中学生、高校生、大学生の娘3人を持つズボラ主婦。娘3人+夫という家族構成だけに、毎日家事の時短を追求。その結果、時短アイテム、手抜きネタのエキスパートに。現在「やめ家事」の連載中。
王道の保存容器といえば「フレッシュロック」。
詰め替えにそれほど興味がなかった私が、フレッシュロックのとりこになってしまったワケとは? ぜひチェックしてください。
保存容器「フレッシュロック」をバイヤーがすすめるワケ
SNSで見かける、ずらっと並んだ保存容器の写真。調味料を詰め替えてきれいに並んでる様子に憧れつつも、ズボラな私にはマネできないだろうなとそれほど興味を持っていませんでした。
でも最近、娘にキッチンの引き出しの中がぐちゃぐちゃと指摘されるように。それに、体にいいと聞いて食べ始めたナッツがすぐ湿気てしまうのも気になっていて……ちゃんと密閉できる保存容器をそろえてみようかなと思い始めたんです。
そこで保存容器のプロ、キッチン担当の川村バイヤーに聞いてみることに。川村バイヤーからすすめられたのが「フレッシュロック」でした。なんでもフレッシュロックにはこんなメリットがあるそう。
- 密閉できる
- 開けやすい
- 中身が見える
- 軽い
- 四角でデッドスペースできない
- 角は丸みがあって洗いやすい
「一度使ってみて」と言う川村バイヤーに半ば強引に手渡されたフレッシュロック。確かに、軽いし中がよく見えるし使いやすそう。でも……私は知っているんです。100均にもそっくりの商品があることを! フレッシュロックと100均のそっくりさん、川村バイヤーには悪いけど使い勝手が同じなら安いほうがいいなと思ってしまった私。でももしかしたら何か違いがあるのかも!? 気になった私は、さっそく2つを比べてみることにしました!
「フレッシュロック」に激似の100均アイテム。密閉度を比べてみたら?
左がフレッシュロック、右が100均のそっくりさんです。並べてみると……見た目はほとんど変わりません。容器の透明度も同じくらいです。
フタ部分にはちょっと違いが。フレッシュロックは指で引き上げてロックをはずすのに対し、100均はロック部分を押すだけで解除できるようになっています。あれ?100均のほうがラク……?
分解すると、本体とフタとパッキンで、パーツの数は一緒。実際洗ってみても、洗いやすさに違いは感じられませんでした。
ここまでは両者に大差ないかんじ。若干100均のほうが簡単に使えるかもという印象です。
最後に、密閉度を調べてみることにしました。中に水を入れて傾けていくと……
なんということでしょう! 100均の容器は、すき間から水がだーっと流れ出たのに対し、フレッシュロックは水が1滴もこぼれなかったんです。これはスゴイ! 正直、こんなに差が出るとは思っていなかった私。フレッシュロックの密閉度の高さに感動してしまいました。
「フレッシュロック」どのサイズに何をいれるのが正解?
フレッシュロックのすごさを思い知った私は、さっそく家にある調味料を詰め替えてみることにしました。でも、詰め替えについては前からモヤモヤしてることがあったんです。それは、「詰め替えてもパッケージ全部がぴったり入らないと意味なくない?」ということ。だって全部入らずに半端に残ってしまったら、今度はそっちが湿気てしまいますよね。
そこで、どのサイズにどんな調味料を入れればぴったりなのか、フレッシュロックのサイズ別に試してみることにしました! さっそく、私が見つけたシンデレラフィットの組み合わせをご覧ください。
「300ml」には鶏ガラスープがぴったり
せっかくチャック付きの袋に入ってるのに、すぐにチャック部分を粉だらけにしてしまう私。しっかり閉まらなくなるのがストレスだった「鶏ガラスープ110g」が、全部すっきり入りました。
「500ml」にはスティックシュガーがぴったり
適当に収納しているせいで、来客時に必要なときには中身が固まってたなんてことも。「3g入りのスティックシュガー50本」がきっちり入ってもう安心です。
「800ml」にはパン粉がぴったり
フライのときに意外にたくさん使うパン粉。調理している途中で、足りなくなった~という事態も。「パン粉180g」が全部入って、残量がひと目で分かるようになりました。
「1.1L」には麩がぴったり
子どもたちが大好きな麩。でも結構場所をとるんですよね。お味噌汁に欠かせない「おつゆ麩30g」がぴったり入りました。
「1.4L」には砂糖がぴったり
口をしばっていた輪ゴムが知らなうちに切れて、引き出しの中が惨状に。「砂糖1kg」が全部入って、もう悲劇は起こりません。
「1.7L」には小麦粉がぴったり
料理にお菓子にひっぱりだこ。常備しておきたい定番の粉もの「小麦粉1kg」は、ぎりぎりだけど全量入れることができました。
「2.7L」には麦茶パックがぴったり
わが家ではお茶と言えばこれ。「麦茶54パック」がまさにジャストフィット。残りが出ないって幸せです。
ちなみに、フレッシュロックには4Lという特大サイズもあって、こちらは「米3キロ」が入る大きさなんだそうです。
ぴったりのコンビを、ずらっと並べるとこんな感じに!
いろんな調味料や食品を入れてみて、私が一番感動したのは麦茶パック。今まで使っていた容器には全部入らなくて、残りを輪ゴムでとめて保管していました。でもその存在を忘れて、新しいのを買ってきてまた残りがでる、という負のループにはまることもしばしば。麦茶1袋分が全部入る容器に出合えたおかげで、残りの管理から解放されて気持ちがすごくラクになりました。
ズボラ主婦がひらめいた!「フレッシュロック」の使い方
さて、娘にぐちゃぐちゃと指摘された引き出しの中。確かに、半端に残った乾物を直接入れているせいでカオスな状態に。でもこの残り物も全部フレッシュロックに詰め替えるのは面倒だなと思っていたところ、名案がひらめきました! 大きめのフレッシュロックに残り物をまとめて入れればいいんじゃない? さっそくやってみると……
フレッシュロックにまとめる前。引き出しの中で残り物の乾物が散乱しています。
残り物の乾物たちをまとめてフレッシュロックに入れました。
引き出しの中がこんなにすっきり! 乾物の湿気対策もばっちりになって一石二鳥。
フレッシュロックにまとめて入れるだけで、超すっきり。管理しやすくなったし収納スペースが増えていいことづくめでした。娘からも、きれいになった!とお褒めの言葉が。
デメリットが見つからない! フレッシュロックはやっぱりスゴイ
わが家では、よく使うものはぴったりサイズのフレッシュロックに全量詰め替え、たまに使う食品の残りものは大きめのフレッシュロックにまとめ入れすることにしました。詰め替えたフレッシュロックを引き出しの中に収納してみると、憧れていたきれいなキッチンの光景に! これはクセになりそう。整理上手さんがこぞってフレッシュロックを使う理由がよく分かりました。
それにフレッシュロックは長年愛されるロングセラー商品。このロングセラーという事実は、実は私にとっては超重要なんです。なぜかというと、急になくなることやデザインが大きく変わってしまうことがなさそうだから。買い足したいときにまた同じものが買えて、思った通りのぴったり感で使える、この安心感はやっぱりフレッシュロックだからこそだなと思っています。
<フレッシュロックのここがスゴイ>
- 密閉性が高い
- 引き出しに入れても上から中身が見える
- 買い足したいときに同じものが買える
もしまだフレッシュロックを使ったことがないなら、保存容器の王道「フレッシュロック」の実力をぜひ試してみてくださいね!