丁寧に言葉を紡ぐことが信条のライターです。一男一女の父親で、共働き世帯の育児、家事&時短料理など、父親目線でお届けします。 家族で協力し、楽しく家事を行うライフスタイルを目指しています。雑貨/家具の開発をしていたからか、インテリアへのこだわりは少し強めです。
鍵をなくす主な原因とは
知らないうちに鍵を紛失し、家に入れなかったり、車や自転車などに乗れなかったり。
鍵をなくすことで受けるショックは、計り知れません。
どうして鍵をなくしてしまうのでしょうか?
主な原因は…
- 鍵の定位置が決まっていない
- 鍵が薄くて小さい
の2つが考えられます。
鍵をなくさないための方法
主な原因がわかったところで、鍵の紛失を防止するアイデアを3つご紹介します。
【鍵をなくす防止策1】鍵を定位置で保管する
帰宅時や外出時に、鍵をどこで保管するのかを決めておき、必ずそこで保管することを習慣化すると、紛失する可能性が低くなります。
鍵の定位置を、財布、定期、クレジットカードなど、大切なものの近くに決めておくと、置き忘れも防げます。
また、鍵を持ち歩く際は、パンツの左側のポケット、カバンのこのポケットといったように、定位置を決めいつも同じ場所にしまうクセをつけましょう。
【鍵をなくす防止策2】キーホルダーをつける
鍵は薄く、小さいため、何もつけていないと、カバンやポケットの中で見つけにくく、紛失してもそのままわからなくなってしまう可能性があります。
鍵に目印となるキーホルダーなどをつけて、そうしたことを防ぎましょう。
鍵よりも大きなものをつけておくと、カバンなどの中でも見つけやすくなりますし、万が一の時でも紛失に気づきやすくなります。
また、音が鳴るキーホルダーなどをつけると、鍵を落としても気づくことができます。
キーケースにつけて他の鍵と管理する方法もありますが、キーケースごとすべての鍵を紛失するというリスクを避けるためにも、先ほどご紹介した定位置で管理することを組み合わせると安心です。
【鍵をなくす防止策3】かばんにリールをつけてくっつける
100均一などでも売られている伸び縮みするリール。このリールを使ってカバンの取っ手などにぶらさげてた上で内ポケットにしまうという手もあります。
こうしておけば、カバン自体がなくなるかリールが切れるということがない限り、鍵を失くす心配はありませんが、かばんの取っ手端にリールひものぞいている、ファスナー付きかばんの場合はぴったりと閉められないというデメリットもあります。
【鍵をなくす防止策4】紛失防止タグを使う
置き忘れがないように注意喚起をしてくれたり、紛失してしまった鍵を探すのを手助けしてくれたりする紛失防止タグは、鍵の紛失を防ぐ強い味方です。
キーホルダータイプや、シールタイプ、カードタイプの紛失防止タグがあり、鍵をはじめとする貴重品のサイズや目的に合わせて、最適なものを取りつけることができます。
スマートフォンを持っていてこそ力を発揮するなので、子どもより大人のためのアイテムといえます。
鍵の紛失防止に一番おすすめ「紛失防止タグ」とは
鍵の紛失を防ぐためのアイテムはたくさんありますが、紛失防止タグが、もっとも機能的に紛失を防いでくれるアイテムといえます。ここからは、その機能やタイプなどをくわしくご紹介します。
紛失防止タグの機能
様々なタイプの紛失防止タグありますが、一般的なタイプは、スマートフォンにインストールしたアプリと紛失防止タグをBluetoothという無線で繋げることで、操作できるようになります。
紛失防止タグとスマートフォン間が離れたときに通知したり、音を鳴らして注意喚起する機能を持ったアイテムもあり、鍵の紛失を未然に防ぐことができます。
反対にタグとスマートフォンがお互い通信できる距離まで近づくと、それを音などで知らせる機能がついたアイテムもあります。
また、GPS(全地球測位システム)がタグについていて、スマートフォンのアプリを操作することでタグの大体の場所を特定し、失くした鍵を見つける優れものもあります。
紛失防止タグの機能
タグの形状によって、取りつけるものとの相性があるので選ぶ際に参考にしてください。
1. キーホルダータイプ
小さくい鍵には、キーホルダータイプのタグを取り付けるのがよいでしょう。
鍵の薄さや小ささをカバーする通常のキーホルダーやストラップと同じような使い方ができるからです。
また、ブリーフケースやリュックなどカバン類にも、キーホルダータイプのタグがおすすめです。
2. キーホルダータイプ
シールタイプのタグは、キーホルダータイプなどでは取りつけられないタブレットPCやノートパソコンなどに貼りつけておくのに便利です。
形も小さく、凹凸も少ないため、タグを貼りつけていないようなすっきりした見た目になります。
3. カードタイプ
財布の紛失防止には、カードタイプのタグがおすすめ。
薄いのでカード入れや小銭入れに入れることができ、財布がパンパンに膨らむといった心配もありません。
紛失防止タグのタイプとモノの相性をまとめると以下になります。
- 鍵には……キーホルダータイプ
- タブレットPCやノートPCには……シールタイプ
- 財布には……カードタイプ
機能別紛失防止タグのおすすめアイテム
用途、管理するものによって、紛失防止タグの相性が変わってきますが、鍵を管理するのにおすすめのアイテムを3つご紹介します。
iPhoneユーザーが探すのをお手伝い「Apple Air Tag」
