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洗えないスリッパもOK!自宅でできる「スリッパの洗い方」

洗えないスリッパもお手入れOK!自宅でできる「スリッパの洗い方」

家事のコツ

毎日活躍するスリッパ。そのスリッパの底と中敷き、実はとっても汚れています。こまめにお手入れをしていないと、外ばきの靴と同じくらいニオって、足に移ってしまうことも……。
今回は、お掃除ブロガーの経験を生かして、スリッパの洗い方をご紹介。洗えないスリッパのお手入れ方法もご紹介しますので、キレイなスリッパにしてくださいね。

元小学校家庭科教諭。子どものハウスダストアレルギーをきっかけにおそうじにはまり、ブログ「節約ママのこだわり掃除」をスタート。時短家事や節約を楽しみながら日々研究中です。 著書「家族が笑顔になる おそうじの魔法」など。

自宅のスリッパは洗える・洗えない? その違いとは

実は、スリッパには洗えるものと洗えないものがあります。くわしくみていきます。

洗えるスリッパの素材とは?

スリッパを定期的に洗いたい場合は、「洗濯可能」「手洗い可能」「ウォッシャブル」などと表示してあるスリッパを選びましょう。

洗えるスリッパの素材としては

  • フェルト素材のスリッパ
  • 綿や麻などの植物繊維のスリッパ
  • ポリエステルなどの合成繊維のスリッパ
  • ダウン素材のスリッパ

などです。底部分にモップがついているお掃除スリッパも、洗えるタイプがほとんどです。

洗えないスリッパの素材とは?

基本的に洗濯可能と書かれていないスリッパは、洗えません。先ほど紹介した洗えるスリッパの素材だったとしても底部分に厚紙を使っている場合は、手洗いは不可です。

  • 革製のスリッパ
  • 合皮製のスリッパ

ちなみにPVC素材のスリッパは、丸洗いはできないので注意してください。厚底のコンフォートスリッパは、洗える洗えるものと洗えないものがあります。

今回は洗えないスリッパも含めたお手入れ方法を、人気お掃除ブロガーのよしママさんに教えていただきます。

よしママのプロフィール画像

おそうじブロガー よしママ
子どものハウスダストアレルギーをきっかけにおそうじにはまり、ブログ「節約ママのこだわり掃除」をスタートし人気ブロガーに。 著書『家族が笑顔になる おそうじの魔法』(日本文芸社)などがある。

【洗えないスリッパ】をお手入れする2つの方法

洗えないスリッパも、スプレーやウエスを使うとお手入れすることが可能です。「こまめにニオイや汚れを取れば、、清潔に保つことができますよ」とよしママさん。手軽にお手入れできる方法を2つご紹介します

洗えないスリッパを「アルコールスプレー」でお手入れする方法

洗えないスリッパをアルコールスプレーでお手入れする

<用意するもの>

  • アルコールスプレー
  • ウエスor雑巾

アルコールスプレーの代わりに、重曹スプレーも消臭効果があるのでおすすめです。

<手順>

洗えないスリッパの甲の部分をアルコールで拭き取る

1.スリッパの表を拭く

まずは、あまり汚れてない、甲の部分からお手入れします。甲にアルコールスプレーを吹きかけます。その後ウエスで拭き取ります。

洗えないスリッパの裏にアルコールスプレーをかけて拭き取る

2. スリッパの底を拭く

次に、最も汚れやすい底にアルコールスプレーを吹きかけ、同じようにウエスで汚れを拭き取ります。

「ホコリなどの汚れのほか、油分や食品なども落とすことができますよ」とよしママさん。

洗えないスリッパの中敷きにアルコールスプレーをかける

3.中敷きをお手入れする

中敷き部分にも直接アルコールスプレーをして拭き取ります。

「ニオイが気になる場合は、市販の消臭スプレーをしてもいい」とよしママさん。

洗えないスリッパのお手入れ後はしっかり乾かす

4.しっかり乾かす

スリッパ裏も乾くよう、スリッパを壁に立て掛けて乾かします。

しっかりと乾かすのがポイントです。

<アルコールスプレーで洗ってどうなった?Before・After>

洗えないスリッパをアルコールスプレーでお手入れする前と後

写真の左側がアルコールスプレーでお手入れする前、右側がお手入れした後です。

お手入れ前はスリッパの裏全体が黒くなっていましたが、お手入れ後はかなり汚れが落ちて白っぽい色になりました。部分的についていた黒い線のような汚れも、ほぼ落とすことができ、アルコールスプレーだけで手軽にキレイにできることが分かりました。

