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自動製氷機を掃除する前に氷を移動

放置すると氷がにおう? 自動製氷機の簡単お掃除方法

掃除

夏になると出番が多くなる氷。わが家では真夏日が続くと、自動製氷機の水を小まめに補充して毎日氷を作り続けないと間に合わなくなるほどに。
そうなる前にやっておきたい事が、自動製氷機の掃除。

普段あまりお手入れをしたことがない方も、この機会にぜひ掃除してみましょう!

元小学校家庭科教諭。子どものハウスダストアレルギーをきっかけにおそうじにはまり、ブログ「節約ママのこだわり掃除」をスタート。時短家事や節約を楽しみながら日々研究中です。 著書「家族が笑顔になる おそうじの魔法」など。

製氷機のお手入れが必要な理由とは

製氷機のお手入れが必要な理由


「お手入れが大変そう」「掃除方法が分からない」など、何となくお手入れのタイミングを逃しがちな自動製氷機。実は、製氷機の給水タンクはとてもカビが発生しやすい環境です。製氷機をお手入れしない状態でいると、カビが原因でタンク内部がぬるつき氷がにおうことも……。

ほとんどのメーカーは、1週間に一度は給水タンクを洗うことをすすめています。タンク内がぬるついてきたらお掃除するサインだと思いましょう。また、内部のパイプや製氷皿については、1~2カ月に一度くらいがお手入れの目安です(自動洗浄機能がついているものを除く)。

おいしい氷を作るためにも、定期的にお手入れをするようにしたいですね。

ふだんのお手入れは基本的に水洗いで!

週に1度の給水タンクのお手入れは、とくに難しいことや特別な道具は必要ありません。しっかりと水洗いをするだけで大丈夫です。製氷皿や貯氷ケースなども、基本的に洗剤は使わずに水洗いのみできれいにできます。

<給水タンクのお手入れ手順>

  • 冷蔵庫から給水タンクを取り外し、給水タンクのフタを外して水道水で水洗いをする
  • 浄水フィルターやパッキングを取り外す
  • 取り外したパッキングや浄水フィルターをやさしく水道水で水洗いする
  • パッキングと浄水フィルターを取り付け直す

浄水フィルターをお手入れをしても黒い汚れや、ぬめりなどが取れない場合は、カビや雑菌が繁殖している可能性があるため、交換することをおすすめします。

ただし、給水タンクや浄水フィルター以外に、給水パイプなど手洗いできない部分の汚れが気になることもあるかと思います。その場合は、給水タンクに入れるだけでお手入れ出来る洗浄剤が便利です。

ここからは、クエン酸などの洗浄剤を使った自動製氷機のお手入れ方法をご紹介します。

しっかり掃除は洗浄剤を使って!

今回使ってみたのは、木村石鹸工業の「自動製氷機の洗浄剤」。洗浄成分はクエン酸でできています。

<p>自動製氷機の洗浄剤</p>

自動製氷機の洗浄剤

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除菌成分についても梅果汁抽出物とあり、食品から作られているため、子どものいる家庭でも安心して使えます。

自動製氷機を掃除する前にしておきたいこと

製氷機の内部をお掃除をする前に、まずは準備をしておきましょう。細かいパーツも分解して洗うので、取扱説明書もあらかじめ手もとに用意してからはじめましょう。

自動製氷機を掃除する前に氷を移動

1.氷室にあった氷は、容器や袋に入れて冷凍庫へ移動させておきます。給水タンクだけでなく、氷室も一緒に掃除をすると汚れがキレイになって気持ちがいいですよ。

自動製氷機を掃除する前に洗浄ボタンをおす

2.冷蔵庫に洗浄ボタンがある場合は、お手入れ前に押します。我が家の冷蔵庫の場合、製氷皿に残っていた氷が落ちて製氷皿をすすぎ洗いしてくれます。落ちてきた氷と水は捨てましょう。

自動製氷機を掃除する前に浄水フィルターを外す

3.給水タンクの内部にある浄水フィルターを外しておきます。(ない機種もあります)

自動製氷機を掃除する前に折れ入れ中のシールを貼る

4.洗浄中はピンクの氷ができるのでわかりやすいですが、家族がいる場合は念のため「お手入れ中」ということを伝えておきましょう。

また、洗浄剤には「食べられません」シールも付属しているので、冷蔵庫の氷室の部分に貼っておくと安心ですね。

洗浄剤を使った製氷機のお手入れ方法

ここからは、実際に洗浄剤を使ってお手入れをしていきます。給水タンクの分解方法は機種によって違うので、取扱説明書を見ながら行いましょう。「分解なんて難しそう」と思われるかもしれませんが、一度しっかり説明書に目を通してから分解すると、意外と簡単に行うことができますよ。

