ネットショップで10年間、商品ページの制作を担当。キッチングッズやゴミ箱などの商品を知り尽くすプロ。豊富な商品知識と主婦歴20年の家事経験で、ライフスタイルにマッチしたアイテムをご提案します。
前回の記事ではトランポリンクッションの効果を検証しました。今回は長年の商品ページ制作で目利きに長けたスタッフが、トランポリンクッションを実際に使ってみて、選ぶ時のポイントやおすすめアイテムを紹介します。
トランポリンクッション選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
トランポリンクッションを選ぶときのポイント6つ
家で簡単にエクササイズができるトランポリンクッション。筋トレや体幹トレーニングなど家の中で有酸素運動ができるだけでなく、普段はフロアクッションやオットマンとしても使えるのが人気の秘密です。その効果は下記の記事で紹介していますので、チェックしてくださいね。
ただ、実際買う前にはいくつか注意が必要です。ポイントをご紹介します。
【クッションタイプ】どのくらい跳べるか
トランポリンクッションを買う目的が「運動!」という人なら、「どのくらいジャンプできるか」はまず気になるところですよね。
トランポリンクッションの中身は大きく2つのタイプに分かれます。
<トランポリンクッションのタイプ>
- クッション層のみのタイプ
- コイルなどバネが入ったタイプ
私が使っているのはクッション層のみのタイプですが、思ったより跳べるし、つま先が離れない程度に低く跳んでも十分運動になります。
でも、やっぱり「しっかりジャンプしたい」「ぴょんぴょん跳んで楽しみたい」という人には、中にバネやコイルスプリングが入ったタイプがおすすめ。ただ、普通のトランポリンほどの浮遊感は期待できないので、そこは注意してくださいね。
【クッションタイプ】跳びはねたときの衝撃音は?
家の中でトランポリンクッションを使うとき、気になるのが音や衝撃。特に集合住宅にお住いの人は、周りの迷惑にならないようにしたいですよね。
トランポリンクッションは、高密度のウレタンやスポンジで層を重ねることで音や衝撃を吸収できる仕組みになっています。そのため本物のトランポリンよりは、衝撃音がでにくいものの、まったく無音というワケにはいきません。
マンションなどに住んでいて衝撃音が気になるという人は、よく跳びはねられるコイルタイプではなく、ウレタンやファイバー素材のものを選ぶと安心です。また商品の中には「〇〇デシベル」と具体的な説明があるものもあります。一般的に、日常会話が「60デシベル」といわれているので基準にするとよいでしょう。
【サイズと重さ】跳びはねたときの安定感は?
40~50cmぐらいの「小さめ」サイズならお部屋に置いたときや片付けるときに便利です。ただ、着地面が狭いためジャンプしたときに、足が飛び出て安定感を失くしたりする場合も。
その点、ジャンプしたときに着地面が広くなる「大きめサイズ」は、安定感抜群。バランスがとりやすく、安心して運動できます。ただ、大きくなる分、収納場所に困る場合も。コイルタイプなら大きい分重いといったこともあり、持ち運びにしくいといったデメリットもあります。頻繁に移動させるかどうかも考えて選ぶようにするとよいでしょう。
また、最近は滑り止めがついたものもあるので、安定感をより重視したいなら合わせてチェックしてみてください。
【耐荷重】誰がのる?使う人を考える
トランポリンクッションを買う際によくチェックし忘れるのが、耐荷重です。耐荷重が十分でないものを選ぶとすぐヘタるといったことにもなりかねません。耐荷重は、100kg、150kg、200kgといった商品が主流なので、以下の目安を参考に使う人に合ったものを選びましょう。
<トランポリンクッションの耐荷重の目安>
- 子ども・女性……耐荷重100kg程度
- ヘタるのが心配な人……耐荷重150kg程度
- 男性、体の大きな人……耐荷重200kg程度
【デザイン】お部屋にあう色や形か
トランポリンクッションの多くは正方形ですが、中には丸型や八角形のものも。
- 正方形……立てて収納できるので、フロアクッションとして常に使わないならおすすめ
- 円形・八角形……ファッション性は高いものの立てては収納できない
さらに色や柄は、いろんなタイプが発売されています。インテリアと合わせて選んでみてください。
【仕様】清潔に使えるか
足を直接のせるトランポリンクッションは、使っているうちに汚れが目立ってくることも。またちょっとモノを置いてテーブル代わりに使うこともあるなら、いつも清潔な状態を保ちたいですよね。気になった時にすぐに汚れを落とせるよう、カバーを取り外して洗えるかを確認しておきましょう。
また洗い替え用のカバーがセットになったものや、別売りでカバーだけを買えるものもあるので合わせてチェックしておくと安心です。
