都内の一戸建てに住む、整理収納アドバイザー主婦。もともと片付けと掃除が苦手で、開かずの間が3LDK中2部屋あったのですが、資格取得を機に、家中を片付けました。片付けが苦手な人の気持ちに立って、わかりやすいコラムを書くように心がけています。
整理収納アドバイザーのまいです。実は先月、新居に引っ越しをしました!
広くなったキッチンが特にお気に入りです。
以前のキッチンには食器棚を置いていましたが、新居ではカップボードとレンジ台を、キッチンとお揃いの造り付けにしてもらいました。
そこで今回は「レンジ周り」の収納の見直しについてご紹介していきます。
新キッチンでの動線や頻度から《モノの定位置》を見直してみる
こちらが造り付けにしてもらったカップボードとレンジ台。
これなら地震が来ても倒れる心配が無いし、家具の裏が汚れたりカビが生えたりする心配がありません。
引っ越し後、使う物をとりあえず置いてみたのですが、モノがきれいに置ききれず、上の方が大きく空いてデッドスペースになっていました。
レシピを入れているファイルボックスの上にコーヒーの粉を置いたり、ポットの後ろにお酒を置いていました。
使う頻度や動線的には他の場所には移したくないですが、この配置だと取りづらく、見た目もごちゃついています。
何日か使っているうちに、カップにコーヒーを注いだり、冷蔵庫から出したものを置いたりするような、ちょっとしたスペースも欲しいと思うようになりました。
デッドスペースをレンジラックと壁収納で解消!
というわけで、デッドスペースを活かすためにラックと棚を設置して整えました。
収納に使ったのは、山崎実業さんの「towerシリーズ」と、無印良品の「壁に付けられる家具」です。
伸縮タイプのラックで、使いやすく幅を調整
まず、こちらは山崎実業さんの「towerシリーズ」のレンジラックです。収納するものや置く場所によって幅が変えられるので、無駄なスペースを作らずにすっきりと使えます。
白と黒の2色があったのですが、こちらは気持ちが良いくらい真っ白。スチール製でしっかりした作りです。
組み立ては、私一人でできました。
作業がしやすい幅を考えてみる
せっかく伸縮タイプなので、台の端まで広げようかと思ったのですが、コーヒーを淹れる時の水ケースを出し入れしたり、ポットを置いたりするので、出来ればここは空けておきたい。
というわけで、ラックはレンジの幅と同じにしました。
お酒コーナーを試行錯誤
ラックの上にはレシピやお酒を配置。
……と思ったのですが、お酒のラベルがにぎやかなので、レシピのファイルボックス後ろに。
ラックの上は、欲しかった作業用の空きスペースを作ることができました。
ここでお酒を作ったり、レンジで温めるものにラップをかけたりちょっとした作業ができて便利です。
家での晩酌が大好きな夫婦なので、お酒コーナーが快適に使えるようになって嬉しいです。
好きな場所に収納をプラス。無印良品の壁収納
コーヒーメーカーの上が空いているので、無印良品の「壁に付けられる家具」を取りつけました。梁のない石膏ボードの壁につけることができて、穴も大きく空きません。
今回使用したのは44cmのものです。
説明書にガイドがついているので、取り付けたい場所に貼って金具を刺します。
そしてセット。
とても簡単に棚を作ることができます。
しっかりしていて、ぐらつくこともありません。
ここにはコーヒーの粉とフィルター、フェイクグリーンを置きました。
「詰め替え不要」タイプのキャニスター
生活感の出る使いかけのコーヒーはキャニスターに入れてすっきりさせました。詰め替えは面倒なので袋ごと入るサイズです。フタにパッキンがついているので袋は空けたままでも大丈夫。
これなら、見た目をスッキリしますね。
他にもレンジ周りで改善したポイントがいくつかあるのでご紹介します!
使い勝手重視!我が家の米びつと炊飯器周りの収納ポイント
米びつを置き場所に合わせて新調
以前使っていたものはこちらです。
引き出しに入れていたので今まで気にならなかったのですが、この水色のフタが浮いてしまいます。
こちらも山崎実業さんのtowerシリーズの中から、人気の米びつに変えてみました。
真っ白で清潔感があります。余計な凹凸もなくてシンプル。フタに透明感があり過ぎて、帰宅した夫が「フタが無いのかと思った!」と驚いていました(笑)
無洗米も計れる計量カップ付き。真ん中は溝になっていて計量カップがはまり、最後までお米がすくえるのが嬉しい。
我が家は無洗米なので、パカっと開けて隣の炊飯器に入れるだけ。
炊飯器周りは動線重視
米びつはシンク下や冷蔵庫の野菜室にも入る設計らしいですが、我が家の場合は取り出しやすさを優先。炊飯器の近くに置けば、時短になりますね。
また、ご飯は子供たちに自分でよそってもらいたいので、お茶碗を炊飯器の横の低い場所に置いています。ダイソーで購入した「立つしゃもじ」も近くに。
「食器だから食器棚」と決めるのではなく、使い勝手の良い場所に置くことが収納のポイントです。
100均の「L字プラグ」でコンセント周りの不満を解消!
コンセントのでっぱりが邪魔で、うまくモノが置けないことはありませんか?
100円ショップのダイソーで便利なものを見つけました。
このL字プラグは正面のコンセント穴を横に向けることができます。
炊飯器と電子レンジのコンセントに使いました。
※電子レンジは後ろの壁にピッタリおける製品です。これなら奥行きが活かせて、モノがあたるストレスもありません。家具などを置く場合にも便利に使えますね。
おわりに
いかがでしたか?
もう一度最後にbefore→afterを見てみましょう。
デッドスペースがなくなり、ちょっと物を置く「余白」が確保できたので使いやすくなりました。
置くものの色を絞ると、スッキリした見た目になりますね。
レンジラックや壁に付けられる家具は、ネジなどで穴を空けないので賃貸の住まいでも便利に使えます。レンジ周り収納に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。