家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
トーストにのせたり料理に使ったりと出番の多いバターは、風味を落とさず保存できる「バターケース」に入れるのがおすすめ。
でもバターケースは、陶器やホーローなどいろいろな素材がある上、あらかじめ切って置けるタイプやバターナイフ付きなど種類も豊富でどれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。
そこで今回はバターケースのおすすめをご紹介します。ぜひチェックしてください。
バターケースを失敗なく選ぶには?
最近は「高級食材の仲間入りを果たした」といってもいいほど、お高くなってきたバター。せっかく買ったバターだからこそ、風味を損なわないよう保存しておきたいですよね。
そこでバター専用に作られたケースの出番です。
ただ最近ではいろんなバターケースが登場していて、自分のライフスタイルにあったものを選ぶのにひと苦労。せっかく買ったものをムダにしないためにも、以下のポイントをおさえて選ぶようにしましょう。
始めに「密閉性の高さ」は必ずチェックする
バターにとって空気は大敵。酸化しやすい食材のため、空気に触れると風味が失われてしまうことに。また、微妙な風合いが味を左右する食材でもあるので、他の食材からのニオイ移りにも注意が必要。バターの鮮度を守るためには、しっかり密閉できるケースを選ぶことがなにより大切です。
ただ、毎日こまめに使って早く消費できるなら、バターカッターを入れたまま保存できるバターケースを選んでもOK。ただ、その場合はケースとセットになったバターナイフを選ぶ方がベター。セットになったナイフなら、スリットとぴったりフィットして、空気が入る隙間をちゃんと防いでくれるからです。
中には、バターケースにナイフが付属しているものもあるので、そういうアイテムを選んでもよいでしょう。
ケースの大きさは使うバターの量でセレクトする
市販のバターの量はだいたい150~200g。バターケースもこの量に合わせて作られていることがほとんどです。ただ、業務用や乳酸菌飲料から作られた高級バターは、450gのものも。
自分が愛用しているバターのサイズをチェックしてからバターケースを選ぶようにしましょう。
バターを使う頻度や目的で、機能をチェック
毎回同じ量のバターを使いたいなら、バターをあらかじめ切ってから収納できるバターカッター付きケース選ぶのがおすすめ。油っぽくなったバターナイフを使うたびに洗うのって面倒ですよね。バターカッター付きケースなら、その手間がなくなります。
バターカッター付きケースは、10gずつカットできるものと5gずつカットできるものがあります。迷ったら5gずつカットできるものを選ぶとよいでしょう。
また、バターを使う頻度が少ないなら、冷凍保存をするのもひとつの手。ただ冷凍保存するとバターがカチカチになってしまうので、バターカッター付きケースでカットしてから保存するようにしましょう。
逆に毎回バターを使う量が違うなら、バターナイフを収納できるスリット付きのバターケースを選ぶと便利。ただし、手の触れる部分はどうしても雑菌が気になるので、ナイフの柄がケースからちゃんと出るタイプを選びましょう。
ただ、バターがなかなか減らないという人は、バターナイフを格納できるかどうかという使い勝手より、鮮度を保てる密閉性を重視して選ぶようにするほうがベターです。
機能orデザイン? 重視するポイントで素材を選ぶ
バターケースとひと口にいっても最近では様々な素材のものが発売されています。それぞれに特徴や使い勝手が違いますので、チェックしてから選びましょう。
使い勝手のいい「樹脂製・プラスチック製」バターケース
密閉性の高さとコストパフォーマンスを重視するなら、樹脂製のバターケースがおすすめ。透明で中身が確認しやすく、使い勝手も抜群です。ただし、食卓に並べたときのチープ感は否めません。
見映え重視なら「磁器」か「ホーロー製」バターケース
食卓に並べたときの見た目とお手入れしやすさを考えるなら、磁器やホーロー製がおすすめ。磁器やホーローはバターの油分も落としやすく、色やデザインも豊富なので、自分の好みにあったものが見つかるはず。
耐久性を重視するなら「ステンレス製」バターケース
またステンレス製は、耐久性に優れお手入れもしやすいというメリットが。見た目もスタイリッシュで飽きのこないミニマムなデザインのものが多いので、長く愛用したい場合は選んで正解。
バターが固くなりすぎない「木製」バターケース
またステンレス製は、耐久性に優れお手入れもしやすいというメリットが。見た目もスタイリッシュで飽きのこないミニマムなデザインのものが多いので、長く愛用したい場合は選んで正解。
