暑くなると出番が増える水筒。
最近は、普段からマイボトルを持ち歩くという人も増えましたね。
水筒は高さがあってかさばるし、サイズ違いで家族が複数持つとなると、数も多くなるので管理が面倒です。
使わない時に場所を取るだけでなく、洗った後にいつまでも乾かないのももどかしいですよね。
今回は水筒をなるべく早く乾かすコツや便利グッズ、水筒の収納方法や保管アイデアについて、詳しくご紹介します。
目次
水筒の数と収納場所&収納方法【4人家族の場合】
我が家は家族4人で、水筒は全部で7本。
全員分の水筒をこうやって並べてると、何だか家族の集合写真みたい。笑
350ml→夫と私
140ml→私
出かける時には外で飲み物は買わず、基本的に水筒を持参するので家族の使用頻度は全員高め。
寝る時も、水分補給のために水を入れた水筒を枕元に置いています。
こういった使用状況なので、水筒を使わない日はほとんどありません。
キッチンにはほぼ毎日、夜に水筒を洗ってから朝までの間、乾かすために逆さまもした状態の水筒が数本置いてあります。
完全に水筒を乾燥させるために「珪藻土スティック」を使用
普通に逆さにして一晩置いているだけだと、翌朝見たときに水筒の内側に水滴が残っていることも、しばしば。
完全に乾くまでずっと日中もキッチンに置いてあると邪魔なので、食器棚へ移動させます。
でも水筒の内側に水滴がついた状態で、そのまま食器棚に入れるだけだと不衛生ですよね。
そこで我が家では、こんなふうにスティック状の珪藻土を水筒の中に入れて乾かしながら食器棚に収納しています。
無印良品の「ステンレスひっかけるワイヤークリップ」に100円ショップで購入した珪藻土スティックをはさみ、水筒の口にひっかけています。
クリップに挟むことで取り出しやすくなるし、珪藻土を水筒に直接入れることには少し抵抗があるので、この方法をとっています。
こんなふうに水筒の中に珪藻土スティックを入れることで、水筒の内側がきちんと乾きます。
ただ、気になることがありました。
珪藻土スティックの一部が水筒の内側に直接当たってしまうため、水筒に傷がついたり、珪藻土が割れたりすることがあるという点です。
ご覧のとおり、スティックの角が少し欠けてしまっています。
【試用レポート】エコカラットの「ボトル乾燥スティック」
このまま珪藻土スティックを使うか迷っていたところ、ちょうどエコカラットの「ボトル乾燥スティック」というアイテムを試す機会をいただいたので、実際に使ってみた感想をレポートします。
見た目は珪藻土そっくり?でも実はエコカラットは全く別の素材
まず、私は大きな勘違いをしていました。
この「エコカラット」の素材。ネットなどでもエコカラットの「ボトル乾燥スティック」を見かけたことはありましたが「珪藻土スティックの大きいサイズのもの」だと思っていたのです。
通販サイトなどの商品説明ページなども、きちんと読んだことがありませんでした。
珪藻土よりも優れた乾燥力を持つエコカラット
気になる材質ですが、珪藻土ではなく調湿壁材として用いられることの多い多孔質セラミックスでした。
ECOCARATは、LIXILが開発した「多孔質セラミックス」。
珪藻土の約5倍の吸・放湿量、同等以上の吸水スピードがあります。
パッケージの説明によると、エコカラットはLIXIL(リクシル)1(※株式会社LIXIL(リクシル、英: LIXIL Corporation)は建築材料・住宅設備機器業界最大手の企業の名称です。)で開発された建材で「珪藻土ではない」のですね。
私と同じような勘違いをしている方も、意外と多いのではないでしょうか?
LIXIL(リクシル)といえば、建築材料でも有名な会社。そういえば「エコカラット」という名称は、家探しの時に玄関などの壁素材として使われているのを目にしたことがあります。
壁などの建材としてだけでなく、エコカラットは最近では生活雑貨やキッチン雑貨にも用いられているのですね。
エコカラットが珪藻土ではなく「多孔質セラミックス」という固い材質でできていることがわかりました。でも珪藻土と同様に、落としたり強くぶつけたりという衝撃には弱いようです。
「エコカラット」について詳しく見る
珪藻土よりすごい?LIXILとマーナのコラボアイテム「エコカラット」の秘密を徹底解説
この「ボトル乾燥スティック」は、外側がシリコーンゴムでおおわれているため、衝撃を受けにくい作りになっています。これなら水筒の内側にあたっても、傷がつきにくそうですね。
また、洗う時などにはシリコーンゴムを外すことも出来るため、衛生面でも安心です。
気になるエコカラット「ボトル乾燥スティック」の対応サイズは?