Air Tagはコイン型のタグで、別売りのアクセサリーを使うとキーホルダーのようになり、鍵をつけられるようになります。電池交換も可能です。
その最大の魅力は、iPhoneユーザー全員が鍵を見つける手助けをしてくれることです。
iPhoneを持っている人がタグの近くを通ると、タグとiPhoneが通信しあいタグの位置情報が蓄積されていきます。
その蓄積されたデータをもとに、タグの持ち主が鍵を紛失した場所を特定していくことができます。
簡単に言うと世界中のiPhoneユーザーが、知らないうちタグをつけた鍵を探すのを手伝ってくれるというわけです。
音を鳴らせるので、さらに紛失した鍵を見つけやすくなります。
Bluetooth通信のキーホルダータイプ「Tile Mate (2020)」
電池の取り換えが可能なキーホルダータイプの紛失防止タグです。
タグとスマートフォンをBluetoothで接続すると、音を鳴らすことができます。その音で、タグがついた鍵を見つけられます。
また、タグとスマートフォンの間がBluetoothの接続圏外になってしまった際には、スマートフォンに接続圏外になった時間と場所が表示されるため、鍵をなくした範囲が狭められ特定が容易になります。
財布に入れられるカードタイプ「MAMORIO」
薄型のタグで、財布にも入れられるのが特徴です。キーホルダーとして鍵に取りつけられるように、角に穴が開いています。
最大の特徴は、タグとスマートフォン間を無線で繋いで接続圏外に離れてしまうと、置き忘れの確認の通知がくることです。
また、知らないうちにタグがついた鍵を落としてしまっていたとしても、スマートフォンが1日の行動(移動ルート)を記録しているので、どこでタグとスマートフォンの距離が離れたのかがわかり、置き忘れた位置の特定が簡単にできます。
それでも鍵をなくしてしまった場合の対処法
ご紹介したような便利アイテムを使用していても、鍵を紛失してしまう可能性はあります。
鍵を紛失すると気が動転しますが、そういう時こそ冷静に対処することが大切です。
そうした万が一鍵をなくしてしまった場合の対処についてご紹介します。
【STEP1】まず、家に入る手立てを探す
鍵を失くしてしまったという気の動転を抑えるためにも、また落ち着いて善後策を練るためにも、まずは家に入る手立てを考えましょう。
家族と同居している場合は、家族の持っている鍵で家に入ることができますが、同居している家族が鍵を持たずに外出した場合や一人暮らしの場合は、予備の鍵を使って家に入る必要があります。
予備の鍵は、賃貸物件では大家か管理会社、分譲マンションでは管理会社が管理しているのが一般的。万が一の場合を考えて、管理会社の連絡先をあらかじめスマートフォンに登録しておくといったことも大切です。
【STEP2】もし家に入る手立てがない場合は
ただ、分譲の一軒家の場合、誰かに予備の鍵の管理を頼まず自宅内に保管していることもあると思います。
また賃貸物件の場合でも、管理会社の連絡先がわからないといったこともあるでしょう。
そうした場合は、鍵の専門会社にすぐに連絡し、費用をかけてでも開錠を依頼するしかありません。
そうならないためにも、近所に信頼できる人がいる場合は予備の鍵を預けておくのもよいでしょう。
【STEP3】落ち着いたら、警察に遺失届を提出する
落ち着いたらなるべく早く、最寄りの警察に行き遺失届を提出しましょう。
遺失届を提出しておくと、後日誰かが鍵を発見して警察に届けた場合連絡がきます。
ただし遺失届を記入する際に、紛失した大体の時間や場所を報告しなければなりません。普段からスマートフォンなどで1日の移動経路を管理しておくと、場所の特定に役立ちます。
【STEP4】鍵の交換をする
失くした鍵を放置したままにしていると、悪用され空き巣にあってしまう可能性があります。
安全性を考慮し、費用は掛かってしまうものの、専門会社に依頼して鍵と鍵のシリンダーを交換してもらうことをおすすめします。
鍵の専門会社に開錠を依頼する場合は、同時に鍵の交換も依頼すれば、いち早くもとの生活に戻れます。
また今後のことを考えて、家の鍵を暗証番号タイプに変更するのも一案かもしれません。
ちなみに、子どもが鍵を失くさないようにするためのわが家のアイデア
スマートフォンを使った鍵紛失の防止策をご紹介してきましたが、スマートフォンを持っていない子供は、どのように鍵を管理したらよいのでしょうか?
わが家は夫婦共働きなので、息子が学校や塾、習い事から帰宅する際には自分で鍵をあけることがあります。そこで、息子にはキーホルダータイプのリールつきキーケースをもたせています。
通塾の時などは、キーケースと、小銭入れとして使っているIKEAのファスナーつき小物バッグ、交通系ICカード用のパスケースをひとまとめにして、カバンに取り付けています。
鍵とカバンが一体になっているので、知らない間に鍵が紛失してしまうことを防げますし、キーケースで保管すると外から直接鍵が見えないので比較的安全です。
この方法で管理して以来、まだ鍵など貴重品を紛失したことはありません。
子どもの安全な鍵の保管方法を検討されている方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
大人でも子どもでも、鍵をなくすと、安全面・コスト面・精神面にかなりのダメージを負います。
そうならないためにも、鍵の紛失を防ぐことが大切です。
便利なアイテムやシステムなどをフル活用して、安心ライフを送りましょう。