食器と雑貨が大好きな元ライフスタイル雑誌編集者。カオス状態の部屋をなんとかするべくミニマムに暮らすことを目指しています。雑誌編集者の経験を生かしたコーディネート記事やミニマムな暮らしに関する記事を配信中。
ヘルシーでおいしいとブームにもなっている蒸し活。しかも最近は、いろいろな蒸し調理アイテムが発売されています。
中でもSNSで注目を集めているのが「電気セイロ」。数年前から蒸し料理にハマっているnoemiueが、実際に電気セイロを使ってレビューします。
今、電気セイロが話題になっている理由って?
今、蒸し料理が話題になっています。実はゆでるよりも時短になるし、食材の栄養も逃がさず閉じ込めることができるんです。私も、数年前から蒸し料理の虜です。
蒸し料理のための調理器具は、鍋や網皿などいろいろあります。私も蒸すための調理器具をいくつか試してきましたが、一番のお気に入りがセイロです。
- そのままテーブルに出せる。特に中華料理はテンション上がる
- フタに布きんをかける必要がない
- 余分な水滴がでない
- 熱が伝わりやすくて、ちゃんと蒸せる。特に野菜がおいしく蒸し上がる
冬になると、1週間に1回以上は蒸し料理をしている私(なんなら鍋料理より多いかも)。でもそんな蒸し料理には1つだけ、難点があります。それはちょっと油断すると水が干上がって空炊きになってしまう危険性があること!ですから、調理中は目を離せず手間がかかってしまうんです。
そんな時、雑誌編集者の友人から「電気セイロがいい」と聞きました。電気セイロはインフルエンサーの間でも話題になっているアイテムです。気にはなっていたものの、すでに蒸し器具をたくさん持っている私。購入を迷っていました。そんな時、バイヤーからサンプルを借りられると聞いたので、使ってみることに。今回は、その実際の使用感を正直にレビューします。
エムケー精工「TEGARU=SEIRO(手軽せいろ)」とは
今回使う電気セイロがこちら。1945年創業の家庭用品・調理器具販売メーカー「エムケー精工」から発売されている「TEGARU=SEIRO」です。
直径は約25cm、高さは約27cmのコンパクト設計で、卓上にもすっきり置けます。
せいろ2個・フタ・延長輪・受け皿・蒸気筒・本体がセットになっています。順番にのせていくだけの構造で、簡単に使えそう。小さな部品がないのも、なくす心配や管理の面倒くささがなくていいですね。せいろやフタ、延長輪には天然の杉が使われていて、ほのかに木の香りも楽しめます。
電気セイロ「TEGARU=SEIRO」の使い方は?
一般的に蒸し器を使う時は、お湯を沸かしたりふきんをかけたりと面倒なイメージがありますが、電気セイロではどうでしょうか? 実際に使ってみます。
1.本体に蒸気筒をセットし水を入れます。
水を入れたら、その上に受け皿をセットします。
2.せいろにクッキングシートを敷きます。
クッキングシートはメニューによって、蒸気を通す穴をあける場合と開けない場合があるので、レシピブックで確認しましょう。
3.クッキングシートの上に食材をのせ、せいろを、本体にセットします。
高さのある食材には、延長輪を置いて高さを調整することができます。
4.最後にフタをのせ、タイマーを回して調理時間を設定すれば完了。
お湯を沸かす必要もなく、卓上で順番にのせていくだけで調理をスタートできました。タイマーをセットできるので、空焚きの心配がなく、ほったらかしで蒸せることに感動。水がなくならないかと心配でつきっきりだったこれまでの蒸し器に比べ、驚くほど簡単な使い方です。
冷凍しゅうまい、肉まんがおいしく仕上がる
使い方が分かったところで、次に気になるのが電気セイロで蒸した時の味や食感。そこで、同じ食材を用意し、電気セイロで蒸した時と電子レンジで加熱した時とどう違うのか、食べ比べてみることにしました。
用意したのは、飲茶の定番、冷凍しゅうまいと肉まん。私がいつも食べている、お気に入りのコンビです。
まずは、電気セイロに冷凍シュウマイと肉まんをセットします。2段になっていて、上下で一気に蒸せるのもポイント。
電子レンジには、残りの冷凍しゅうまいと肉まんを順番に入れて加熱します。
調理後の冷凍しゅうまいがこちら。見た目には、電気セイロのしゅうまいは皮がやわらかそうなのに対し、電子レンジのほうはちょっと硬そう。
実際に食べてみたところ、電気セイロのしゅうまいは皮も中身もふっくらと仕上がっていました。電子レンジのしゅうまいもおいしかったのですが、電気セイロに比べるとふっくら感が少ないと感じました。
