家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
人気料理家も推す「丸いまな板」。定番の「四角いまな板」にはない意外な使いやすさがあって、最近は人気が急上昇中です。
今回は、そんな「丸いまな板」の使い勝手に触れながら、おすすめアイテムをご紹介します。
長方形のまな板とどう違う? 丸いまな板の使い勝手
どうして近年、ここまで丸いまな板が注目されているのでしょう。そこには意外な使い勝手のよさがあります。
丸いまな板が使いやすいワケは?
一般的に言われている「丸いまな板」のもつメリットは以下です。
- 横幅をとらないので、狭いキッチンでも使いやすい
- まな板をクルクル回しながら使えば、複数の食材を並行して切れる
- 食材を違った角度から切りたいとき、まな板を回すだけで済むので、食材を動かさなくてもよい
- 円のフチ(奥側)の部分に、切った食材を一次置きできるスペースがある
- 黒のまな板なら、そのままテーブルに出してもおしゃれ
これらは本当なのでしょうか? 実際使ってみる人に取材してみました。
丸いまな板の使い勝手は?
最近、編集部やスタッフ内でも丸いまな板はちょっとしたブームに。実際に使ってみたスタッフに聞くと「鍋を作るとき便利さを感じる」という声が。切った後の食材がまな板の上で並べて置けるというのがその理由。白菜は切るとスペースを取りますが、それ丸いまな板だと奥の部分に寄せておくことが可能。細かく刻んだ食材がまな板からこぼれ落ちてしまうというプチストレスから解放されるようです。
そういえば、プロの中華料理人は昔から分厚くて丸いまな板を愛用していますよね。同じように切ったあとの食材をまな板の上でキープできるからなんだそうです。
さらに一人暮らしの男性スタッフによると、切るだけで完成するチーズやアボカドのおつまみを作るのに最適なのだとか。しかも「黒いまな板なので、皿としても使っている」とのこと。一時期流行した「スレート皿」感覚で使っている様子です。角がない分、調理スペースでも収まりがよく取り回しがきくので、一人暮らしでも重宝するアイテムのようです。
丸いまな板を選ぶときのチェックポイント
そんな丸いまな板。先ほどはメリットばかりを紹介しましたが、選ぶときには気を付けたいポイントも。ハウジーでキッチンツールのバイヤーをしているMITSUさんに、ポイントを教えてもらいました。
【素材】抗菌素材か木製か、刃当たりは?
まな板を選ぶとき、食材を切ったときの感触にこだわる人もいるのでは? この「刃当たり」は、まな板に使われている素材で全く異なってきます。取り扱うときの注意点も異なりますので、まずはどの素材のものを選ぶか決めましょう。
- 木製……刃当たりが柔らかく、切った食材が滑りにくいため、昔から使われてきた素材。ひのき、桐、ヒバ、イチョウなど木の種類によっても特徴の違いが。水分を吸いやすいので、十分に乾かさないと黒ずみの原因にも。漂白剤は使えないので、清潔に保つためには取り扱いに注意が必要です。
- プラスチック製……安価なのが魅力。食洗機・漂白剤対応しているものも多く、お手入れも簡単です。ただ包丁の衝撃を吸収しにくい点と熱に弱いのがデメリットです。
- エストラマー製……弾力性のある加工ゴム素材。木と同じく、刃当たりも抜群。
「最近話題になっているのが、耐熱エストラマーいう素材です。」とバイヤーMISTU。
弾力性があって曲がるので、食材をまな板から鍋にそのまま移すときに便利。木のように柔らかく、包丁との相性も◎。また耐熱性のものがほとんどなので、熱湯をかけて除菌できるのも人気のヒミツのようです。
また「木のまな板を選ぶなら、こだわって選ぶ方が最終的にはコスパがいいですよ」とバイヤーMISTU。木の素材によって特徴が異なる上に、安価なものは変質しやすいというのがその理由。「高価なものは時間をかけて乾燥させたり、たわみにくい部位が使われてたり……と、ちゃんとお値段に見合う理由があります」とのことです。
【抗菌性】抗菌加工や耐熱温度など、衛生面をチェック