異素材を組み合わせた「ハイブリッド型」も
またそれぞれれの特徴を生かして、フタは木製で本体は磁器製といったものも。自分の暮らしに合わせて選んでみてください。
こだわり別にセレクト!バターケースのおすすめ
バターを使う頻度や消費量を考えながら、自分のこだわりを明確にしてから選ぶと失敗しにくくなるはず。ここでは売れているアイテムを中心にご紹介します。
鮮度を重視する人に「密閉できるバターケース」
バルブ付きでしっかり密閉
真ん中のバルブボタンをプッシュするだけで簡単にしっかり密閉してくれるバターケース。パーツはすべて外せるのでお手入れもしやすいアイテムです。
フタがまな板になる保存容器
フタの裏が、バターのカッター台にもなるケース。写真とはさかさまに、カッター台になる部分をフタにして使ってもOK。どちら向きでも使える2WAYアイテムです。
ステンレス製でニオイ移りしにくい
樹脂製のトレーにステンレス素材のフタを組み合わせ、容器の密封性を高めたバターケースです。底のトレーには目盛りがついているので、使いたい量のバターをきっちり切り分けることができます。
切ってから保存「カッター付きのバターケース」
カットできる量別にセレクトしました。自分が毎回料理に使ったり、パンに塗ったりする分量を思い浮かべながら選ぶと間違いなし。
5gに薄切り。はさめるナイフ付き
バターをはさんでつかめるバターナイフ付きで、人気のアイテム。容器はマイナス30度までOKなので、カットした後バターケースごと冷凍保存できるのもうれしいポイント。
押すだけで10gにカット
市販の200gのバターをバターカッターをぎゅっと押し込むことで20個にカットできるケース。付属のナイフがバターとは触れ合わないスぺ―スに収納できるのも便利。ナイフを差し込むスリットがないので密閉性も折り紙付き。
握るだけでひと口大にカット
ぎゅっと黄色い部分を押すだけで、ひと口大にバターをスライスしてくれるバターカッター。バターケースではないものの、200gのバター半分が収納できるので、毎日使うならここに入れたまま保存しておいてもいいかも。
食卓を彩る「おしゃれなバターケース」
食器とコーディネートしやすい名脇役をセレクト。バターやパンがおいしそうに見えるバターケースは、朝からテンションをあげてくれること間違いなしです。
上質にこだわったブランドのひと品
「上質であること」にこだわったブランドのバターケース。フタは水に強い天然のチーク材を使用し、ひっくり返せばカットボードにも。バターナイフが収納できるスリットも小さめに作ってあり、密閉性にも配慮した品。
竹と磁器でできたキントーのバターケース
竹と磁器のコントラストが美しいKINTO「TAKU」バターケース。使い心地の良さを追求したミニマムでシャープなフォルムが特徴。シンプルなデザインがシックな食事シーンに調和します。
わっぱのような見た目が魅力
容器もフタも天然木でできていて、あたたかみのあるテーブルを演出。ウレタン塗装が施されているので、洗いやすさも◎。スリット付きでバターナイフをさしたままにしておけるのもうれしいポイント。
ミッフィーフェイスがかわいい
人気のミッフィー柄のバターケース。樹脂製ですが、シンプルなデザインで食卓の雰囲気を壊しません。カッティングガイド付きで必要な量を手早くカットできます。
業務用を入れるなら「450g用バターケース」
コスパのよい業務用バターはだいたい450gサイズのものがほとんどです。使い切るのに時間がかかるなら、密閉性を重視しましょう。
シンプルで長く使えるホーロー製
ホーロー製品には定評のある富士ホーロー「HoneyWare」のバターケース。2重構造のガスケットによるバルブ付き密閉フタでバターの酸化をしっかり防止。シンプルで飽きがこず、長く使えるデザインです。
密閉も見た目も◎。山崎実業「tosca」のケース
竹のフタにはシリコーンのパッキンが付いていて、密閉性も抜群。取り出しやすいハンドルが付いていて、ちょっと重めの業務用バターが入っていても取り出しやすい仕様になったアイテム。
業務用バターも10gサイズに切って保存
業務用の大き目サイズのバターも押すだけで約10gにカット。しかもそのまま保存できちゃうバターケースです。フタの密閉性も◎で、バターの鮮度も保てるアイテムです。
バターの鮮度や風味を保つバターケースを活用して
今回ご紹介したバターケースはどれも人気アイテムです。今まではパッケージのままバターを保存していたという人も、バターケースに保存すれば、バターの風味やおいしさが長持ちすることに気が付くはず。
バターケースは、バターをどれぐらいで消費するのか、どんなことによく使うのか自分のライフスタイルを思い浮かべながら選んでみてくださいね。
この記事を参考に、あなたにぴったりのバターケースを探してみてください。