厳選!トランポリンクッションのおすすめ6選
トランポリンクッションの元祖ともいうべき有名どころから、いろいろなトランポリンクッションを調べて選んだイチ推し商品まで、6つのブランドやアイテムをご紹介。ぜひ参考にしてください。
トランポリンクッションの元祖「 gymterior /ジムテリア」
トランポリンクッションの先駆け的存在「シェイプキューブ」や八角形の「シェイプエイト」で知られるブランド。足腰への負担軽減を考えた特許取得の中材を使用。グッドデザイン賞受賞のデザインでも人気となっています。品質にこだわる人におすすめ。
- タイプ:クッションタイプ
- サイズ:(四角形)約幅45cm×高さ20cm、(八角形)幅55×高さ15cm
- 重さ:(四角形)約3.5kg、(八角形)約2.6kg
- 耐荷重:100kg
- カラー:(四角形)スノウグレー、カカオブラウン、スカイブルー、(八角形)ナチュラルベージュ、チャコールグレー
しっかり跳ねる!「kerata/ケラッタ」
強力なバネが入っていて本格的なジャンプが楽しめるのが特徴。跳ね心地や耐久性にこだわって作られています。ベーシックなカラーからお部屋をパッと明るくしてくれるカラフルなカラーまで、6色から選べるのも◎。家族みんなで楽しみたい人向け。
- タイプ:バネタイプ
- サイズ:約50×50×高さ18cm
- 重さ:約2kg
- 耐荷重:100kg
- カラー:レッド、オレンジ、イエロー、カフェラテ、サックス、ピスタチオ
マンションでも安心の静音設計「Homwarm/ホムウォーム」
国内で開発された高反発素材を使用。衝撃吸収に優れ、下の階にひびきにくい静音設計になっています。耐荷重200kgで安心して跳べるのもメリット。マンションやアパートで使いたい人、男性や体の大きな人におすすめです。
- タイプ:クッションタイプ
- サイズ:約40×40×高さ15cm、約50×50×高さ20cm
- 耐荷重:200kg
- カラー:グレー、ブルー、ベージュ、ブラウン
静かさとおしゃれさを追求「OPPOMAN/オッポマン」
3次元ファイバーとウレタンの5層構造で、跳んだ時の音が45デシベルと図書館と同じくらい静かなのが特徴。スエード生地の交換カバーが別売りされているなど、リビングに置きやすいデザインを追求したトランポリンクッションです。形は四角形と丸型の2タイプから、カラーはなんと20色から選べます。
- タイプ:クッションタイプ
- サイズ:(四角形、丸型とも)約50×50×高さ20cm
- 重さ:約4kg
- 耐荷重:100kg
- カラー:20色展開
抜群の安定感と洗えるカバー「クラスアップ」
こだわりの4層構造で、端までしっかりとクッション性があるのが特徴。跳んでいるうちに着地点がズレてきても安心です。大きなファスナーで楽にカバーを外せるので、こまめに洗濯して清潔に保てるのも◎。
- タイプ:クッションタイプ
- サイズ:約45×45×高さ20cm
- 重さ:約 4.2kg
- 耐荷重:200kg
- カラー:オレンジ、ブルー、ブラウン
使っている人の声を調べたところ、「足に負荷がかかっていい運動になる」「しっかり厚みがあり下階には響かなさそう」「オットマンとしてもちょうどいい大きさ」といったような声が多くみられました。
北欧風の花柄がかわいい「FITPOP/フィットポップ」
お部屋のアクセントになるポップな花柄が特徴。楽しくエクササイズしたい人にぴったり。高さは16cmとやや低めなので安心感があるのも◎。子どもと一緒に楽しみたい人にもおすすめです。
- タイプ:クッションタイプ
- サイズ:約45×45×高さ16cm
- 重さ:約 4.2kg
- 耐荷重:200kg
- カラー:イエロー、レッド
こちらも実際に使った人からは「他にはないかわいい柄でテンションがあがる」「子どもと一緒に楽しく跳べる」といったような声が多くみられました。
トランポリンクッションで運動を手軽に
私も実際にトランポリンクッションを使っていますが一番の魅力は、違和感なくリビングに置きっぱなしにできること。いつでもそばにあるので、ジムに行ったり器具を出したりといった準備がいらず、運動を始めるまでのハードルがほぼゼロ。三日坊主な私でもエクササイズが長続きしています。
それに部屋でちょっとしたクッションとしても使えるところも◎。床に直接座ると腰が痛くなりがちですが、トランポリンクッションなら反発力が高いので、ほどよく体重を支えてくれます。ソファに座ったときのオットマンとしても使えて、今ではリビングでくつろぐのに欠かせない存在になっています。
手軽に運動できるのはもちろん、運動以外にも重宝するトランポリンクッション。ぜひ自分に合ったものを見つけて、おうち時間を楽しんでくださいね。