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おいしいご飯を炊くための第一歩は、お米を研ぐこと。お米を研ぐときは冷たい水を使うので、冬場は少しつらいことも……。そんなときは米研ぎ専用の「米研ぎグッズ」を使ってみては?
米研ぎグッズにはいろんなタイプがあるので、編集部が実際に使ってみました。
種類が豊富な米研ぎグッズ。代表的なものを集めてみた
「米研ぎグッズ」とひと言にいっても、いろんな見た目のものがあります。米研ぎボウルのように手を濡らす必要のあるものを除き、種類を分けるとするなら、
- 「米研ぎ棒」と呼ばれるタイプ
- 「米研ぎ容器」と呼ばれるタイプ
この2種類に分けることができます。
今回はこの2種類の米研ぎグッズを実際に使ってみて、使い心地を比べてみたいと思います。
棒が手の代わりに!かき混ぜて米を研ぐ「米研ぎ棒」
まずはこちらの「米研ぎ棒」と呼ばれるタイプ。使い方も簡単で、お米をクルクルとかき混ぜるだけ。棒が手の代わりになって研いでくれるんです。これなら手は濡れないし、かき混ぜるだけでお米が研げるならとても簡単ですね。
この米研ぎ棒、泡だて器を連想させますが、よく見てみると網目が菱形になっており、泡だて器とは全然違いました。
網目を菱形にすることで、かき混ぜたときに水の流れが不規則な乱流になり、手で研いでいるときと同じような状態になるんだとか。
米研ぎ棒にはこちらの「米研ぎ名人」というアイテムのように、少し複雑な形をしたものもあります。
この2種類のブラシは、お米を攪拌(かくはん)するためのものと押し洗いするためのもの。かき回しながら押し洗いして、ダブルの動きで素早くお米を研ぐことができます。お米は吸水が速いので、米研ぎはスピードが決め手。素早く研がないと、どんどん糠(ぬか)や汚れを吸収してしまいます。手で研ぐよりもスピーディーに米研ぎができれば、よりおいしいご飯を炊くことができそうですね。
お米は意外にも少し力を込めるだけで割れたり欠けたりします。そのため、スピードだけを意識して力強くかき混ぜるのはNG。「米研ぎ名人」のブラシの素材はやわらかいシリコン製。研いだときにお米が割れたりしないよう配慮されています。
100均でもこのような形の米研ぎ棒を発見しました。
実はこれ、持ち手部分が計量カップになっていて、0.5合のお米を計量できるようになっています。
サイズも小ぶりで場所をとらないので、一人暮らしの方や、少人数の家庭には便利ですね。
3種類の「米研ぎ棒」と呼ばれる米研ぎグッズ。どれもこのように自立可能でした。形も大きさも様々ですが、手を濡らさずラクにお米が研げるように考えられていることが分かりました。
水切りもできる!シャカシャカ振ってお米を研ぐ「米研ぎ容器」
米研ぎグッズの中には、容器にお米を入れて容器をまるごと使ってお米を研ぐ「米研ぎ容器」と呼ばれるユニークなものも。
こちらは、容器をシャカシャカ振ることでお米研ぎができる「米とぎシェーカー」。愛用しているスタッフに聞いたところ、「片手で振ると結構重くてちょっとしたトレーニングになるよ」とのこと。
米研ぎ容器は、お米を研ぐだけでなく、水切りも簡単にできるというのが特徴です。
この米とぎシェーカーには水を通す穴が開いていて、お米が流れ出ないようになっています。確かに、お米を研いでいる間に米粒が水と一緒に流れてしまうことってありますよね。
手が濡れないことに加えて、水切りが簡単にできるなんて、お米研ぎの負担が一段と軽くなりそうです。
米研ぎ容器には、米とぎ侍というユニークな形のものも。水を入れたボウルに米とぎ侍をちゃぽん。ちょんまげをもって、左右にクルクル回してお米を研ぎます。
侍の胴体部分には細長い穴が開いていて、ざるのようになっています。ボールから米とぎ侍を持ち上げれば、水切りができるということですね。
こちらは水道の力に任せるだけの対流式米研ぎ器で、その名も「速洗力(そくせんりょく)」。
水道の蛇口から、勢い良く水が流れ落ちることによって、容器の中で対流が起こり、米がくるくる回転してお米を研ぐことができるという仕組みになっています。
フタの丸い網目のところが、水道の蛇口をあてるところ。細長い穴からはとぎ汁がどんどん流れ出て、常にきれいな水でお米を研ぐことができます。
米研ぎグッズを活用して調理の時短を!
米研ぎグッズを使って手を濡らすことなくお米が研げたら、サッと違う作業に取りかかることができます。それだけで家事全体の時短につながりますよね。
ご飯を毎日炊いている人にとって、「お米を研ぐ」という行為は毎日発生するもの。
家事の時短とおいしいご飯のために、米研ぎグッズを取り入れてみてはいかがでしょうか。
おいしいごはんを味わうためのアイテムは、こちらでも多数紹介しています。ぜひご覧ください。