毎日食材をのせるものだけに衛生面も考慮したい点です。木製でなければ、抗菌加工が施されたものがほとんど。特にSIAA(抗菌製品技術協議会)が「抗菌性・安全性・適正表示」と認証したSIAAマークがついたものなら、基準を満たしているので安心です。
また耐熱温度が高いものなら、熱湯をかけることで除菌することが可能。漂白剤を使うなら、合わせてチェックを忘れずに。
木製の場合は、抗菌作用が高いとされている「ヒバ」「ヒノキ」などを選ぶのもひとつの手です。
【収納】かまぼこ型なら立て掛けOK。フック付きかもチェック
丸いまな板の最大のデメリットといえるのが、自立しないということ。厚みがあっても、四角いまな板のように自立することがないため、どうやって収納するかを考えて選ぶようにしましょう。
立て掛けられないというデメリットを補うため、丸いまな板にはフック穴が付いたものが多数発売されています。壁に掛けるスペースを作って「浮かす収納」にするというのも手です。
最近では「かまぼこ型」と呼ばれる半円形の形をしたまな板もあります。この形なら立て掛けOK。完全な円の形をしたまな板より高さが抑えらえるので、食洗機や棚に収まりやすくなるのもメリットです。
【大きさ】食洗機に入るか、水切りラックに立つかチェック
長方形や四角いまな板と異なり、どうしても立てたときに高さがでてしまうのも「丸いまな板」の難点のひとつ。とくに大きさが手に取ってわからないECサイトで購入する際は注意が必要。レビューでも「思ったより大きかった」という声もあるので、写真を見て「なんとなく」選ばず、サイズはちゃんと測っておいた方が無難です。
- 食洗機に入るか、水切りラックに立てられるか
- 置いた時にシンクに収まるか
だいたいどんなまな板を使いたいか、イメージできましたか? ここからは実際のおすすめアイテムをご紹介していきます。
「まん丸」でクルクルまわしやすい!丸いまな板
「真円」に近い丸いまな板は、クルクル回転しながら使えるのがメリットです。ただしサイズを測って、収納場所にちゃんと収まるか考えてから買わないと後悔の原因に。またプラスチック製は、滑りやすいので滑り止めが付いたものの方が安心です。
水に強く耐熱性にもすぐれたシンプルなまな板
リサイクルできる天然木の繊維を使ったウッドファイバー製のまな板。水分が浸透にしくい素材を使っているので、洗ってもすぐ乾き、色移りに強いのが特徴。しかも耐熱温度は176度とまな板としてはかなり高いので、鍋敷きとしても使えるアイテム。
クルクル回しやすいプラスチック製まな板
その名も「複数の食材が切りやすい抗菌丸型まな板」。両側の出っ張り部分をつまむと回しやすい設計に。306gと軽量なので、食材を移すときにも洗うときにも取り扱いやすいのも魅力。色はグレーとベージュがスタンバイ。直径は約26㎝。
ラインナップ豊富で好みで選べる、貝印のまな板
真円に近い形ながら直線部分があって立て掛けが可能。収納しやすい一枚。表と裏で異なる表面加工がされているので、肉と野菜、魚と野菜と食材によって使い分けて正解。色は写真のチャコールグレーとオフホワイト、サイズは25cm・30cm・35cmがスタンバイ。ラインナップ豊富なので、お好みがきっと見つかるはず。
キズが目立たない石目調。リッチ感のある一枚
SIAA認証の抗菌加工が施され、塩素系漂白剤も使用可能、耐熱温度が100度と衛生面に配慮した一枚。傷が目立たない石目調で、高級感ある見た目も魅力。プラスチック製ながら、4か所に滑りを防ぐラバー付きで、滑りにくい設計になっています。
立て掛けられる!かまぼこ型まな板
四角いまな板と丸いまな板のいいとどりをしたのが「かまぼこ型」のまな板です。立て掛けられない、高さが出てしまうという「まん丸い形」のデメリットを解消。切っているとき、身体側の手前にデッドスペースができることもないので、使い勝手抜群です。
かまぼこ型まな板の認知度を上げたヒット商品
かまぼこ型まな板で売れている耐熱エストラマー製のアイテム。刃当たりのよさ、扱いやすい重さといいところが詰まってヒットに。耐熱温度は130度で、熱湯消毒や食洗機に対応しているだけでなく、塩素系漂白剤もOK。色はブラックとアイボリーがスタンバイ。大きさも横幅35cmのものと30cmのものの2展開。値段もお手頃なので、丸いまな板デビューをするのにもぴったり。
