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【やめ家事番外編】ずぼらでも挫折しない靴下収納は?みんなに聞いてやってみた

【やめ家事番外編】ずぼらでも挫折しない靴下収納は?みんなに聞いてやってみた

収納

これまでやめ人にやめていい家事を突撃してきたズボラ主婦ひらこ。今後は「やめ家事リポート番外編」として、気になった家事をやめていくことに。
今回は、家事をやめたのにストレスを感じていた「靴下の収納方法」について、みんなに聞いたアイデアを試しました。

中学生、高校生、大学生の娘3人を持つズボラ主婦。娘3人+夫という家族構成だけに、毎日家事の時短を追求。その結果、時短アイテム、手抜きネタのエキスパートに。現在「やめ家事」の連載中。

靴下を収納ケースにポイポイ収納にしたら事件が多発!

ずぼら主婦ひらこ的に面倒家事の中でもトップクラスの「洗濯物たたみ」。なんとかやらずにすませようと、第2回のやめ家事リポートでは洗濯物たたみやめにチャレンジしました。

>>【やめ家事リポート2】「洗濯物たたみ」のやめ人さんに突撃

このリポートの中で実践したのが「ポイポイ収納」です。ポイポイ収納とは、乾いた洗濯物をたたまずボックスにポイポイ入れるだけにすること。ポイポイ収納で洗濯物たたみをやめたおかげで、大幅なストレス削減に成功!しかし喜んでいたのもつかの間、実は新たな問題が発生していたのです。

ボックスに靴下をポイポイ入れて収納

これは娘たちの靴下をポイポイ収納しているボックス。洗濯して乾いたらペアにして放り込むだけのシステムにしているのですが、最近二人の娘から「靴下の片方がない!」と苦情がくるようになりました。

そんなはずなかろうとよく見てみると、確かに1つしかない靴下が。なぜこんなことになったのか、私なりに理由を考えてみました。

  • 種類ごとに仕分けるのが面倒で、短い靴下もハイソックスも一緒に入れちゃう
  • 季節ごとに入れ替えるのが面倒だから、夏用も冬用も一緒に入れちゃう
  • 収納ボックスを隣同士に置いてるから、あふれて混ざってくる

こんなワケでボックスの中がぐちゃぐちゃに。履きたい靴下が見つからず、ひっかきまわしているうちにペアにしていた靴下がはずれて、片方迷子のバラバラ状態になっていたようです。

これはなんとかせねば、ということで、靴下の収納方法を見直すことにしました。

みんながやってるナイスな「靴下収納アイデア」

といってもどんな収納方法があるのか分からない、整理下手な私。みんなに「どんなふうに靴下を収納しているのか」アンケートで聞いてみることにしました。するとこんなアイデアが出てきました。

【みんなの靴下収納1】たたんで引き出しに入れている

まず多かったのは、たたんで引き出しやボックスに入れているという声。でも、そもそも洗濯物たたみが面倒でポイポイ収納にしている私。この方法を取り入れるのは無理そうです。

【みんなの靴下収納2】クルクル巻いて引き出しに入れている

次は、たたみはしないけど、1足ずつセットにしてクルクル巻いて入れているという声。たたむよりハードルは低そうですが……ずぼらにとってはそのひと手間が面倒なんですよね。

【みんなの靴下収納3】仕切りを使って引き出しに入れている

靴下収納アイデア「牛乳パックで仕切る」

▲写真撮影:藤野こと

アンケートで意外にたくさんの人がやっていたのが、牛乳パックやトイレットペーパーの芯を利用して仕切って靴下を入れるという方法。

仕切り内に1足ずつセットにして入れていけば、「バラけることはないし、めっちゃ見やすい!」とは思うのですが、実はこの方法は一度やって失敗した経験があるんです。というのも、1つの仕切りに1つずつ靴下を入れていくのが面倒になった私。上にポイポイ積み重ねるようになって、仕切りが機能しなくなってしまいました。というわけで私には難しい方法なんです。

【みんなの靴下収納4】ソックスハンガーを使って入れている

靴下収納アイデア「ショートソックスハンガー」を使って仕切って収納

▲写真撮影:藤野こと

靴下の中でも特にたたみにくくてバラけやすい短い靴下には、ショートソックスハンガーという専用アイテムを使って収納しているという人もいました。「見やすくてスリムに収納できるからいいですよ」というおすすめの声をいただきましたが、正直クルクル巻くだけでも面倒な私。ハンガーに一足ずつセットしていける自信がなく……無理だと判断しました。

【みんなの靴下収納5】ハンガーに掛けてそのまま収納する

アンケートで少数だけど回答があったアイデア。実は隣の席に座っている、ミニマリストを目指している編集部のnoemiuも最近始めたそう。

やり方は、靴下をペアにしてピンチに干し、乾いたらハンガーごとクローゼットに収納するというもの。次に履くときまで干したままなので片方なくなることがない。しかもピンチから外したりペアにしたりする手間が減ってラクチンそう! これなら私にもできそうな気がします。

【みんなの靴下収納6】ウォールポケットに入れる

意外なアイデアだったのが、ウォールポケットを使っているという声。ポケット部分に靴下を1足ずつ入れていくだけの収納方法だそう。入れるだけなら簡単!しかもアイデアが斬新でおもしろい!

