【完全版】布団圧縮袋の比較―圧縮してもすぐ戻る?圧縮後の状態をタイプ別に実験!

かさばる布団の収納スペースを小さくして、押入れやクローゼットを有効利用するのに便利なのが、「布団圧縮袋」。
圧縮袋を使えば、何と収納スペースが3分の1に。

でも、よくあるお悩みのひとつが、「せっかく圧縮したのに翌日にはふくらんでしまった」ということ。

空気を抜いてキュッと小さくなっていたはずなのに、一晩経ったらもとどおり。
せっかくの苦労が水の泡!

……そんな経験はありませんか?

今回は色々な種類の布団圧縮袋を使って実際にふとんを圧縮した後、48時間後までの圧縮力を比較・実験してみます。
是非チェックしてみてくださいね。

布団圧縮袋の基本的な使い方は?

まずは圧縮袋を使った布団の圧縮方法をご紹介します。
使い方はカンタン!

●よく乾かした布団を入れて…

圧縮作業1●ファスナーを閉めて、掃除機で吸引
圧縮作業2手順は、以上!

もとのサイズと比べると、約3分の1以下。かなり小さくなりました。
使用前使用後2

布団圧縮袋の種類って?

実は、布団圧縮袋にも種類があります。

今回比較のために集めたのは、こちらの4種類。
①自動ロック式圧縮袋(レック株式会社)
②ふとん圧縮袋M2枚(レック株式会社)
③ふとん圧縮袋L(ダイソー)
④バルブ式衣装ケース用圧縮袋(ダイソー)

※(カッコ)の中はメーカー名・取扱先、以下省略。

布団圧縮袋というのは、ふとんが入る大きなビニール袋の口の部分にファスナーがついたアイテムのことで、掃除機を使う圧縮袋の場合、種類は大きく分けて2つあります。
シンプルなスタンダードタイプと、バルブがついているバルブ式です。

実際の比較の様子はこちら!


スタンダードタイプの布団圧縮袋は作業の早さが命!

まずこちらが、スタンダードタイプの布団圧縮袋。

「布団圧縮袋」と聞いてまずイメージするのは、このタイプなのでは?
ダイソー圧縮袋使用イメージふとんを入れてファスナーを閉める時に5~6cmほど隙間を空けておき、掃除機のノズルを差し込んで中の空気を抜いていきます。

圧縮が終わったら、ノズルを抜きつつ残りのファスナーをサッと閉じる。
ポイントは、せっかく抜いてしまった空気が入らないようになるべく急ぐこと!
圧縮作業4「しまった、せっかく圧縮したのに隙間が空いていて、はじめからやり直し!」
こんなトラブルが起こりがちなのも、このタイプ。

急いでファスナーを閉じるので、「実は閉じきっていなくて空気が漏れていた」なんてことも。
ちょっとした苦労話がつきものの、昔ながらのタイプです。

「ふとんが臭う」原因は、掃除機の中の空気の逆流

ふとんを取り出そうと圧縮袋を開けた時に、ぷ~んといやな臭いがすることがあります。

実はこれ、掃除機のノズルを差し込んで圧縮するこのタイプならではのお悩み。

圧縮の途中で掃除機を止めたり、吸引するパワーが落ちたりすると、掃除機の中の空気が圧縮袋の中に逆流してしまいます。
圧縮作業ノズルノズルの先にあるのは、掃除機内のゴミ袋。
中にはゴミやほこりだけでなく、ダニやバイキンが潜んでいることもあります。
汚れた空気が圧縮袋に逆流すれば、大事なふとんをほこりやダニと一緒に圧縮保管……なんていう恐ろしい事態になり、これが「いやな臭い」の原因になるんです。

そこで、このタイプの圧縮袋を使う場合に必ず気をつけたいことはこれ!

