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毎日のように使うキッチンスポンジですが、汚れたり濡れている状態が続いたりするキッチンスポンジは「細菌の温床」ともいわれています。
そこで今回はキッチンスポンジの正しいお手入れ法ご紹介します。ぜひチェックしてください。
キッチンスポンジは雑菌の宝庫?
キッチンスポンジは、水が飛び散るシンク周りに収納していることも多いので、なかなか乾かないですよね。そのため、キッチンスポンジはまな板やふきんと並んで雑菌の温床になりやすいといわれています。そんな汚染されたキッチンスポンジで食器を洗うと、雑菌が食器にうつってしまう可能性も……。つまり、お皿を洗っているつもりが逆に汚してしまっているかもしれないということ。
「お皿を洗うのに洗剤をつけているんだから、毎回スポンジも洗っていることになるよね!」というわけにはいかないので、注意が必要です。
キッチンスポンジを清潔に保つには?
ではキッチンスポンジを清潔に保つにはどうすればよいのでしょうか? お手入れのポイントをご紹介します。
使い終わったら流水でよく洗う
食器に残っていた食べ物のカスが付いたままだと、スポンジの中にいる細菌にエサを与えているようなもの! 洗い残しがあればあるほど細菌は増えてしまいます。キッチンスポンジを使ったあとは、流水でよく洗うようにしましょう。
しっかり乾燥させる
細菌は水がない場所では生きていられません。だからキッチンスポンジの除菌には、乾燥させることが効果的です。流水で洗ったキッチンスポンジは、水気を切ってしっかり乾かすようにしましょう。
漂白剤で浸け置きする
「キッチンハイター」など、市販されている塩素系漂白剤を使って漬け置きをすることも効果的です。漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウム溶液の作用で、ほとんどの細菌を殺菌できますよ。
お湯で消毒をする
熱いお湯で消毒をするというのもひとつの手。ただ、キッチンスポンジによく使われている素材、ポリウレタンの耐熱温度は一般的には80~90℃なので、熱湯をかけたり煮沸消毒をするのは避けるようにしましょう。
高品質で使い勝手のよい三層スポンジ
水切れのよさ、泡立ちのよさ、食器の傷つきにくさの3つを考えて合わせた三層構造のスポンジ。耐熱温度は90℃以下。
こまめに取り替える
タフなキッチンスポンジを1か月、2か月と使い続けるのもひとつの方法ですが、キッチンスポンジの劣化が目に見てわからないと、スポンジが汚れていることをつい忘れてしまいがちです。
そんなときは、お値段の安いキッチンスポンジを使って、汚れる前に使い捨てるという手もあります。例えば5個入りで100円のキッチンスポンジなら、1週間で使い捨てても、1か月にかかるお金は80円程度。1つ150円、200円のスポンジを買って1か月使い続けるよりも、気持ちよく清潔に使えるかもしれませんね。
使い捨てることを考えたスポンジ
日替わりで取り替えることを前提にした薄型設計で30個入り。気軽に使い捨てられるお値段設定もうれしいところ。一度使うと汚れが落ちにくいカレーや揚げ物専用スポンジとして普段のものと使い分けてもOK。
洗う場所によって使い分ける
食器洗い用とシンク洗い用は使い分ける方がベター。目に見えないだけで、シンクには水アカなどいろんな汚れが付着しているので、食べ物を取り分ける食器とは使い分けるようにしましょう。
抗菌作用が高さをうたっている食器用洗剤もありますが、冒頭にも書いたように洗剤で洗うだけで雑菌がゼロになるというわけではありません。汚れのレベルによってスポンジを使い分けるようにしましょう。
スポンジの抗菌パワーを過信しないことも大事
キッチンスポンジの中には、雑菌の増殖を抑える銀イオン糸を使ったものや抗菌剤を素材に練り込んだものなど、抗菌作用を売り文句にしたアイテムもありますが、その力を過信しないことが大事です。抗菌作用のある素材を使っているからといって、雑菌が繁殖しないという意味ではないからです。
毎日の食器洗いに欠かせないキッチンスポンジ。ぜひこの記事を参考にキレイを保ってくださいね。