家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
自宅で揚げ立てが楽しめる天ぷら鍋。最近は四角い天ぷら鍋やアミ付きのものなどいろんなタイプが発売されてて、どれがいいんだろう?と迷ってしまいますよね。そこで今回は「買ってよかった天ぷら鍋」を調査。4人の愛用品に編集部が迫ります。
ワーキングママが買ってよかった!少ない油ですむ「四角い天ぷら鍋」
小学生・保育園児・1歳の赤ちゃんと3人の子供がいるワーキングママさんからご紹介します。3人のお子さんの年が結構離れているので、夕食のメニューを決めるのが大変そうです。
yuki
3人の子供をもつママ。昼間はパートタイムで働き、帰宅後は家事と子育てに追われる毎日。忙しい中でも、家族にしっかりご飯を食べてもらえるよう料理のレパートリーを増やすようにをがんばっています。
「唐揚げは、油で揚げるだけでメインのおかずになるのでよく作っています」というyukiさん。使っているのは「富士ホーローの四角い天ぷら鍋」という商品です。
揚げ網、バッド、温度計がセットになっていて、これひとつであれば揚げ物が完了すると人気のアイテムです。バットは収納するときには、フタの役割も。「天ぷら鍋といえば丸」という常識を変えた、四角い天ぷら鍋のフロンティアです。
「初めて使った時は、少ない油で揚げることができてびっくりしました。家族全員の唐揚げとなると分けて揚げる必要はありますが、少ない油ですむので早く温まるんです」
「仕事から帰宅したらとにかく時間との勝負!」と言うyukiさん。早く油が温まるというのは、夕食を作る時間が短くなってうれしいところなのだとか。
「帰るとだいたい子どもたちがお腹を空かせて待っているので、夕食まで待てないんです。だから、夕食メニューが揚げ物のときには、先にポテトを揚げて食べさせています。その間にメインの唐揚げを揚げているんですが、長細いポテトをあげるのに四角ってまさにぴったりなんです!」
しかもホーロー製だから、食材を一気に入れても温度が下がりにくいんだとか。ポテトと唐揚げを“連続揚げ”しているyukiさんにとって、これって重要なポイントですね。
しかも“四角い”形には、片付けるときにも便利な点が。
「四角形だから、油を移すのも角から簡単にできるんです。ホーロー製ということでいうと、洗い物をするときにヌルヌル汚れがするんっと取れたのにも驚きました」
小さな子どもがいる家庭は、後片付けもゆっくりできない。揚げ物は後片付けが大変ですが、それが時短になるのは「すごく助かっている」のだそうです。ワーキングママの家事をサポートする心強い相棒になっているようです。
本体は白で、食材の揚げ具合、油の色がはっきりわかるのも料理が失敗しない理由と語るyukiさん。買った当初は、「買ってよかった」としみじみ感じたのだそうです。
4人家族の主婦が買ってよかった!出しっぱなしOKの「天ぷら鍋」
次にご紹介するのは、家族4人で暮らす主婦coroさん。最近、小学生の2人のお子さんが食べ盛りになってきて、揚げ物の量が増加中。夫も子供も家族全員、揚げ物が大好きなご家族です。
coro
4人家族。子供は小学校5年生の男の子と3年生の女の子。掃除は好きだけど、片付けと料理は苦手。ラクしてキレイに見せるアイデアや手間なく調理ができるアイテムを追求中です。
月に2、3回は揚げ物を作っていると語るcoroさん。「子どもたちからよくリクエストされるのがエビフライ」。使っているのは、長細い食材がぴったりはまる四角い天ぷら鍋「チーノ」です。
油の温度を適温に保ちやすい鉄製で、四角い形の天ぷら鍋の中でも、25cm×15cmというコンパクトなサイズ。食材の芯までしっかり火が通り、カラッと仕上がるアイテムです。フタにもなるバットは、余分な油が落ちる波型なのが◎。バットにもエビフライを並べて置けます。
「家族分の4本をぴったり並べて揚げられるのに、まず感動しました。今まで使っていた丸いフライパンでは、どうしても端のほうがデッドスペースになっていたんです」
エビフライが整列するのがすごくいいと語るcoroさん。きれいに並ぶのが気持ちよくて、長細い食材を揚げるのにハマったそう。
「春巻きやとんかつも揚げやすくて、食卓に登場する回数が増えました。家族分を一気に揚げられるようになって、時短にもなっています」
これまでは揚げ上がった分から先に家族に食べてもらって、coroさんだけがコンロ前で揚げ続けていることもあったそう。今は家族と一緒にアツアツが食べられるようになったんだとか。
さらに四角い形で、揚げる時以外にも役に立っていることがあるそう。
「コンロ横に置いてみたらシンデレラフィット! もともと引き出しの中に片付ける予定だったんですが、フライパンを収納するラックを置いているせいで出し入れしにくくて……。あちこち置き場所を探した結果、ここが定位置になりました」
コンロに近い位置でも、四角いから調理中の鍋とぶつかることがないそう。さらにcoroさんが発見したのは、こんな便利な使い方。
「この天ぷら鍋にはフタが付いていて、そのフタの上に調味料が置けるんです。調味料もちょうど取りやすい高さになって一石二鳥です」
食べ盛りの子どもたちの胃袋を満たすために奮闘するcoroさん。揚げている時も揚げていない時も、買ってよかったと実感しているそうです。
ズボラ主婦が買ってよかった!掃除がラクになった「深型天ぷら鍋」