「ボトル乾燥スティック」のサイズは、約幅27×高さ226×厚み11mm。
クリップに挟めるくらい小さな100均の「珪藻土スティック」と違い、エコカラットの「ボトル乾燥スティック」は結構長さがありますよね。
実際にどんなサイズの水筒に使えるのかを確認するため、我が家にある色々なサイズの水筒に入れてみました。
エコカラットの乾燥スティックの対応サイズと実際のサイズ感
500mlの水筒に入れると、高さがちょうど。ボトル乾燥スティックの持ち手部分のみが上に出る状態です。
1Lサイズの水筒に入れた場合は、持ち手の部分まですっぽりと入ります。

140mlの水筒の口径はかなり小さいですが、こちらも問題なく入れることができました。
ボトル乾燥スティックのパッケージには、「口径28mm以上のボトルに使用可能」と書かれています。
エコカラットを使った場合の水筒の乾燥時間
一番気になるポイントは、水筒が乾く時間をいかに短くしてくれるか。
エコカラットのボトル乾燥スティックを使うと、一体どれくらいの時間で水筒が乾くのか、実際に計ってみたいと思います。
パッケージの絵を見ると、3時間で乾きそうなイメージ。
というわけで。
エコカラットを入れて3時間後、乾き具合を見てみました。


3時間が経過しても、まだまだ水滴が残っています。エコカラットの方がずっと早く乾きました。
エコカラットの「ボトル乾燥スティック」を使うと、洗ってすぐ収納できる
今は水筒を洗ったら一度逆さに振って水を切り、周りだけ拭いたらすぐにボトル乾燥スティックを入れて食器棚に置いています。
このスティックのおかげで、キッチンで一晩乾燥させる必要がなくなりました。
グラススタンドや水切りラックのように水筒を逆さにして干すタイプのアイテムもよく見かけますが、エコカラットの「ボトル乾燥スティック」で乾かした方が場所を取りません。
スティックを使わないときは、食器棚の横の壁にフックを貼って吊るしています。
食器棚の壁に跡が残らないように、メンディングテープを貼ってから家にあったフックを貼りつけました。
水筒を棚に収納する際は、中に飲み物を入れる時にフタを外すことになるので、使う時まではつけずに横に置いたボックスにフタを入れて収納しています。
エコカラットは水筒以外の乾燥にも使える
エコカラットの「ボトル乾燥スティック」は結構長さがあるので、水筒以外のアイテムにも使えます。
例えば、乾かしにくいケトル、保温ポット、麦茶ポットなどにも活用できますね。
意外と便利な使い方がこちら。
調味料を詰め替えるとき、容器を洗ってからなかなか乾かなくて困ることがあります。
このスパイスボトルはエコカラットのボトルスティックを入れたら、一時間もかからずに乾きました。
スティックが数本あると、色々なものに使えて何かと便利そうです。
エコカラットの気になる点
とても吸水力に優れていて、水筒の乾燥に便利なエコカラットのボトル乾燥スティックですが、実際使ってみてちょっと気になる点もあります。
細長く衝撃に弱い素材のため、折れそうで心配
こう細長い形状だと固いとは言え衝撃に弱い素材なので、何かの拍子に折れたり割れたりしないかヒヤヒヤしています。
落としたりぶつけたりしなければ、簡単に割れないとは思いますが丁寧に扱ったほうが良さそうです。
シリコーンゴム(パッキン)部分が乾きにくい
シリコーンゴム(パッキン)に触れている部分が、乾いていないことがあります。
シリコーンゴムの下部分には小さな穴が開いているのですが、それでも水が残ることがあるため、途中で気が付いた時には当たる位置を少し動かしています。
水筒を洗う時は柄つきスポンジが便利
毎日水筒を使うとなると、乾燥させたり収納したりということだけでなく、洗うという手間も発生しますよね。
ここでは、水筒を洗う時に便利なスポンジについて、少しご紹介します。
我が家では水筒を洗う際に、無印良品の「柄つきスポンジ」を使っています。
この柄つきスポンジには、もともと白いスポンジがついていましたが、使っているうちに黄ばんだので処分しました。
現在は食器洗い用に使っていた古いスポンジの角を少しカットしたものを挟んでいます。
食器用洗剤を使って中をしっかり洗えば、清潔だし水切れも良くなります。
このブラシは柄が27.5cmと長いので、高さのある水筒も底までしっかりと洗うことができますよ。
梅雨など湿気が気になる時期に大活躍
梅雨時になるとじめじめして乾きにくいし、水筒がいつまでも濡れた状態なのは雑菌が繁殖しそうで心配ですよね。
エコカラットのように、短時間で乾かしてくれるアイテムがあれば衛生的で安心感があります。
エコカラットの色は白の他に、ピンクとブルーがあります。
どれも淡くて優しい色合いでおすすめですよ。
水筒を洗った後の置き場所や乾かし方に悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。
▼今回ご紹介したアイテムはこちら

