2児の母とライターを兼任する30代主婦。ワーキングマザーとして生活を便利にする裏技や、あると助かる雑貨・贈って喜ばれるギフト商材の記事執筆などを中心に活動中。さまざまな生活アイテムに関するメリット・デメリットを分かりやすくご紹介しています。
お部屋の暑さ対策になる「遮熱シート」をご存じですか?
遮熱シートは窓に貼るだけで室内の温度を下げるだけでなく、エアコンの冷房効率も改善することで節電にもなる便利なアイテムです。
こちらの記事では、そんな遮熱シートを初めて使う方のために、窓ガラスにキレイに貼るための貼り方をご紹介します。
遮断シートの2つの貼り方タイプ。どう選べばいい?
遮熱シートには、「水で貼るタイプ」と「シールで貼るタイプ」があります。遮熱シートを貼る前に、お手持ちの遮熱シートがどのタイプかを確認しましょう。
窓にあとを残したくない人には…水で貼るタイプ
うまく貼る自信がない方、賃貸住宅にお住まいで窓にあとあとを残したくない方は、「水で貼るタイプ」がおすすめです。
霧吹きなどで水を窓にスプレーして、その上にシートを貼ります。水しか使わないので、痕が残りにくいという特徴があります。
手軽に貼りたい人には…シールタイプ
小さめの窓に手軽に貼るならシールタイプがおすすめ。
カッターを使えば、貼ったあとでも窓枠に合わせてカットできるので便利です。
一方、大きめの窓に貼るには、失敗したときにリカバリーできないので不向き。
慣れていないと空気が入ってしまったり、斜めに歪んでしまったりすることもあるので注意してください。
「水で貼るタイプ」の遮熱シートの貼り方
最近の主流は、失敗しても納得がいくまで貼り直すことができる水で貼るタイプ。
今回は水で貼るタイプの遮熱シートの貼り方を写真付きでご紹介します。
遮熱シートを貼るときに必要な道具はこちら。
- 雑巾
- マーカー
- 定規
- ハサミもしくはカッター
- 水が入った霧吹き
手順1.窓ガラスの表面を掃除する
室内の窓ガラスの表面は、ホコリや水分、手のひらの油などで見た目より汚れています。
これらが付着していると遮熱シートをうまく貼れないので、あらかじめ雑巾などの布でキレイに拭き取っておきます。
手順2.遮熱シートをカットする
貼りたい窓に合わせてサイズを測り、遮熱シートに油性マーカーなどで印を付けます。
その印に合わせて、ハサミで遮熱シートを好みのサイズにカットしていきます。
手順3.窓ガラスの表面に水をたっぷり吹きかける
貼りたい窓ガラスの表面に霧吹きなどを使って水を吹き付けます。
手順4.遮熱シートの保護シールをはがす
遮熱シートの保護シールをはがし、窓ガラスに貼り付ける面を確認します。
間違った面を貼り付けても意味がありませんので、必ずどちらの面なのかを確認をしましょう。
手順5.遮熱シートを窓ガラスの表面に貼りつける
窓ガラスの上部に遮熱シートの角を合わせて、空気が入らないように手のひらで軽く押し当てて貼り付けていきます。
水をつければ何度でも貼り直しがきくので、焦らず丁寧に行ってくださいね。
また、粘着力が足りない部分は、さらに水を吹き付けることでしっかりとくっつきます。
貼った直後は、ガラス面の水がまだら模様のように見えますが、乾けば気にならなくなるので安心してください。
手順6.水が乾くまで放置する
必要な部分に貼り付けたら、後は完全に水が乾いて密着するまで放置します。
万が一はがれてしまっても、水を付けてもう一度貼り直せばOKです。
1人でも十分貼れましたが、2人で協力して貼るともっと楽にキレイに仕上がるかな、と感じました。
遮熱シートをキレイに貼るコツ
遮熱シートをキレイに貼るコツは、主に2つ。
1つ目のコツは、先にしっかりとサイズを測って、遮熱シートをキレイにカットしておくこと。
窓に直接遮熱シートを押し当て、カッターで不要な部分を切り取る方法もありますが、大きい窓だとカットしている最中にズレてしまうのでおすすめできません。
マーカーで印を付けるときも含め、遮熱シートを床に広げて作業するとやりやすいですよ。
少し手間に感じるかもしれませんが、サイズをぴったりにすることで仕上がりに違いが出てきますのでここはがんばりましょう。
2つ目のコツは、遮熱シートを貼る前、窓に水を「たっぷり」吹き付けること。
窓ガラスの表面から水が垂れるくらい、しっかりと吹き付けてくださいね。
また、貼っていくときは空気が入らないように、手の平を内側から外側へ滑らせるのがポイント。
遮熱シートは水で滑らせながら貼る場所を調整できるので、少々のズレは貼りながらリカバリーすることができます。
遮熱シートを貼るときの注意点
遮熱シートを貼る前に、遮熱シートが貼ろうとしている窓に対応しているかを必ず確認するようにしましょう。
ワイヤー(網)が入った凹凸ガラスや2重ガラス、すりガラスなどの特殊なタイプの窓には、遮熱シートを貼ってはいけない場合が多いです。
誤って貼ってしまうと、遮熱シート特有の熱を吸収する機能で、窓ガラスが蓄熱し膨張することによって、ヒビ割れが起こる可能性があり危険です。
遮熱シートをはがすときは?
遮熱シートの商品パッケージにも書かれていますが、遮熱シートをいつまでも窓に貼りっぱなしにするのはNG。遮熱シートが必要ではないシーズンははがしておくことが推奨されています。
水で貼るタイプの場合、保護フィルムをきちんと保管しておけば、はがした遮熱シートにもう一度保護フィルムをはることで、次のシーズンに再使用することができます。
はがすときは端から慎重にめくっていき、シートの貼る面についた汚れを水でしっかり落とします。乾いたらシートの貼る面を傷つけないように気を付けながら、保護フィルムに貼って保管しましょう。
もしシートの表面が汚れていたら、食器用洗剤などの中性洗剤を含ませたやわらかい布で拭き取ってください。
はがしにくいシールタイプの遮熱シートはどうしたらいい?
シールタイプの遮熱シートは、長い間放置してしまうとはがすときに接着剤が窓に残ってしまい、うまくはがせないなんてことも。
その際はドライヤーやお湯を含ませた布を使って窓を温めると、接着剤がはがれやすくなります。
遮熱シートを貼って簡単に暑さ対策を
窓に貼るだけで手軽に室内の暑さ対策ができ、エアコンの電気代の節約にもなる遮熱シート。
今まで使ったことがなかった、という人も、ぜひ試してみてください!
暑い夏を乗り切るアイテムをお探しの方は、こちらの「夏を快適にすごすアイテムセレクション」もぜひご覧ください。