家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
大物のシーツは干すのに苦労するもののひとつ。物干し竿に広げられない雨の日やベランダが狭くて室内に干したいという場合は、どうすればよいのでしょうか。
今回はそんなシーツを、狭いスペースでも効率よく干せる便利なアイテムをご紹介します。
シーツを干すときのポイントは?
下記の記事でシーツを干す場所がない場合のアイデアを以前ご紹介しました。
>>干す場所がなくても大丈夫!効率の良いシーツの干し方を徹底解説
乾きにくい環境だと、雑菌が繁殖し生乾き臭がしてしまうことにまってしまいます。シーツは乾きくい洗濯物なだけに、ポイントをおさえて干すことが大事です。
<シーツを干すときのポイント>
- 風通しが良い場所
- なるべく重ならないようにして干す
- できれば寝室は避ける
シーツを干す際に一番大事なポイントは「どこに干すかということ」。狭いスペースで干す場合も、「通気性」を考えて干すことが大切です。もしベランダに干す場所がなく、室内に干す場合は、窓を2カ所開けて、空気の通り道を作る工夫をしましょう。
このとき寝室は避けた方がベターです。布団は湿気を吸いやすいもののひとつ。せっかくシーツが乾いてもその分の湿気を布団が吸ってしまっては意味がありません。
また、生乾き臭を避けるために生地同志ができるだけ重ならないようにすることも大事。大きく広げて干せない場合は、ジグザグに干したり、折りたたんでいても数時間したら裏返すといった工夫をしましょう。
それでは具体的にどんな風に干すのがよいか、便利なアイテムも一緒にご紹介してきます。
【アイデア1】シーツ専用「スパイラルハンガー」を使う
くるくると螺旋状に掛けて干すことができる「スパイラルハンガー」。シーツや布団カバーといった大物でもスマートに干すことができ、広い場所がなくてもOK。ベランダに干すことができず、洗濯物は室内に干すという人はひとつ持っておいて損はないアイテムです。
「でもスパイラルハンガーでシーツがちゃんと乾くの?」と気になった人は、「スパイラルハンガーは乾かない?シーツを干して試してみた」の記事で検証しているので、ぜひチェックしてください。
風で飛ばされにくいスパイラルハンガー
ハンガー部分がくるくるとスパイラル状になったハンガー。シーツや布団カバーを干すのに特化したアイテムです。フックが折りたためるので、洗濯スペースや洗面所が狭くても収納場所に困りません。
長く使えるステンレス製のスパイラルハンガー
オールステンレスでサビにくく長持ちするスパイラルハンガーです。角がなめらかなのでシーツがひっかかりにくいのがポイント。フックを折りたたんで省スペースに収納できます。
楕円形でコンパクトに干せるスパイラルハンガー
楕円形でより省スペースにシーツが干せるスパイラルハンガーです。ほどよくすき間があり、空気が通ってよく乾きます。ステンレス製で耐久性があるので外干しで使ってもOK。
【アイデア2】伸縮するシーツハンガーを使う
物干し竿にひっかけて使う伸縮ハンガーというのもあります。竿が1本しかなくても省スペースで複数枚干すことができて便利です。
浴室に物干し竿があって浴室乾燥機を使うときにも活躍します。
3枚一気に干せるシーツ専用
シーツ3枚を省スペースで干すことができるハンガー。幅が60~160cmまで伸びるのでダブルサイズのシーツを干すことも可能です。
バスタオルハンガーでM字型に干すのもアリ
大判バスタオルを掛けられるバスタオルハンガーですが、横幅79cmまで伸びるのでシーツを掛けて使ってもOK。M字型に干せば、さらに乾きも早くなりますよ。
【アイデア3】伸縮するピンチハンガーを使う
小物を干すピンチハンガーを使うのもひとつの手。特にジャバラ状になった伸縮するピンチハンガーを使うのがおすすめ。干すスペースが限られている場合も、伸び縮みするので場所に合わせて幅を変えることが可能。また、シーツの生地が重ならないようジグザグに干すことができるので、空気の通り道を確保できるものいい点です。
スペースに合わせて干せる伸縮ハンガー
最長206cmまで伸びるピンチハンガー。目一杯広げて干したり、縮めてジグザグに干したりできて便利に使えます。大きく開くピンチで、毛布といった厚手の洗濯物でもしっかりと挟んで干せるのが魅力。
床につかずに干せる伸縮ハンガー
幅を伸ばせるしっかりした作りのピンチハンガー。竿からピンチまでの距離が短いので、大きなシーツを干しても床に付く心配がありません。
軽く扱いやすいアルミ製の伸縮ハンガー
12cmから78cmまで伸縮するハンガー。ピンチの位置が変えられるので、シーツの重なりを減らして効率よく干せます。軽いアルミ製で扱いやすいのも◎。
【アイデア4】ハンガーを2本使う
シーツを干す一番手軽な方法は、ハンガーを2本使って干す方法。シーツの両端をハンガーに掛けて、真ん中を広げるようにして干せば、干す場所が狭くてもシーツを乾かすことができます。
ハンガーは横幅が広い「バスタオル用ハンガー」を使うのがおすすめ。ボックスシーツもこのとおり、ゴムの部分をひっかければ風を通して乾かせます。
カモイに掛けて干せる伸縮ハンガー
アームが最大60cmまで伸びるハンガー。グリップ部分やフックをカモイに掛けて干すことも可能。部屋の中のスペースをうまく利用してシーツを干せるハンガーです。
固定具付きでピンチいらずのハンガー
シーツを半分に折って横からスライドさせて干せるハンガー。フックの根元についた固定具で落下を防ぎます。
浴室乾燥機の熱風に強い伸縮ハンガー
左右にスライドさせれば、幅約46~76cmまで伸縮するハンガー。使わないときは縮めて省スペースに収納OK。フックに熱に強い素材を使用しているので、浴室乾燥で熱風が当たっても安心です。
【アイデア5】バスタオルスタンドを使う
バスタオルを干す「タオルハンガー」を活用する方法もあります。形を変えられるタイプなら、大物のシーツも広げて風通しよく干すことができます。
たたんでスリムに収納できるタオルハンガー
48cmから81cmまで幅を伸縮できるタオルハンガー。シーツを上からかぶせるようにして干すのに便利。たたんですき間に収納できるのも◎。
【アイデア6】物干しスタンドを使う
室内用物干しスタンドを使って干すのもひとつの手。一人暮らしで部屋が狭いなら、折り畳みができるタイプを選ぶとよいでしょう。また、濡れたシーツを掛けても劣化しない、ステンレス製やコーティング加工されたものを選ぶのがおすすめです。
コートハンガーとしても使える物干しハンガー
普段の洗濯物からシーツ、布団までたくさん干せるスタンド。パネル面の角度を変えて自由な形で使えるのが特徴。清潔感のあるホワイトでお部屋になじむのが◎。
移動が楽なキャスター付き物干しスタンド
縦に伸び縮みする物干しハンガー。最大122cmの高さになるので、シーツを掛けて風通しよく干すことができます。キャスターでラクに移動できるのも◎。
アイデアを活用して、シーツを清潔に保とう
人間はひと晩にコップ一杯の汗をかくといわれています。大物で洗濯の手間がかかるシーツですが、今回ご紹介したアイデアを活用して、清潔に保ちたいですよね。
最近では夕方突然豪雨が降るので、室内干しする人も多いのでは。もしシーツを室内干しにするなら、扇風機やサーキュレーターを使ったり、日の当たる窓際に干したりして生乾き防ぐようにしましょう。
「干すスペースがない」とあきらめないで、清潔に保つ工夫をしてくださいね。