早速作っていきましょう。
1.ミンチをこねる
ミンチをフードプロセッサーにかけます。粒がなくなり、ねばりが出るまで練りましょう。
<ペチカのコツ>
フードプロセッサーの機種によってはモーターに負荷がかかってしまうので注意しながら行いましょう。
2. 調味料を加える
ねばりが出たミンチに「おろしにんにく・しょうが→塩コショウ→酒→しょうゆ→オイスターソース→ごま油」の順で調味料を加えます。
<ペチカのコツ>
それぞれの1つずつ調理料を加えるごとにフードプロセッサーにかけます。
3.野菜を入れる
キャベツは一口大、ニラは5cm幅程度にカットし、フードプロセッサーにかけます。
<ペチカのコツ>
フードプロセッサーは、一度に入れる量が多いほど細かく仕上がります。また、量が多すぎると均一に刻めない原因にもなるので注意。好みの仕上がりになるように、一度に入れる量を調整してください。
4.ミンチと野菜をまぜてなじませる
肉と野菜を同じボウルに入れ、なじむ程度に混ぜ合わせます。
<ペチカのコツ>
全体になじめばよいので、こねる必要はありません。
5.皮で包む
餃子の皮にタネを包みます。皮の大きさや厚さはお好みのものを選んでOK!
<ペチカのコツ>
皮にタネを平たくのせると、たっぷり包みやすくなりますよ。
6.フライパンで焼く
餃子をフライパンに円形になるよう並べます。もちろん縦に列になるよう並べてもOKです。
<ペチカのコツ>
底をカリッと焼き上げるために、軽く押し付けながら並べてください。
7.熱湯を加えてフタをする
中火にかけ、フライパンからかすかにチリチリと音がしてきたら、熱湯を加えてフタをします。
<ペチカのコツ>
火加減は中弱火に落としましょう。
目安は100mlですが、鍋底から2~3mmひたる程度に調整してください。
8.仕上げる
中弱火にしてから4分後、フタを外します。お湯が残っているようなら、火を強めて水分を飛ばしてください。
<ペチカのコツ>
水分が飛んでパチパチ音がし始めたら、ごま油をフライパンのフチから回しかけます。
1~2分焼き、こんがりした焼き色が付いたら完成です!
作ってみた感想は?
思ったより簡単でした。あと野菜がいっぱいで思ったよりタネが緑色でびっくり。でもその分ヘルシー。「水分が飛んでパチパチ音がし始めたら、ごま油をフライパンのフチから回しかける」というので、しっかり焼き色が付きますので、この工程は必須です。
また手作り餃子って皮が破れがちですよね。そんなときは焦げ付かないフライパンを使うと◎です。
餃子はフードプロセッサーでまとめて作って正解!
フードプロセッサーで一度に食べきれないほど大量の餃子をまとめて作った場合は、焼かずに生の状態で冷凍保存するとよいとのことです!
▲撮影:満畑ペチカ
ペチカさんによると「金属トレーに少し間隔をあけて並べ、冷凍庫で急速冷凍します。
凍ったあとは、保存袋などに入れて保存してください」とのこと。
また、冷凍した餃子を焼くときは「蒸し焼きの時間を長めに! 目安は8~10分」だそう。
米粉で作ったり野菜をたっぷり入れることで、罪悪感もなし。実際フードプロセッサーで作ってみたところ、思ったより簡単だったので手作り餃子へのハードルも下がりました。
みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね。