料理中に出てくる生ゴミをまとめ、シンクを衛生的に保つ三角コーナー。
最近は「シンクが狭くなる」「お手入れが面倒」などの理由で、シンク内に三角コーナーを”あえて置かない派”も増えています。
でも、調理中のゴミはどこに捨てるの?とか、使い捨てタイプはコスパが悪そうと、気になっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、新たに三角コーナーの購入を考えている人や三角コーナーに代わるモノを探している人に向けて、三角コーナーのタイプや素材別の特徴や、シンク内に三角コーナーを置かずに済む便利グッズをご紹介します。
目次
置きたい派に!三角コーナーのおすすめは3タイプ
シンク内に三角コーナーを常設しておきたい人に、おすすめする3つのタイプを見ていきましょう。
【1】安定感があり捨てやすい「置き型タイプ」
誰もが一度は目にしたことのある昔ながらのスタンダードな置き型タイプ。
安定感に優れているため、「両手がふさがっていてもゴミを捨てやすい」「水切りネットを使わなくても済む」などのメリットがあります。
素材の主流はステンレスや銅の金属類やプラスチック。特に底面にゴム足がついているタイプなら、シンクに傷がつく心配がありません。
ゴミが触れる面が多いのでこまめなお手入れが必要ですが、三角コーナーをシンク内に常に置いておきたい人や水切りネットのランニングコストをおさえたい人に向いています。
【2】臭いをガードする「蓋付きタイプ」
蓋がついている三角コーナーは、生ゴミの臭いが気になる人や、キッチンの見た目をスッキリさせたい人におすすめ。
腐敗臭に集まってくる、夏に湧きやすいウジ虫やコバエ対策にも役立ちます。
また、少人数や1人暮らしなどで1回に出るゴミの容量が少なく、都度ゴミを捨てたくない人にもおすすめです。
【3】お手入れしやすい!底がつかない「吸盤タイプ」
吸盤の力でシンクに装着、水切りネットやポリ袋を取り付けて使うタイプです。
シンクに底面がつかないので、三角コーナー特有のヌメリの心配がありません。
簡単な構造なのでお手入れも楽。置き型タイプのように常設してもかまいませんし、使わない時やシンクのお手入れ時は、外してしまっておくこともできます。
使いやすいのはどれ?素材別の特徴とお手入れのポイント
三角コーナーは形だけでなく、素材も豊富。
選ぶ素材によって特徴やお手入れ方法が異なります。
ステンレス
置き型タイプに多いステンレス製は、丈夫で長持ちしやすいのが特徴です。
他の素材に比べて少々お値段が張るものもありますが、その分長く使えるので買い換えの頻度は少なくて済みます。
衛生面を重視するなら抗菌仕様を選びましょう。
しっかりした洗浄をするなら、塩素系漂白剤の使用がヌメリやカビに効果的です。
銅
「10円玉を排水溝に入れておくとヌメリが取れる」という便利技があるように、銅の抗菌作用はヌメリの原因となる緑のう菌の軽減やO-157にも効果があるといわれています。
銅製の三角コーナーは銅特有の色合いと光沢が魅力ですが、洗剤に含まれている酸などによって次第に黒ずむことも。
シリコン・プラスチック
シリコン製やプラスチック製の三角コーナーは、軽くて安価なのが特徴です。
金属製品に比べカラフルな色合いやオシャレな形が豊富なので、キッチンを華やかにしたい人におすすめです。
デメリットは汚れや臭いがつきやすいこと。
加えて軽量で安定性に少々欠けるため、水流や作業中の手などが当たって動くデメリットがあります。
三角コーナーを置くメリット・デメリットとは?
三角コーナーにいろいろな形や素材があるのは理解したものの「シンク内に置かなくても済むのでは?」と感じる人もいるかもしれません。
ここで一度、三角コーナーを置くメリットとデメリットを確認してみましょう。
三角コーナーをシンクに常設するメリットには次のような理由が挙げられます。
- ゴミを捨てやすい
- しっかり水気が切れる
- ランニングコストが低め
また、しっかり水切りができるのも重要ポイント。
水分を含んだまま生ゴミをゴミ箱に捨てると悪臭や虫の発生につながります。
さらに、金属製などの丈夫な三角コーナーを使えば頻繁に買い替える必要がなくなり経済的です。
- 毎日の洗浄が必要
- シンクが狭くなる
- 放置しておくとヌメリなどの汚れや臭い、虫が出ることも
キッチンを使えば使うほど三角コーナーの利用頻度もアップするため、こまめなお手入れが欠かせません。
また、気温の上昇する夏場などは、生ゴミを放置しておくとコバエが発生することも。
生ゴミもこまめに捨てることが必要です。
狭いシンクでは、食器洗いや掃除の際に三角コーナーの存在が邪魔に感じられることもあるでしょう。
おすすめの三角コーナーは?