自動製氷機の洗浄剤を製氷機に入れる

1.「自動製氷機の洗浄剤」を給水タンクに全て入れ、水を400ml追加します。

製氷機掃除でできたピンクの氷

2.タンク内の洗浄液がなくなったら、すすぎの水をタンクの半分まで入れます。

ピンクの氷が出なくなったらすすぎは終わりです。色の濃いピンクの氷は、あとで再利用できるので、洗面器など別に入れて取っておきましょう。

自動製氷機をハケで掃除

3.給水タンクの内部は、ハケで掃除するのがおすすめです。製菓用のハケだと毛も抜けにくく、水にも強いのでザブザブ洗えます。ぬめりを取るように、角の部分を念入りに洗っていきます。

製氷機の細かい部品をブラシで洗う

4.パイプなど筒状のパーツは、ストロー洗いや、急須洗いブラシなどを使えば内部までしっかり洗えて気持ちがよいです。

製氷室の貯氷箱を外して、水洗いする

5.貯氷ケース(貯氷箱)を外して、水洗いします。アイスサーバーの下は汚れやすいので、特に念入りに洗います。

この時、しっかり乾かしてから戻さないと、霜がつく原因になるので気を付けましょう。

.貯氷ケース(貯氷箱)を外して、水洗い

本体にある吸水パイプも水洗い

6.本体にある給水パイプも取り外します。タンクを外した本体にも食品や水滴が落ちて汚れがたまりやすいので、ここも水洗いします。きれいなフキンやペーパーを水で軽くぬらして、汚れを拭き取りましょう。

パーツを組み立てて戻す

7.乾かしていたパーツが乾いたら、浄水フィルターを戻し、パーツを組み立てて、給水タンクを戻します。

冷蔵庫のメーカーや機種にもよりますが、お手入れ後に自動製氷を再開させた直後は、すぐに給水できません。
いつもより新しい氷ができるまで、数時間~半日ほどかかる場合がありますので、なるべくドアの開閉の回数を少なくして待ちましょう。

お手入れには水道水がおすすめなワケ

分解洗いした自動製氷機

自動製氷機を洗浄剤で内部まで洗うと、ピカピカになります。
ただし、使う水の種類によっては、給水タンク内にカビが発生することも。
お手入れには、塩素消毒された水道水の使用がおすすめです。塩素消毒されていない水は雑菌やカビが繁殖しやすくなるため、

  • 一度沸騰させた水
  • ミネラルウォーター
  • 井戸水
  • 浄水器の水など

これらを使用する場合は、通常よりもこまめにお手入れする必要があります。

万が一カビが発生して漂白剤を使用する場合には、まず取扱説明書をよく読んでから、その内容にしたがってください。その際、フィルターは必ず外すようにしましょう。

捨てるのはもったいない? 洗浄剤入り氷の再利用アイデア

クエン酸でできた洗剤の氷

洗浄剤を使ったときにできる濃いピンクの氷は、洗浄成分が多く含まれているため、お風呂掃除などに再利用できます。クエン酸のように弱酸性なので、水アカを落とすのにも効果的です。
わが家では、自動製氷機の掃除でできた氷をお風呂で溶かし、溶けた水をスポンジにつけてこすり洗いしてから捨てています。このとき、浴槽などに色が着色しないか目立たない場所で確かめてから、掃除してください。

他にも、水道や鏡、浴槽や床のこすり洗いにも使えますよ。

クエン酸で浴槽掃除

お風呂掃除に使ってみたら、浴槽内のザラザラが取れました。氷が溶けないうちに掃除をすると汚れが取れにくかったので、しっかり溶かして常温になってからがおすすめです。

見えない部分までしっかりお手入れして夏を迎えよう

分解された自動製氷機

わが家の冷蔵庫は製氷皿が取り外せないタイプです。外して洗える機種の場合は、製氷皿を取り外してから水洗いをしましょう。普段はなかなかお手入れしにくい、自動製氷機の内部。暑くなる前がお手入れのベストタイミングです。

この機会にぜひ、お掃除してみてくださいね。

自動製氷機の洗浄剤

自動製氷機の洗浄剤

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