3人目にご紹介するのは、編集部員ひらこ。毎日の夕食作りが面倒、できるだけ手間を減らしたいというズボラを生かして「やめ家事潜入リポート」なる連載をもっていました。揚げ物は面倒なイメージがあるのですが、「家族みんなが好き」で、週1くらいでフライを作るのだとか。意外です。
編集部:ひらこ
中学生、高校生、大学生の娘3人を持つズボラ主婦。娘3人+夫という家族構成だけに、毎日家事の時短を追求。その結果、時短アイテム、手抜きネタのエキスパートに。
そんなズボラなひらこさんが、使っている天ぷら鍋は「郷技」というアイテムです。
金属加工で有名な燕三条の逸品。ひとつひとつ職人の手でつくられた鉄製の天ぷら鍋です。表面に凹凸のあるエンボス加工が施されていて、熱伝導率の高さを実現。鉄製であることと相まって、蓄熱性も高く揚げ物油の温度をキープ。揚げ物がカラッと仕上がる天ぷら鍋です。
20センチというサイズはちょっと小さめ。5人家族というひらこさんには、小さすぎるのではないでしょうか。
「娘3人なので、これで十分。逆に大きな天ぷら鍋を買うと、油がたくさんいって不経済。これぐらいの方が後片付けもラクだと気付いて、あえての小さめなんです」
家族の人数が多いからといって大きめを買うという選択をしないのが、長年商品セレクトに携わってきたプロの視点。揚げ物は片付けが面倒でも、小さめならまだハードルが低いのだそう。
「昔は、天ぷら油をわざわざ出すのが面倒だという理由で、フライパンを使っていたのですが、油がとにかく飛び散る、飛び散る。それを防ぐためにレンジガードで防御壁を築いたものの、今度はそのレンジガードに飛んだ油を拭くのも面倒くさくて……」。そこでひらこさんがたどり着いたのが、小さめ天ぷら油を使うということ。小さくても深めのものを選ぶことで、十分な量を短時間で揚げられるのだそう。
「深めの天ぷら鍋なので、油の飛び散りも少なくなりました。深めなので、食材が十分浸かってフライパンで揚げ焼きしたときよりもカラッと短時間で揚がるように。フライパンの買い替え頻度も少なくなくなって、結果オーライです」。
でも日々、新しい商品に触れているハウジー編集部員。トレンドの四角い天ぷら鍋は、気に入らなかったのでしょうか。「収納するときに、フライパンと並べる!というのは決めていたんです。さらにフライパンより使用頻度が少ないので、奥側に入れたいなと思っていました。なので、小さくて深くて丸い天ぷら鍋が、私にはベストセレクトだったんです」
「実際並べてみても、ほら、ぴったりです。調理中に片手が汚れていても、もう片方の手でサッと出し入れできるので手間もないんです」とひらこさん。ちょっとした動作でも毎回となるとストレスになってしまうもの。とにかくよくよく検討して買われたのがわかります。
小さい&深い天ぷら鍋なら、フライパンよりラクチン。ズボラ主婦ひらこさんが、買ってよかったと思った天ぷら鍋は、面倒というレッテルから解き放ってくれた燕三条の名品でした。
一人暮らしの20代女子が買ってよかった「揚げたてが復活する天ぷら鍋」
食べることが大好き、料理を作ることも大好きなMITSU。一人暮らしながら結構な頻度で揚げ物をする揚げ物女子です。そんなMITSUが使っているのは、トレー付きのホーロー天ぷら鍋。1つで2役をこなすと注目の天ぷら鍋です。
MITSU
ハウジーショップや姉妹店でフライパン・鍋・キッチンツールを担当するバイヤー。メーカーの担当者と直接話す中で得た豊富な商品知識を元に、「毎日をより便利により楽しくする」キッチン道具を紹介していきます!
普段バイヤーとしてたくさんの天ぷら鍋を手に取っているMITSUさんですが、どんなきっかけでこの天ぷら鍋を使い始めたのですか?
「四角い天ぷら鍋が人気になっている中、ワイドタイプの新商品として登場したこの天ぷら鍋を一度試してみようと思ったのがきっかけです。でも最初は、一人暮らしでは大きすぎて持て余してしまうかなと思っていたんです。」
確かにコンパクトなタイプと比べるとひと回り大きなサイズになっていますよね。実際使ってみてどうでしたか?
「私は夕食のおかずを作る時に、次の日のお弁当のおかずも作るようにしてるんですが、これで揚げ物を作ると夕食用とお弁当用のおかずが一気に揚げられるんです。手間や調理時間が減って大助かり」
この天ぷら鍋は、トレーが付いていることも特徴ですよね。
「トレーは、揚げ物しているときはバットとして使えるんですが、温めなおすときはトレーごとグリルやトースターに入れて使えます。残り物でもサクサクが復活するんですよ」
いつでも揚げ立てが食べられるトレー付きの天ぷら鍋。揚げ物女子が手放せなくなるのも納得です。
以下の記事では、MITSUが「ホーロー天ぷら鍋(トレー付き)」を詳しくレビューしています。ぜひご覧ください。
>>四角い天ぷら鍋が進化した! 1つ2役の一人暮らしの味方が登場
ベストな天ぷら鍋で揚げ物ライフをenjoyしよう
素材や形だけでなく、付属するものによっても使い勝手が変わってくる天ぷら鍋。人気のアイテムを選ぶのもアリですが、ライフスタイルに合わせてこだわって選ぶことで、揚げ物ライフをもっと楽しめること間違いなし。
今回のそれぞれのレビューを参考に、ぜひぴったりの天ぷら鍋を選んでくださいね。
※本記事は、メーカーからのサンプル協力をいただいて執筆しています。ただし、記事内容やランキングへの意思決定に関与するものではありません。