純日本製にこだわった高品質のエストラマ―製まな板
安全性を追及し、すべての工程を国内で製造したまな板。抗菌剤を練り込んだエラストマー素材を使っていてSIAA認証マークも取得済み。130度の耐熱温度で、熱湯消毒だけでなく、煮沸消毒にも対応。色はオフホワイトと黒、サイズは横幅34cmと24cmをスタンバイ。少しお値段ははるものの、こだわりアイテムを探している人にはぴったりです。
備長炭を配合した黒いまな板
備長炭を配合した抗菌耐熱エストラマー素材を使用。刃当たりなめらかで使い勝手も抜群。肉や魚のドリップがキッチン台に流れ出るのを防止する溝付きなのも魅力。耐熱温度は130度で、食洗機や熱湯消毒にも対応しています。
吊るして収納できるプラスチック製のまな板
「Ag+」抗菌材が素材に練り込まれたプラスチック製まな板。立て掛けられるため、フック穴のないまな板が多いかまぼこ型ですが、こちらにはデッドスペースになりやすい位置に穴が。そのため、吊るして収納してもOK。財布にやさしいお値段も魅力的です。
「四万十ひのき」と「桜」を使った高級まな板
高知県産の「四万十ひのき」と「桜」をつなぎ合わせた木製まな板。安価な木製だと、たわむことがありますが、こちらはこだわりの逸品で、9ミリの薄さでも反りにくさを実現。上部の穴は指を入れられるサイズで、食材を鍋にいれるときにも便利。
器としても!サービングボードとして使えるまな板
丸いまな板は、そのままテーブルに出してサービングボードとして使ってもおしゃれです。一石二鳥で使えるため、ガーデンパーティやグランピングなどアウトドアシーンでも大活躍します。
アウトドアブランドが提案する竹製まな板
皿にもまな板にもなるリバーシブルアイテム
デンマークのブランド「KEVNHAUNケブンハウン 」の多機能ボード。へこみのある表面はサービングボードとして、裏面はカッティングボートになる1枚2役のアイテム。40cmとちょっと大きめなので、ホームパーティーなどで使う2枚目として使うのも◎。
カフェやレストランでも愛用されている「BONO BONO」のサービングボード。硬くて丈夫なアカシアを使っているので、まな板として使ってもOK。40cmと普段使いにはちょっと大きめ。シリーズには横に長めの楕円形のものもスタンバイ。
長方形と丸の長所を生かした豆のカタチをしたまな板
食材の仮置きスペースがある丸型のよさと高さをおさえた長方形型のいいところどりをしたビーンズ型のまな板。高級木材「桜」を使い、オリーブオイル仕上げをした高級品。まな板としてだけでなく、サービングボードとしてバゲットをのせるのにもぴったり。サイズは大と小の2サイズ展開。
2023年の売れ筋ランキングTOP5を紹介
ここでは売れ筋の丸いまな板をランキング形式でご紹介します。人気アイテムをぜひ参考にしてください。(「リビングート 楽天市場店」2023年調べ)。
1位:食洗機対応 丸いまな板 耐熱エラストマー
刃あたりが柔らかく食材がすべりにくい耐熱エラストマー素材のまな板。
>>アイテムを見る
2位:丸いまな板(小)
限られたスペースでも使いやすいコンパクトサイズで、ひとり暮らしの人にもおすすめ。
>>アイテムを見る
3位:「HANAKO」エラストマーカッティングボード
耐熱温度が130度で、煮沸消毒・熱湯消毒にも対応。
>>アイテムを見る
4位:「HANAKO」エラストマーカッティングボード ミニ
小さな食材やお弁当用の食材を切るのに便利なミニサイズ。
>>アイテムを見る
5位:ラバー付耐熱抗菌まな板
漂白もOKで衛生的に使える抗菌加工のまな板。
>>アイテムを見る
丸いまな板で、家事を時短しよう
「長方形がなんとなく使いにくい」と思っているなら、丸いまな板にぜひ挑戦して。
特に、いろんな食材を切らなくてはいけない「鍋」や「八宝菜」といったメニューを作るときに、「丸いまな板」のその便利さに驚くはず。安価なものから高級なものまで、幅広いアイテムをご紹介したので、ぜひ自分に合うアイテムを見つけてくださいね。