●ノズルが圧縮袋の中にあるうちは決して吸引を止めない
●掃除機のパワーをオフにするのは、ノズルを抜いた後に

また、圧縮作業をする前に、掃除機の中のゴミを捨てるようにしましょう。

安心を求めるなら、バルブ式の布団圧縮袋

こちらは、バルブ式の布団圧縮袋。
圧縮袋にまるいバルブがついています。
バルブ式単体バルブ式の圧縮袋は、このバルブに掃除機のノズルを当てて中の空気を吸い出します。

実はこのバルブ、掃除機で吸引している間は隙間が開き、掃除機を離すと自動的に弁が閉じるオートロック式。

逆流しそうになると勝手に弁が閉じるので、昔ながらのスタンダードタイプのように「ふとんと一緒にバイキンまで圧縮」ということは起きません。

また、圧縮が終わってから慌てて残りのファスナーを閉める必要もナシ。

掃除機を当てて、圧縮後に離すだけで、圧縮完了。
圧縮を始める前にファスナーがきっちり閉じていることも確認できるので、失敗知らずなんです。
圧縮作業バルブ式1いいことだらけのバルブ式圧縮袋ですが、デメリットは、若干お値段が高いこと。

ふとんが2枚入るサイズの場合、掃除機のノズルを差し込んで圧縮するスタンダードタイプなら200円~500円くらいで買えますが、バルブ式の圧縮袋は600円~1000円程度。
すこし割高ですね。

100円ショップの布団圧縮袋

100円ショップでも探してみたところ、スタンダードタイプの布団圧縮袋を発見!
ただし、100円ショップですが、1枚200円で販売されていました。
ふとん圧縮袋-バルブ式の圧縮袋も発見。
ただしこちらは、ふとん用ではなくて衣装ケース用。
バルブ式は割高なせいか、ふとんを圧縮できる大きなサイズの商品は見つけられませんでした。
バルブ式圧縮袋ダイソーそれに、よく見るとバルブの部分もちょっと違う?
圧縮袋バルブ比較100円ショップのバルブ式圧縮袋の場合、掃除機で圧縮した後に、くるくるっとバルブを回して隙間を閉じなければいけませんでした。
ノズル式衣装ケース用掃除機のノズルを抜いた後に慌ててファスナーを閉じる手間は省けますが、逆流を防ぐ弁はナシ。

同じバルブ式とはいえ、掃除機を当てたり離したりするだけで圧縮できるオートロック式と、そうでないものがあるようです。

布団圧縮袋の「安心・手軽さ」「価格」重視するのは?

4種類の圧縮袋の違いをまとめてみます。
ふとん圧縮袋タイプ別比較バルブ式の圧縮袋は安い商品も販売されていますが、バルブによっては機能が違う場合もあります。
バルブ式を選ぶ理由が「逆流を防いでふとんを清潔に保つため」なら、オートロック機能があるかどうかも必ずチェックしましょう!

圧縮後のコンパクトさをキープできる圧縮袋は?

圧縮できるものが分かったところで、続いては圧縮後のコンパクトさをどれだけキープできるかについても、検証していきたいと思います。
今回使ったのは、こちらの3種類の圧縮袋。
ふとん圧縮袋集合2①自動ロック式圧縮袋(レック株式会社)
②ふとん圧縮袋M2枚(レック株式会社)
③ふとん圧縮袋L(ダイソー)

※(カッコ)の中はメーカー名・取扱先、以下省略。

マチ付きの布団圧縮袋はストレス知らず!

まずはふとんを入れて、それぞれ圧縮していきます。
今回使った圧縮袋はどれもふとんが2枚収納できるサイズですが、仕様が若干違います。

①自動ロック式圧縮袋はマチ付き。
②ふとん圧縮袋Mは小さめの袋が2枚セットになっていて、圧縮袋1枚につきふとんを1枚ずつ入れます。
③ふとん圧縮袋L①自動ロック式圧縮袋と似たサイズですが、マチがありません。

ふとんを入れたところと、圧縮後の様子を比べてみます。
ふとん圧縮袋の収納後の様子一番ふとんを入れやすかったのは、マチ付きの①自動ロック式圧縮袋
ふとんを積み重ねても余裕があるので「袋の中でふとんが崩れて入れ直し!」というトラブルが起きにくいのもうれしいですね。

敷布団と掛布団をセットで保管する客用布団や、家族分の冬用布団をまとめて保管するなら、①自動ロック式圧縮袋③ふとん圧縮袋Lのように大きなサイズのほうが、ふとんを圧縮袋1枚にまとめられるので保管が楽です。
圧縮する作業も1回で済みますね。

でも、ふとんによって使うタイミングがずれることがわかっているなら、②ふとん圧縮袋Mのように、小さめの圧縮袋にそれぞれ保管するほうが便利。
ただ、圧縮袋が増えてしまうので、少しかさばる印象があります。

圧縮は掃除機の負担!必ず1~2分以内で!

