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コスメを収納している洗面台の鏡の裏

朝メイクしやすい!コスメ収納の8つの極意【片付けのプロの収納術】

収納

毎日使うものだけど、細々としていて収納に困ってしまうのが「コスメ」。これまで、たくさんのおうちの収納アドバイスに関わらせていただきましたが、こうもベストな収納方法が多様化しているものって、他にないかもしれない!
そこで、明日からのメイク時間が少しでも快適に!時短になるように!私の事例で「コスメ収納の極意」をご紹介したいと思います。

子育てしながらでも、毎日を楽しく過ごしたい!今しかない時間を大事に暮らしたい!という想いから、忙しい毎日でもラクに片づく仕組み作りがモットー。 収め方だけではなく、配置や収納スペースの使い方による 日々の家事がラクになる片づけのポイントをお伝えします。

【コスメ収納の極意1】年齢に合わせて、メイクする場所を見直す!

いつまでも若くいたい!
きれいにしていたい!!

そんな切なる想いを込めて、女性はメイクをするわけですが(もちろん私も!!)年齢や状況に合わせて変えるべきは、「スキンケア」と「コスメ収納の場所」です。

その収納場所を考える前に、まずは状況に合わせて「メイクをする場所」を見直しましょう。

私の場合を振り返ってみても……
メイクをはじめた10代の頃。
社会人として仕事をしていた20代。
子育てに追われる30代。
年齢やその時の生活環境によって、メイクをする場所は変わっていました!

自分の部屋だったり、TVの前だったり、洗面台だったり……。子育て中なら、家事を回しながら自分の身支度も整えなければならなかったりします。自分にかける時間を短縮しないといけない状況の中で、メイクをする場所は変わって当然のことですね。

「メイクはココでするもの」という意識があって、メイクをする場所が変わっていない方もいらっしゃるとは思うのですが……。今の自分の暮らしの中で、どこでメイクをするのが一番ラクなのか、ちょっと考えてみてもいいかもしれません。

このライフスタイルにあった「見直し」は定期的にやった方が、快適になるはずです。

【コスメ収納の極意2】メイクをする場所の近くに収納する!

使いやすくて片付けやすい「ノンストレス収納」の基本は、使う場所に収納することです。毎日の暮らしの中でメイクをする場所が変わるってことは、収納する場所だってその時々に合わせて変えていくのが「正解」ってことなのです。

でも「一旦作った収納場所を変える」って結構大変。ひとつ場所を変えようと思ったら、あっちもこっちも移動しないといけなくなるし……と、なかなか取り掛かれない家事のひとつかもしれません。また、「全部入るかな」「どんな風に収納したらいいかな」など、いろんなことを一気に解決しようとするあまりあまり片付けが進まないというお悩みをよくうかがいます。

コスメ収納の極意「年齢に合わせてメイクする場所を見直す」

そんなときには、まず「どこに置いてあったら便利か」という場所だけを決めてみることをおすすめします。

メイクをする場所の近くに、収納スペースを作れそうな場所がないか探してみましょう。

ちなみに私の場合、基礎化粧品はお風呂あがりや洗顔後に使うので、洗面台収納に入れています。

【コスメ収納の極意3】「1軍」とそれ以外のコスメに分けて収納する

「メイクする場所」の近くに「収納する場所」がきまったら、次に「収納方法」を考えていきます。お化粧品はパーツごと、お悩みごとに様々なアイテムがあるし、女性にとって気分を上げてくれる魔法のアイテムだったりするから、持っている量は人それぞれ違いますよね。まずは、一般的な量から少し多めという人からみていきましょう。

メイクを収納の極意「カテゴリーで分ける」

まずはコスメを「分類する」作業からスタートすることをおすすめします! お手持ちのコスメの中には、さまざまな種類が混在していることが多いからです。

以下のように分けます。

  • 今ベビーローテーション中の1軍コスメ
  • 買い置き(ストック)
  • 2軍コスメ
  • 今はもう使っていないコスメ

分類作業が終わったら、「1軍コスメ」を中心に収納したい場所に入る分だけをまとめていきます。

例えば、わたしの場合。子どもが小さく目を離せなかったころは、ダイニングやリビングでメイクをしていました。コスメの収納場所は、リビング収納の中。そこに1軍アイテムを厳選したメイクポーチを置いていました。ちょっとおしゃれしてお出かけする時用のコスメは、別の場所(洗面化粧台)にて保管。ストックも洗面化粧台に入れていました。

使用頻度を考えてみると、意外と1軍でなくてもいいものがあるはず。「季節ごと」や「気分」「流行色」によって使用頻度は変わるでしょうから、分類する作業は、定期的に行うのがおすすめです! もう必要のないアイテムに気付くきっかけにもなっていいですよ。

【コスメ収納の極意4】コスメが多い人には、ワゴンを使う

メイクが好き、コスメが好きいった方は、おそらくメイクにかける時間もしっかりと確保されている方だと思うのですが、いかがでしょうか? ドレッサーでじっくりメイクされる方ならドレッサーに収納するのばよいのですが、コスメ好きの方には、ドレッサーだけでは少し終了量が足りないようにも思います。

そんな場合には、ワゴンを利用されてはいかがでしょうか。使いやすい場所にキャスターで移動もできるので便利です。

おすすめは、IKEAの「RÅSHULT(ロースフルト)」という3段のワゴンです。このワゴンをおすすめする理由は、テーブルの下にしまえるということです! 使い終わったらデスク下に入れ込んでしまえば、お部屋がすっきりしてGOODです。

1段目は使いやすいので、1軍のコスメを収納。2段目には2軍・3軍のアイテムを。3段目には、ストック品などを収納するスペースとして使うとよいのではないでしょうか?