洗えないスリッパを「台所用中性洗剤」でお手入れする方法

洗えないスリッパを台所用の中性洗剤でお手入れする

台所用中性洗剤を薄めたものを染み込ませた雑巾でも、汚れを拭き取ることができます。自宅であるもので試してみてください。

<必要なもの>

  • 台所用中性洗剤を水で薄めたもの
  • 汚れ落とし用ウエスor雑巾
  • 水拭き用のウエスor雑巾

<お手入れする手順>

洗えないスリッパの甲を中性洗剤をつけたウエスで拭く

1.スリッパの表を拭く

スリッパの表からお手入れします。ウエスに、台所用中性洗剤を薄めた液を少しだけ染み込ませて、拭き取っていきます。

洗えないスリッパの裏を中性洗剤をつけたウエスで拭く

2.スリッパの底を拭く

次に汚れのひどい底をお手入れします。同じように台所用中性洗剤を薄めた液を浸したウエスで拭き取ります。

洗えないスリッパに洗剤が残らないようにタオルで水拭きする

3.キレイなウエスで水拭きする

台所中性洗剤が残らないように、キレイなタオルで水拭きします。ヌルヌルを取り除く程度に水拭きを繰り返します。

洗えないスリッパをしっかり乾かす

4.しっかり乾かす

スリッパを立て掛けて、スリッパの裏も十分に乾かします。通気性を保つように心がけて、乾かすと◎。

<台所用中性洗剤で洗ってどうなった?Before・After>

洗えないスリッパを中性洗剤で拭いてお手入れする前と後

写真の左側が、台所用中性洗剤でお手入れする前、右側がお手入れした後です。

スリッパの裏全体の汚れが落ちただけでなく、部分的についていた黒い汚れもキレイに落とせました。アルコールスプレーでのお手入れと比べると、台所用中性洗剤を使ったほうがしっかり汚れを落とせたと感じました

【洗えるスリッパ】をお手入れする2つの方法

洗える表示のあるスリッパ。洗濯機でも洗えるものも中にはありますが、型崩れしやすいので、手洗いをするほうがベターです。

洗えるスリッパを手洗いする方法

<手洗いするのに必要なもの>

  • ブラシor粘着クリーナー
  • 洗濯用の固形石鹸
  • 中性の洗濯用洗剤(デリケート衣類用洗剤)
  • 洗い桶

<手順>

洗えるスリッパは洗う前にゴミを取る

1.スリッパ裏のゴミを落とす

手洗いする前に、粘着クリーナーやブラシでゴミを落します。
「この段階でたくさんのゴミを落とすと手洗いしやすくなりますよ」とよしママさん。

スリッパの黒ずみは洗濯用固形石鹸で落とす

2.黒ずみを落とす

黒ずみついている場合は、スリッパをぬらして、洗濯用固形石けんをつけたブラシでこすって汚れを落とします。
その後、しっかりと水ですすいでおきます。

デリケート衣類用などの中性の洗濯用洗剤を使って、洗濯液を作る

3.洗濯液を作る

デリケート衣類用などの中性の洗濯用洗剤を使って、洗濯液を作ります。
8Lの水にキャップ半分の洗剤を入れました。

洗濯液の中でスリッパを洗う

4.押し洗いする

洗濯液の中で、優しく押したり、持ち上げたりして汚れを浮かします。
中敷き部分は臭いがついていることが多いので、優しくブラシでこするとベター。

洗濯液を流しきれいな水で2回ほどスリッパをすすぐ

5.すすぐ

洗濯液を洗い流すために、きれいな水で2回ほどすすぎます。

スリッパをタオルで押さえるようにして水気をとる

6.脱水する

洗濯ネットに入れて、洗濯機で1分間脱水をかけます。もしくは、タオルで押さえるように吸水して脱水します。

スリッパを陰干しする

7.乾かす

スリッパの形を整えてから、陰干しで乾かします。

<手洗いしてどうなった?Before・After>

スリッパを洗ったあとの洗濯液はとても汚れていて、実は気がつかないうちに色々な汚れがついていたことがわかります。特に底を洗ったときは黒っぽい水が流れてビックリしました。

手洗いしてきれいになったスリッパ

中敷き部分の気になっていたニオイが、ほぼなくなりました。洗濯洗剤の香りがします。

手洗いしてきれいになったスリッパの裏側

底部分もピカピカになりました。底部分は特に汚れやすいので部分洗いすると、キレイに仕上がります。

洗えるスリッパを「洗濯機」での洗う方法

洗濯機で洗ることができるスリッパの洗い方をご紹介します。洗濯ネットに入れて、優しく洗えるデリケートコースで洗濯します。とっても簡単に洗うことができます。

<濯機で洗うのに必要なもの>

  • ブラシor粘着クリーナー
  • 洗濯用の固形石鹸
  • 中性の洗濯用洗剤(デリケート衣類用洗剤)
  • 洗濯ネット

<洗濯機で洗う手順>

1.手洗いする場合と同様に、乾いた状態のまま汚れのひどい場所の汚れを粘着ローラーやブラシなどでゴミを落します。

2.黒ずみが付着している場合はスリッパをぬらし、洗濯用固形石けんをつけたブラシでこすってから、水洗いします。

3.洗濯ネットにスリッパを入れます。

スリッパをネットに入れて洗濯機で洗う

4.洗濯機で洗います。
デリケート衣類用洗剤など中性の洗濯洗剤を利用します。

「クリーニングコース」「デリケートコース」などを洗濯して弱水流で洗います。
スリッパは浮いてきやすいので、たまに確認して沈めます。

脱水時間は1分と短めにしてください。

5.形を整えて、陰干して乾かします。

洗えないスリッパも洗えるスリッパも清潔に

スリッパの底には、床のホコリや砂、髪の毛、食品、油分などによる汚れがついています。底についた汚れは、歩くことで汚れを部屋全体に広げてしまうことになりかねません。

また、直に足裏が触れる「中敷き」の部分は、汗や皮脂(ひし)汚れがついて黒ずんだり、汗によって雑菌が繁殖し、ニオイの原因になってしまいます。特に夏場などは、はだしで履くこともあるため、スリッパに直接汗や皮脂汚れがつきやすくなってしまいます。

そのため、スリッパを定期的にお手入れして清潔を保つことが大切です。定期的にお手入れすれば、長い期間、快適に履くことができておすすめです。

洗ったスリッパはとても清潔で、サラサラ。気になっていたニオイもなくなりました。お風呂上がりにもスリッパを抵抗なく履けるようになりました

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