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角ハンガーにつきものなのがピンチの絡まり!干そうと思って角ハンガーを開くとピンチが絡まって開かない……なんてことがあるとイライラしますよね。
そこで今回は、実際に角ハンガーを使って実験!
ピンチの絡まりが起こる原因と絡まないようにするポイントをご紹介します。
ピンチの絡まりはどうして起こる?
角ハンガーをたたむと、ピンチ、フレーム、ワイヤーがギュッと集まります。
フレームとワイヤーは、これ以上動きませんが、ピンチはブラブラと動くもの。
ピンチ同士が引っ掛かったり、ピンチがフレームやワイヤーに引っ掛かったりすることで絡まりは起こります。
そう!ピンチが絡まる原因はピンチにあり。
ピンチが良く動く角ハンガーほど絡まりやすいといえます。
【実験】角ハンガーによって「ピンチの動き」の違いを比べてみた
そこで、角ハンガーをたたんで広げて、ピンチがどれくらい動くのかテストします。
比較するのは、こちらの5つの角ハンガー。
<今回、実験で比較する5つのハンガー>
- (1)ランドリーハンガー(株式会社シービージャパン)
- (2)ジャンボ角ハンガー ポリカ(東和産業株式会社)
- (3)ピンチからまん角ハンガー(株式会社アイセン)
- (4)アルモア スマート(株式会社オーエ)
- (5)室内干し角ハンガー(株式会社ダイヤコーポレーション)
※(カッコ)の中はメーカー名、以下省略。
ピンチが動いて絡んでしまったハンガーは?
すべてのハンガーについて洗濯物を取り込んだと仮定して、実験を行いました
ハンガーを竿から取るところからスタート!
フレームを持ち、矢印の方向にたたみます。すでに何だかピンチは不ぞろいな感じ……。
たたんでみると、ピンチがはさまってフレームをピタッと閉じることができません。
たたんで広げてを3回繰り返すと、(1)のランドリーハンガーは、上に飛び出しているピンチがあったり、横に向いているピンチがあったり、それぞれがバラバラ。
残念ながら、(1)のランドリーハンガーはテスト中にピンチが絡まってしまいました。
ピンチが動かず絡まなかったのは?
際立ってピンチが動かなかったのは(3)「ピンチからまん角ハンガー」。
たたんだ状態がこちら。ピンチの向きがそろっていますね。フレームもピタッと閉じることができました。
広げてもピンチの向きがわりとキレイにそろっています! もちろんピンチは絡まず、開閉もとても快適でした。
▼ピンチハンガーの絡まりやすさを実験した動画はこちら
ピンチが動くかどうかの実験まとめ
3回たたんで広げてみて、ピンチがバラバラと動いたもの、動かなかったものに分けてみました。
ピンチが動かず絡まなかった角ハンガーは「(3)ピンチからまん角ハンガー」と「(5)の室内干し角ハンガー」。
動いたのが「(1)のランドリーハンガー」と「(2)ジャンボ角ハンガーポリカ」と「(4)アルモアスマート」だということがわかりました。
【検証】ピンチが動くハンガーと動かないハンガーの違いを
ピンチが動いた3つのハンガーに共通するのは、ピンチがフックで引っ掛けられていること。
こちらは(4)のアルモア スマートのフック部分。
引っ掛かっているだけなので、ピンチは自由自在に動くことができます。
フックの形は違うものの、同じように引っ掛けられている(1)ランドリーハンガー。
持ち上げてみると、フレームを完全に超える高さまでピンチが動きます。
対して、ピンチが動かなかった【3】ピンチからまん角ハンガーのピンチはフックで引っ掛けられていません。
このようにフレームの穴にしっかりと差し込まれてあるので、左右の動きは制限されますね。
さらには、上への動きにも限界が……。
ピンチを持ち上げても、ここまでしか上がりません。
なるほど! ピンチがあまり動かず向きがそろっている理由がわかりましたね。
ピンチがフレームの穴にしっかりと固定されているハンガーだと、たたんだときに絡まりにくいことがわかりました。
そして、ピンチが動かなかったもうひとつのハンガー、(5)室内干し角ハンガーには別の理由がありました。
ピンチがぶら下がった状態のまま折りたたむことができるので、ピンチが不規則に動きません。
これは谷折りというたたみ方で、他の4種類の角ハンガーとはたたむ向きが違うんです。
たたんだときの状態を見てみると、ピンチが外側にきていることが確認できるでしょうか? フレームの内側にピンチをはさまないので絡みにくいといえますね。
谷折りと山折り、たたんだところを横から見てみます。
谷折りの(5)室内干し角ハンガーはピッタリキレイにたためていますね。
ピンチは外側に出ていますが、竿に掛けるフック部分が内側に入っているのでよりスッキリした印象です。
山折りの(1)ランドリーハンガーはピンチがぶつかり合っていて乱雑な感じです。フックが外側に出ているのも少々やっかい……。
【結論】ピンチが絡まらないように気を付けること
角ハンガーを比較して明らかになったのは、ピンチの絡みやすさは角ハンガーについている「ピンチの付き方」と深く関係しているということ。
ピンチが絡むことにストレスを感じているなら、ピンチが角ハンガーのフレームにしっかりと差し込まれているタイプを選ぶといいかもしれません。
また、数は少ないですが、谷折りにたためるものならよりピンチが絡みづらいです。
そして、山折りの角ハンガーをたたむときは、竿に掛けた状態でたたむこと。
これでピンチの向きがそろいます。
そして竿から取り外した後は、角ハンガーの向きを変えないこと。
横や逆さまに向きを変えるとピンチが動いて絡む原因になるので注意してください。
いかがでしたか?
上記2点に気を付けて、ピンチの絡まりを防いで、快適に洗濯をしてくださいね。