次に、肉まんを比べてみました。
こちらは、電子レンジで加熱したもの。割ってみると、パカッと割れるかんじ。食べてみると、皮も具もぎゅっと固まったような、やや硬さを感じる食感になっていました。
電気セイロで蒸した肉まんを割ってみると、ふわ~っとやさしく割れるかんじ。見ただけで、皮も具もふっくらしているのが分かります。食べてみると見た目通りホクホクの食感。しかも、具は肉汁が残ってジュージーな仕上がりになっていました。
正直、電子レンジと電気セイロで蒸した時の違いにビックリしました。いつもの冷凍しゅうまいと肉まんが、電気セイロにセットするだけでお店で食べるような味に。これは病みつきになりそうです。
ポテトサラダもおいしい!タイパで栄養価の高い調理ができる
じゃがいもは、皮が付いたまま丸ごと調理した方が栄養が残るのだそう。でも、丸ごとゆでたり、電子レンジでチンするのって意外に時間がかかります。そこで電気セイロで調理してみることにしました。
用意したのは、じゃがいもとブロッコリー。私がよくポテトサラダに使う食材です。
じゃがいもとブロッコリーでは蒸す時間が違うので、まずはブロッコリーの蒸し上がり時間にタイマーを設定。ブロッコリーが蒸せたら、もう一度ダイヤルを回し、じゃがいもがやわらかくなるまで蒸します。
蒸し上がりを見てみると、じゃがいもはこの通り、ほっくりとした仕上がりに。全体に均一に火が通って、どこもやわらかく蒸し上がっていました。食べてみると、じゃがいも本来のやさしい甘みを感じました。
ブロッコリーも芯までやわらかくなっていて、パサつきのないジューシーな仕上がりに。いつもよりおいしく感じました。
ちなみに、じゃがいもは電子レンジでも加熱して食べ比べてみました。
電子レンジから出してみると、置き場所が悪かったのか、加熱ムラが出て一部生のままのところも……。ムラなく加熱できたじゃがいもも、割ってみるとちょっと硬そう。実際に食べてみたところ、電気セイロで蒸したものに比べて、ほくほく感や甘みが少なく感じました。
ポテトサラダにする時は、じゃがいもに硬いところがあるとマッシュできなくなります。その点、丸ごとのじゃがいもでも、ムラなくやわらかくできる電気セイロは魅力だなと思いました。皮付きのまま蒸せて栄養を逃がさないのもうれしい点。それに2段で一気に調理できるのもGOOD。ポテトサラダ作りの時短になりそうです。
電気セイロ「TEGARU=SEIRO」のお手入れ方法は?
使い終わったら、残っている水を捨て、本体をサッと拭きます。受け皿と蒸気筒、せいろは外して洗います。
せいろは、あまり汚れていなければお湯で洗い流すだけでもよいでしょう。油がついたり汚れが残っていたら、中性洗剤をつけたスポンジでやさしく洗って、キレイにしておきましょう。
せいろを洗った後は、しっかり乾かすことが肝心。ふきんの上に伏せたりフックに掛けて吊り下げたりして、十分乾燥させるようにしましょう。収納場所も湿気の多いところはNG。しまいこまずにカウンター上など通気性のよい場所に置いておけば、カビる心配が少なく、出し入れも簡単にできそうです。
電気セイロは「手軽さと本格的な味」が両立するアイテム
使ってみて感じた、電気セイロ「TEGARU=SEIRO」のいいところは、次の通りです。
- 卓上で手軽に調理できる
- 2段で一気に蒸せて時短になる
- タイマーをセットしてほったらかしにできる
- 栄養を逃さずふっくら仕上がる
特に、電子レンジで加熱した時と比べて、甘みやジューシーさ、ほくほく感にはっきり違いが出たのには驚きました。ほんのり木の香りがうつるのも、天然素材のせいろならではの楽しみ。電気セイロは、「セットするだけの手軽さ」と「せいろで蒸した本格的な味」が同時に実現する、画期的なアイテムだと実感しました。
ちなみに「TEGARU=SEIRO」には、本格飲茶やスイーツなどのメニューが紹介されたレシピブックが付いています。
ページをめくって見ているだけでおいしそう! マンネリになっていた蒸し活メニューも、このレシピブックがあればレパートリーを増やせそうです。
今回使ってみて、電気セイロ「TEGARU=SEIRO」は、私の蒸し活になくてはならない定番アイテムになりそうな予感。ぜひお迎えしたくなりました。
「TEGARU=SEIRO(手軽せいろ)」
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