<p><b>編集部おすすめワゴン</b><br />
こちらも高さ62.5cmでテーブル下にすっぽりはまります。色も写真のピンググレーのほか、ライトグレー・ブルーに合わせて白と黒がそろっています。</p>

「リセスタイルテーブル」ワゴンミニ

アイテムを見る

編集部おすすめワゴン
こちらも高さ62.5cmでテーブル下にすっぽりはまります。色も写真のピンググレーのほか、ライトグレー・ブルーに合わせて白と黒がそろっています。

<p><b>編集部おすすめワゴン</b><br />
こちらは天板が付いていて、ワゴン上でお化粧すうこともできます。写真の3段タイプと背の低い2段タイプがそろっています。</p>

「ROSSINI」サイドワゴン

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編集部おすすめワゴン
こちらは天板が付いていて、ワゴン上でお化粧すうこともできます。写真の3段タイプと背の低い2段タイプがそろっています。

【コスメ収納の極意5】細かすぎず、おおざっぱ過ぎない収納にする

毎日使うお化粧品は、お出かけ前のあわただしい時間に使うもの。いかにメイクタイムをストレスフリーにするかもしっかりと考えて収納しておきたいですよね。

収納ポイントは、

  • 「アレ使いたい!」と思ったアイテムをパッと手に取れる収納であること
  • さっと元の場所に戻すことができること

悩んだり、探したりする時間をつくらない収納方法にしておくことで、メイクの時間がスマートになります。そのため、できるだけシンプルに収納するのがおすすめです。

シンプルな収納の基本は「細かすぎず、おおざっぱ過ぎない」ということ。私の現在の収納方法を例に挙げながら、くわしく解説します。

コスメを収納している洗面台の鏡の裏

私はコスメを洗面台の鏡裏に収納しています。基礎化粧品は2段目、小さなアイテムが多いコスメは一番下段に置いて出し入れがしやすいようにしています。

「ここに入るだけ」が私の定量です。コスメはたくさんありすぎても使いきれないし、結局いつも同じものばかり使っているなと気付いてからは、たくさん持たなくなりました。

収納方法はいたってシンプル。100円ショップで購入した「アクリルの仕切りトレー」を洗面収納にセットするだけです。

コスメの収納に使っている100均のトレー

メーカーやコスメによってサイズに違いがあるため、あまり細かな仕切りがついた収納用品は選んでいません。アクリルのトレーは2分割になっているものを使用して、ざっくりと4つのカテゴリに分類しています。

  • ベースメイク(ファンデーションやコンシーラーなど)
  • スティック型のポイントメイク(スティック型の物、アイブロウペンシルやマスカラ、アイライナーなど)
  • パレット型ポイントメイク(アイシャドーやチークなど)
  • 2軍とストック

こんな風に、ざっくりとでも「枠ごとに収めるもののカテゴリー」を決めておくことが大事です!

【コスメ収納の極意6】収納方法に、理由付けをしておく

さらに、「どうしてコレがここなのか」という理由を明確にしておくと、片付いた状態をキープできます。

私の場合は、先ほどカテゴリーで分けた「①ベースメーク」「②スティック型ポイントメイク」「③パレット型ポイントメイク」「④2軍とストック」の順番、つまりメイクをしていく順番で並べています

コスメ収納の極意「収納方法に、理由付けをしておく」

右から順番に手に取ってメイクしていけばOKというように、配置には理由があります。なので、メイクアイテムを手に取りやすいし、同じ形状のものは同じ枠に入れているから戻すときにも迷わないんです。

ほんのちょっと収納に気を付けるだけで、メイクがスムーズに進みますよ。

【コスメ収納の極意7】収納用品に、ちょっとした工夫をする

コスメには長細いアイテムもあるので、収納用品は「深さ」を重視して選びますす。

私は100円ショップの「アクリルトレー」を利用しています。深さは5センチほど。これぐらいの深さがあれば、アイシャドーなどの小さなケースは出し入れしやすく、ちょうどサイズ感です。でも、アイブロウペンシルやベースカバーのチューブ状ケースなど高さのあるものには、ちょっと不向き。5センチほどの深さのトレーでは、斜めに倒れてしまうからです。かといって、もっと深いケースに入れてしまうと、棚の中で出し入れがしにくくなってしまいます。

ちょうどベストなサイズ感・深さの収納用品があればよいのですが、条件に合った収納用品を探すのはなかなか大変ですよね。

そこで、ちょっとした工夫でのりきれないか試行錯誤します。

コスメ収納の極意「収納用品に、ちょっとした工夫をする」

私は、スティック型のポイントメイクアイテムを収める枠の奥側に、メラミンスポンジをカットして入れています(写真左)。奥側だけ高さが出るので、出し入れするときに支障はないし、斜めに倒れてしまうこともなくなり使い勝手がよくなりました(写真右)。

コスメ収納の極意まとめ

コスメ収納の「正解」は、人それぞれによって違います。

メイクをするタイミング、メイクにかける時間によってオススメの収納場所が違うし、住宅の環境や使うメイクグッズの量、使い方によってオススメの収納方法も変わってくるんですよね。

だから、今回したコスメ収納の極意を基本に自分のライフスタイルに合わせてアレンジしてみてくださいね。

極意の中でも特に大事なのは

  • カテゴリーで分けること
  • メイクをする場所の近くに収納すること
  • シンプルに収納すること
  • 収納するときにルールを決めて、出し入れしやすくすること

また、収納用品は自分が好きなコスメのサイズをチェックしておくといいですね。

毎日のお化粧時間が快適になれば、お化粧の仕上がりもなんだかいい感じに!? これを機会に、ぜひコスメ収納の見直しにチャレンジされてみてはいかがでしょうか。

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