三角コーナーにデメリットがあるのは事実ですが、生ゴミをすぐに捨てやすく、しっかり水気を切れるといったメリットがあることも確認しました。
続いては、三角コーナーのメリットやデメリットを踏まえ、おすすめの三角コーナーをいくつかご紹介します。
水気をしっかり切れる「生ゴミ水切り器」
こちらは生ゴミをギュッと挟み込んで、水気をしっかり切ることができます。
衛生的であるばかりでなく、約10%ゴミを減量化できるのがおすすめポイント。
使わない時は折り畳んでおけば場所をとらず、軽いプラスチック製なので屋外でも使いやすいです。
蓋付き&吸盤付きでシンクをスッキリ見せる「AQUA」
蓋も吸盤も付いているタイプは、臭いや汚れを軽減できるだけではなくシンクをスッキリ見せることができます。
吸盤だと重さで落ちてしまいそうで不安、という人には、こちらのように複数の吸盤でしっかり固定できるものがおすすめです。
吸盤位置の調整ができるカラフルカラーの「シンクトラッシュ」
三角コーナーは実は形状もいろいろ。
シンクによっては角ばっていない方が圧迫感がなくスッキリ見えることもあります。
こちらは丸い形が特徴的で、カラーも豊富でキッチンが華やかになります。
三角コーナーとして以外にも、水切りネットのストック入れちょっとした小物収納にも役立ちます。
三角コーナー“置かない派”におすすめの便利グッズ
「シンクが狭くて三角コーナーを置く場所がない」という自分ではどうしようもな理由で三角コーナーを置くことをあきらめている人も多いでしょう。
そんな人にぜひ知ってほしい「場所をとらない三角コーナー」をご紹介します。
ワンタッチで蓋ができる場所をとらない三角コーナー
ワンタッチで設置したゴミ袋の口が開閉できるゴミ袋ホルダーなら、三角コーナーのデメリットを3つ全て解消することができます。
ゴミが入っている時でも口を閉めておけば臭いやコバエ対策が可能。
シンクの側面に沿って付着するので、狭いシンクでも邪魔になりません。
三角コーナーを常設したくてもシンクが狭くて躊躇している人におすすめです。
水切れ抜群の円すい形
こちらの汚れに強いステンレス製の三角コーナーも、三角コーナーの3つのデメリットを解消できます。
シンクを占拠せず、広々使える円すい形が特徴的。
また、汚れに強いステンレス製なのでゴミをためても汚れが付きにくく、蓋付きなので臭い対策もできます。
「シンク内には何も置かず、スッキリさせておきたい」「お手入れの手間を省きたい」などの理由で三角コーナーを”あえて置かない派”の人もいるでしょう。
そんな人には、「シンクの外に置く三角コーナー」や「使い捨てタイプ」がおすすめです。
シンクに置かないホルダー式
こちらは同じゴミ袋ホルダーでも、シンクの中に置かなくても済むタイプ。
まな板のすぐ横に置いておくと、料理中のゴミを床などに落とさずに入れられるので便利です。
グラスやペットボトルなどを乾かすのに使うこともできます。
使わない時は畳んでコンパクトになるので、キッチンスペースが狭い人でも使いやすいです。
こちらは蓋付きタイプのゴミ袋ホルダー。
臭いが気になるという人、キッチンをスッキリ見せたい人にはこちらがおすすめです。
キッチン以外でも利用できる吊り下げ式
キッチンのキャビネットドアなどに引っかけて設置する吊り下げタイプです。
引っかけられる場所があれば、車内・寝室・洗面台などキッチン以外のゴミ箱としても使えうことが可能。
シンク内はもちろん、調理スペース全体を広く使いたい人に向いています。
また、引っかける場所がない時は、吸盤で貼り付けができるのもおすすめポイント。
しっかり水を切って捨てられる使い捨てタイプ
こちらの「しぼって・ポイ!」は、その名の通りシンク内で自立して、使い終わったらそのまま捨てる使い捨てタイプ。
三角コーナーの掃除が面倒という人、料理中以外はシンク内に何も置きたくない人に向いています。
さいごに
どのようなキッチンであれ、生ゴミを集めるスペースは衛生的かつスッキリとさせたいものですね。
「三角コーナーを置く派」の人も「あえて置かない派」の人も自身のライフスタイルに合わせたものを見つけて、今より快適なキッチンづくりを目指しましょう。