というわけで、みんなに教えてもらった収納アイデアの中から、ずぼらでもできそうな靴下収納は「ハンガーに掛ける」と「ウォールポケットに入れる」が候補になりました。どちらにしようか迷った私。えーい、どっちもやってみよう、ということで両方チャレンジすることにしました!

ズボラでもできる2つの靴下収納にチャレンジ

さっそく、2つのアイデアを試してみました。やってみて分かったそれぞれのメリットデメリットをリポートします。

【チャレンジした靴下収納1】ハンガーに干してそのまま収納する

まずは、ハンガーに掛ける方法。

靴下収納アイデア「ハンガーに干してそのまま収納する」

靴下をハンガーに干して乾いたらそのまま収納。やってみると、たしかに干してから次に履くまでの手間が減ってラクチン! しかも靴下がバラけないので片方どこ?と探しまわることもありません。

ただいつくか気になることが出てきました。まず1つ目は、うちは家族が多いので、家族分の靴下を一緒に干すと次に履くまでの収納場所が家族の共有のクローゼットしかなく、身支度の動線が悪くなってしまったこと。2つ目は、毎日洗濯するので靴下用のハンガーが何本も必要になってきたこと。

靴下収納アイデア「ハンガーに干してそのまま収納する」

あとは、このタイプのハンガーは左右バランスよく干さないと傾いてしまうんですよね。私の靴下と娘のハイソックスを左右に干すとかなり傾いてしまって気になるので、傾かないように考えて干すのがだんだん面倒になってきました。

平干しネットに靴下をポイポイ置いて干す

それに、私はときどき靴下を「ポイポイ干し」にすることもあるんです。ポイポイ干しとは、ニットを干す時に使う平干しネットを使って、小物をばらまくようにして干す方法。急いでいる時や小物が多い時に便利な干し方なんですが、こんな干し方に慣れてしまうといちいちピンチに挟むのも面倒だなと思うようになってしまいました。

そこでもうひとつのアイデアにチャレンジしてみることにしました。

【チャレンジした靴下収納2】ウォールポケットに入れて吊るして収納する

さっそくウォールポケットに靴下を入れてみるとこんなかんじになりました。

靴下収納アイデア「ウォールポケットに入れて収納」

アンケートではクルクル丸めて入れると声があったので、私も丸めて写真をとりましたが、ポイポイ収納のようにペアにして突っ込むだけでも問題なさそうです。

靴下収納アイデア「ウォールポケットに入れて収納」

ポケット部分が透明のタイプを選べば、中にどんな靴下が入ってるかも一目瞭然。黒で見分けがつきにくい靴下は、真ん中の段に短い靴下、下の段にハイソックスと、分けて入れることにしました。

そしてこのウォールポケット収納のいいところは、吊るせるところ。うちはクローゼットの扉に吊るすことにしたので、これまで靴下入れにしていたボックスの置き場所が不要に。姉妹の靴下がまざることもなくなりました。

靴下収納アイデア「ウォールポケットに入れて収納」してサッと取り出し

靴下を履く時も上からサッと取るだけ。娘も「これなら履きたい靴下が一瞬で取り出せる」と気に入った様子です。

私は靴下をポイポイ入れるだけ、娘は取り出すだけ。片方なくなることもないし、どこにどんな靴下が入っているかも一目で分かる、とメリットをたくさん感じることができました。

ただひとつ困ったのは、ポケットの数しか靴下を収納できないこと。これまでボックスに入れていた靴下全部は入らなかったのですが、これは私が夏用も冬用も一緒に入れていたせいでもあります。季節外の靴下はクローゼットにしまうことにしたら、問題なくキレイに収まりました。ウォールポケット収納は、ポケットの数が限られていることでかえって最低限の整理ができるシステムなのかもしれないなと思いました。

靴下収納にチャレンジしてわかったこと

今回はアンケートの中から、ずぼらな私でもできそうな2つの方法にチャンンジところ、以下のような結果になりました。

ハンガー収納で感じたメリット・デメリット

  • 靴下を干す~履くまでの手間が減ってラクチン
  • 靴下がバラバラにならない
  • 家族分を干すと収納場所が限られて身支度の動線が悪くなる
  • 干すハンガーがいくつも必要
  • 片寄らないようにバランスを考えるのが面倒

ウォールポケット収納で感じたメリット・デメリット

  • ポイポイ入れるだけだからラクチン
  • 靴下がバラバラにならない
  • 吊るす収納で場所をとらない
  • どんな靴下が入っているか一目瞭然
  • サッと取り出せる
  • ポケットの数しか収納できない

2つの収納方法を試した結果、娘たちの靴下は「ウォールポケットに入れて収納」していくことに決定!

迷子のように立ちすくむ
わたしのすぐに見つけたくて~

と、靴下だけでなく自分も迷子のようになっていた娘からの苦情もなくなり、家庭内が平和になりました。

ちなみに私と主人の靴下は、左右同じもので統一しているので片方が行方不明になってもへっちゃら! ずぼらできるところは、とことんずぼらを極めていきたいと思います。

靴下が片方迷子になって困っている人や、ずぼらでもできる靴下の収納方法を探している人は、今回のアイデアをぜひ参考にしてください。

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