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熱中症対策に「氷のう」の冷たさをキープする裏ワザ

おでかけ

年々暑い日が多くなり、猛暑の日は日射病や熱中症、紫外線などの心配が尽きませんね。
そんな夏の猛暑日に持っていると安心なのが、「氷のう」です。

この記事では、熱中症の予防やいざという時の応急処置の仕方、氷のうを携帯するときに便利なグッズなどをご紹介します。

キッチン道具の担当者。元司書であることから、モノを買うときは納得するまで調べ尽くす性分。ハウジーではクラスコと一緒に100を超えるキッチン道具の比較や検証を実施。本当に気に入ったキッチン道具の紹介や「困った!」を解決する記事をお届けしていきます。

熱中症の対策に効果的に使いたい「冷却グッズ」

一般財団法人日本気象協会が推進するプロジェクト「熱中症ゼロへ」によると、日々の生活の中で暑さに対する工夫することが推進されています。

具体的には

  • 「気温と湿度を」いつも気にする
  • 「室内を」涼しくする
  • 「衣服を」工夫する
  • 「日ざしを」する
  • 「冷却グッズを」身につける

こちらでも紹介されているように、熱中症を予防するために冷却グッズは上手に使いたいですよね。

冷却グッズでも特に手軽でおすすめなのは「氷のう」です。
では、氷のうはどう使うのが正解なのでしょうか?

氷のうを使って効率よく身体を冷やすには?

氷のうや保冷剤で血管を冷やして体内を循環する血液の温度を下げることで、体温自体も下げることができます。
特に、太い血管の通っている部分……具体的には首筋(頚動脈が通っている首の横側)・脇の下・太ももの付け根の3か所を冷やすと効果的とされています。

冷のうや保冷剤がないときは?

手首を氷のうで冷やす

自動販売機やコンビニで売られている冷やした水のペットボトルなどでも代用ができます。もしビニール袋(コンビニのレジ袋でもOK)と氷が入手できる状況であれば、「即席氷のう」が簡単に作れます。

「即席氷のう」の作り方

1.ビニール袋に氷と少量の水をいれる。
2.患部に氷が当たる表面積を増やすため、氷を平たく並べる。
3.ビニール内の空気をしっかり抜く。
4. 袋の口をねじってから縛る。

けがをした時の応急処置などにも使えるので、覚えておくと便利なアイデアです。

発見!氷のうの冷たさをキープする裏技と便利グッズ

氷のうはとても便利な冷却グッズですが、すぐに中の氷が溶けてしまうのが残念なポイント。暑さ対策として使う場合や外出先などで使いたい場合は、少しでも長く冷たさを持続したいですよね。

長時間「氷のう」の冷たさをキープする裏技

そんなときは、氷のうの作り方を変えてみましょう。袋に水と氷を入れるのが通常の作り方ですが、袋に水を入れて丸ごと冷凍庫で凍らせてしまうという裏技も!
この裏技だと普通の作り方よりも隙間なく大きな氷が作られるため、長時間氷の状態が保たれます。乾いたタオルなどで包んで外気に触れさせないようにすると、より保冷効果が持続しますよ。

発見!長時間「氷のう」の冷たさをキープする便利グッズ

とはいえ、それでも暑い時期の炎天下だと1時間~1時間半ぐらいで溶けてしまいます……。

保冷バッグやクーラーボックスに入れて持ち運ぶという手段もありますが、結構重くてかさばりますよね。

何かよいアイテムはないかなあと思っていた時に見つけたのが、氷のうケースとしても使える「缶ホルダー」。これが、すごく便利なんです!

ピーコックの氷のうケース

そもそも「缶ホルダー」をご存知ないという方もいらっしゃるかもしれませんね。缶ホルダーは、冷やした缶入りのドリンクをそのまま入れるだけで、缶の冷たさを長時間キープしてくれるという優れもの。

ジュースやコーヒーはもちろん、ビールや酎ハイなども冷たく持ち運べるので、BBQなどをよくされるアウトドア好きの方にとっても欠かせない存在です。

缶ホルダーが冷たさをキープできるワケ

<p>缶ホルダー </p>

缶ホルダー

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冷たさをキープできる秘密は、保冷水筒やペットボトルクーラーを始めとする保冷グッズでおなじみの「断熱二重構造」。保温力や保冷力を高めるために、外部の熱や内側の熱が伝わらないように側面や底面の壁が二重になっています。

これによって長時間氷を溶かさずにキープできるのはもちろん、結露で周りがぬれてしまうという悩みからも解放してくれます。氷のうを使わないときは、普通に缶ホルダーとして冷た~い缶飲料の持ち運びはもちろん、冬にはホットの缶飲料の温かさもキープしてくれるので、すごく便利です。

熱中症を防ぐためには

氷のうは熱中症など万が一の時にも心強いアイテムですが、熱中症にならないように水分補給などにも気をつけたいところです。
特に夏は、のどのかわきを訴えなくても定期的に水分摂取や塩分などの電解質の補充も積極的にできるように心がけましょう。
まだまだ厳しい暑さが続きますが、こまめな水分補給と熱中対策グッズで元気に乗り切りたいですね。


参考資料

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212502_00001.html 検索日:2021/9/10

一般財団法人 日本気象協会が推進するプロジェクト「熱中症ゼロへ」検索日:2022/7/28

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