ふとんを入れた後は、ファスナー部分を布で拭いて小さなほこりやゴミを取ります。
こうすることで、ファスナーがしっかり閉じやすくなります。
圧縮準備これで準備Ok!
掃除機を使って圧縮していきましょう。

圧縮の時間は、1分が基本。

掃除機を使って1分間空気を吸い出すと、ふとんはここまで小さくなりました。
圧縮袋スタンダード2枚作業直後2「1分だけ?ちょっと短くない? ふとんも、もう少し圧縮できそうだけど…」
こんなふうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

小さくなったほうが省スペース化できるので、「もっとちっちゃくなれ!」と、カチカチになるまで圧縮したくなるのですが、それはNG!
圧縮しすぎるとふとんの繊維を潰すので、次に使う時にふわふわに戻らなくなるリスクが高まります

目安は、ふとんのサイズが圧縮前の3分の1程度になったところ。
「まだいけそうだけど…」という気持ちをおさえて、作業を終えましょう。

バルブ式の圧縮袋はバルブを通して吸引するせいか、スタンダードタイプよりも圧縮に時間がかかりました。
それでも、かかった時間は90秒。
厚みは11cmになりました。
バルブ式計測ふとんの圧縮は掃除機にも負担がかかります。
最悪の場合、モーターが壊れて掃除機が動かなくなってしまうことも。
商品パッケージにも使用上の注意が書いてありますが、長い時間をかけて圧縮しないようにご注意!

失敗したくないなら、バルブ式のふとん圧縮袋がカンタン!

ふとんの厚みが10cm程度になるまで圧縮した状態で、48時間置いてみました。

布団圧縮袋は圧縮後のコンパクトさをキープできるのか?
結果は、こちら!
ふとん圧縮袋の圧縮率の変化2掃除機のノズルを差し込んで吸引する②ふとん圧縮袋M2枚③ふとん圧縮袋Lは、一晩おくと少しふくらんでしまいました。

48時間後になると、③ふとん圧縮袋Lは厚みが19cmに。
ダイソー圧縮袋48時間後2圧縮直後のふとんの厚みは10cmだったので、約2倍にふくらんでしまったことになります。残念!

①自動ロック式圧縮袋は、48時間経った後も圧縮直後と厚みが変わりませんでした。
5日後までテストを続けましたが、ふとんの厚みは変わらず11cm。
ビニール袋の中に空気が入った様子もなく、圧縮直後と様子が変わりません。
バルブ式直後

安い布団圧縮袋は傷がつきやすい!?

②ふとん圧縮袋M2枚③ふとん圧縮袋Lのようなスタンダードタイプは、掃除機のノズルを差し込むため隙間を空けておいて、圧縮後は自分の手で残りのファスナーを閉めます。

ファスナーがうまくかみ合わなかったり、ノズルを抜くわずかな時間に空気が入ってしまったりと、気をつけていても失敗しやすいのかも。

また、圧縮袋は、ほんの小さな傷や隙間ができるだけで圧縮直後の状態をキープできなくなります。

たとえば、今回使った3つの圧縮袋はどれもビニールの質が違います。

①自動ロック式圧縮袋はちょっと厚めで弾力があります。
②ふとん圧縮袋M2枚③ふとん圧縮袋Lは①のビニールよりも薄手で、さわった感じだと弾力も小さめ。
圧縮袋ビニール薄くて弾力性が低いということは、傷がつきやすく破れやすいということ。

圧縮状態を保てなかった理由は、ビニールの質にも原因があるのかもしれません。

ふとんをコンパクトにキープするために

布団圧縮袋を選ぶポイントは、手間がかかっても安いほうを選ぶか、少し値段が張っても安心なものを選ぶか。

布団圧縮袋は破けなければ繰り返し使えるので、数年使いたいか、一回きりで使い捨ててもいいと思うかで、価格に対する印象も変わってきますね。

スタンダードタイプの布団圧縮袋を使う場合は「すぐに戻るかも…」と覚悟して、圧縮して小さくなったうちにふとん収納袋に入れてしまうのもひとつのアイディア。
ふとん収納袋
「せっかくスペースをつくったと思ったのに、残念」ということにならないために、事前の準備や保管方法にも気を配りましょう!

 
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