ハウジーマガジンを運営するキッチン・雑貨の専門卸売り「クラスフィルグループ」で実験を担当するリケジョ。「何を買ったらいいの?」という悩みに応えるべく、商品を実験して徹底調査していきます!

シェイクするだけ!? 米とぎの常識を変える「米とぎシェーカー」を使ってみた
シャカシャカ振るだけでお米をとげるというのが「米とぎシェーカー」。でも、振るだけで研げるって、一体どういうこと……?
今回は、米とぎシェーカーを実際に使って、使い方や使い勝手をレポートしていきます。

手を濡らさずお米が研げる!?「米とぎシェーカー」
ネイルをしていると、お米を研ぐのがちょっと嫌……。シャカシャカとかき混ぜると、せっかくきれいに仕上げたネイルが台無しになりそうで、ためらってしまいます。
でも、お米を研がないとご飯は炊けない……。そんなジレンマを抱えた私に、バイヤーが「いいのがあるよ」と教えてくれたのが、「米とぎシェーカー」です。

米とぎシェーカー
こちらが、その「米とぎシェーカー」。高さ約30cm、幅は約10cmとスリムなデザインで、片手でも持てるサイズ感です。

上下にフタがついていて、本体部分は2つに分かれます。小さな部品はなく、筒とフタを組み合わせたようなシンプルな構造。
でも、これでどうやってお米を研ぐの? と不思議に思いながら説明書を読んでみてビックリ。なんと、お米と水を入れて“振る”だけで研げるそう。なるほど、だからシェーカーなのね!と納得。でも、あまりに斬新な研ぎ方で「本当にちゃんと研げるの?」と気になってしまいました。
そこで、実際に使ってみることにしました。
本当に研げる? 米とぎシェーカーを使ってみた!
まずはどんなふうに使うのか、実際に米とぎシェーカーで米を研いでみました。
この米とぎシェーカーの本体は、接合部をはさんで長い方が上、短い方が下になっています。上下をひっくり返しながら進めるのがポイントです。

1.米と水を入れる
まず、本体の上部分に米を入れ、満タンまで水を注ぎます。
本体には1~3合のメモリがあり、今回は2合のお米をセットしました。

2.約20回シェイクする
フタをしっかり閉め、シャカシャカと20回シェイクします。
この工程で、ぬかや汚れをサッとすすぐイメージです。

3.水を捨てる
下のフタを開け、本体を傾けて中の水を捨てます。

4.水を入れる
今度は、下本体から接合部のラインまで水を入れます。

5.約30回シェイクする
再びフタを閉め、上下に30回シェイク。
この工程で、しっかりお米の表面を磨いていきます。

6.水を捨てる
下のフタを開け、とぎ汁を捨てます。
研ぎ加減の好みに合わせて、4~6の手順を繰り返します。

7.米を移す
最後に、下本体から接合部のラインまで水を入れ、ゆっくりと上下をさかさまにします。
上フタを開け、お米と水を炊飯器の釜に移せば完了!
お米の後から水が流れてくるので、内側に付いた米をきれいに流しながら移せました。
最初は「本当に振るだけで研げるの?」と半信半疑でしたが、やってみると驚くほど簡単。手を濡らさずに、しっかりお米が研げました! 本体が透明で、水のにごり具合で研ぎ加減がすぐ分かるのもいいなと思いました。
ただ、このシェーカーでは、炊飯に必要な水の量を計れないのがちょっと残念。お米を移したあと、水の調整が必要なところは少し手間に感じました。
使ってみて分かった! 米とぎシェーカーのポイント
実際に使ってみて、気づいたポイントがいくつかあるのでご紹介します。
一切、手が水に触れずに研げる
米とぎグッズには、米をかき混ぜる棒状のタイプもありますが、お米を炊飯器に移すときなどに多少は手が濡れてしまうもの。
でも、この米とぎシェーカーを使って驚いたのは、最初から最後まで一切手が水に触れずに完了できたことです。お米を研いでも手が濡れないなんて感動的! 私のようにネイルを傷めたくない人だけでなく、以下のような人にも便利に使えそうです。
- 手にケガをしている人
- 手荒れが気になる人
- 冷たい水に触れたくない人
キレイなとぎ汁を活用できる
お米のとぎ汁は、料理に使えることは知っていましたが、今まで使ったことはありませんでした。というのも、手でかき混ぜると、とぎ汁が不衛生な気がして、料理に使うのにちょっと抵抗があったんです。
でも、米とぎシェーカーを使えば、とぎ汁がキレイなままで出てくるから、料理に安心して使えそう。ちなみに、お米のとぎ汁は以下のように活用できます。
- スープや煮物のだしに
- 大根の下ゆでに
- 野菜のアク抜きに
- 魚や肉の臭み取りに
料理以外にも、洗顔や髪のケア、掃除、植物の肥料など、使い道はたくさん! 使わないのがもったいないですね。
節水になる

米とぎシェーカーの接合部を見ると、こんなふうに、たくさんの穴が開いています。これにより、濁った水が素早くきっちり切れるんです。水を数回入れるだけで効率よく米が研げて、節水にもつながります。
節水できるのは、おいしいご飯にこだわっている人にもぴったり。お米は最初に注いだ水をよく吸うため、米とぎにはカルキ臭のする水よりも、浄水やミネラルウォーターを使うのがいいそう。こだわりの水を使っているなら、少ない量で済むことで家計の節約にもなりますね。
米研ぎがエンタメに
実際に米とぎシェーカーを使ってみて感じたのは、思ったよりも重いということ。お米と水を入れると、重さは1kg以上。シェイクするたびに腕に効いて、ちょっとしたエクササイズ気分に……。でも、見方を変えれば、米を研ぎながら筋トレにもなって、一石二鳥ですね!
それに、シャカシャカ振るのが大変そうに思うかもしれませんが、リズムを刻んだりすると、楽器みたいで意外に楽しい。子どものお手伝いにもピッタリですよ。
ちなみに、こんなスヌーピーデザインの米研ぎシェーカーも発見!

米研ぎシェーカー SNOOPY
かわいいデザインなら、キッチンに出しっぱなしでもインテリアのようになじみそう。面倒な米研ぎが、一気に楽しくなること間違いなし。
これまで苦痛に感じていた米とぎの作業を、楽しいエンタメに変えてくれる「米とぎシェーカー」。気になった人は、ぜひ使ってみてくださいね。

米とぎシェーカー
アイテムを見る公開日:2025年3月25日
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