家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
わが家では当たり前。でも他の家ではどうしてるの? そんな「気になるよそん家事情」について、主婦100人にアンケートを実施。
今回のテーマは「野菜の長持ちテク」。最近の物価高で野菜も値上がりして財布を直撃! そんな中いろいろな工夫をしながら野菜を長持ちさせている人の声を集めました。
野菜を長持ちさせる工夫、みんなしてる?
少しでも長持ちさせたい野菜。実際に工夫して保存しているという人は、どのくらいいるのでしょうか?
まず「野菜を長持ちさせる工夫をしてる?」の問いに対して、「している」と答えたのは全体の54%。半数以上の人が何かしらの長持ちテクを使っているということが分かりました。
「長持ちさせる工夫をしていない」と答えた人の理由としては、「面倒で何もしていない」という声と「食べ切れる量を考えて買うようにしている」という声に分かれました。忙しくて対策ができないという人がいる一方、野菜を長持ちさせるテクは使ってないけど、計画的に買い物をして野菜が無駄にならないようにしているという人もちらほらいました。
では野菜を持ちさせるのにどんなテクニックを使っているのか、野菜別に具体例をみていきましょう。
「レタス」を長持ちさせるテクニックは?
長持ちさせる工夫をしているという声が最も多かった野菜は「レタス」。足が早くすぐに痛んでしまう野菜の代表でもありますよね。
「芯につまようじを挿しています。つまようじを刺せば長期間シャキっとした状態を保てるのでとてもいいです。」(40代・4人暮らし)
「赤くなった芯を都度カットしています。」(30代・4人暮らし)
「葉が傷まないように、冷蔵庫の中に入れるときに芯を下にして置くように気をつけています。」(40代・3人暮らし)
サラダや付け合わせにして生で食べることが多いレタス。食べたときのシャキシャキとした歯触りが重要ですよね。レタスは収穫後も成長し続けて栄養が失われてしまうのは有名な話。そこで、成長を止めるためのテクニックを駆使しているという人が多くいました。
もし葉がしんなりしまったときは、シャキっとした状態に戻せる「50度洗い」という方法もあります。やり方は「失敗しない50度洗いの方法を調理師が解説!」の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。
「キャベツ」を長持ちさせるテクニックは?
レタスの次に長持ちテクを使っている人が多かった野菜は「キャベツ」。家族の人数が少ないとなかなか減らない野菜のひとつ。でもコスパもよい野菜なので、少しでも長持ちさせようと何かしらテクニックを使っている人がいっぱい。
「芯があると傷みやすいと聞いたので、芯を抜いてキッチンペーパーを詰めて保存しています。」(50代・3人暮らし)
「芯から傷むと聞いたので、芯に包丁で十字に切込みを入れています。」(40代・4人暮らし)
「1番外の食べない葉っぱを、ラップ代わりにして包んで保存しています。」(40代・5人暮らし)
キャベツもレタスと同じく、芯に工夫をしているという声が多くありました。またキャベツ1個をまるごと買ったときはそのまま冷蔵庫に入れるのではなく、まず半分に切ってラップを巻いて保存しているという声も。
丸ごと買った方が割安感があるキャベツは、長持ちさせて最後までおいしく食べ切りたいという気持ちがにじみ出ていました。
「白菜」を長持ちさせるテクニックは?
冬の定番野菜「白菜」も工夫している人が多かった野菜のひとつ。鍋に欠かせない白菜は、冬にはどの家庭でも常備されている野菜ではないでしょうか?
「芯の部分に包丁を入れてから湿らせた新聞紙でくるみ、ビニール袋に入れて乾かないようにして保存しています。」(50代・3人暮らし)
「テレビで農家の人が最後までおいしく食べられると言っていたのを聞いて、芯を取って内側の葉から食べています。」(40代・2人暮らし)
「カットして冷凍しています。解凍後は柔らかくなりますが、お鍋に使うので気になりません。」(50代・4人暮らし)
「保存するときに立てたほうがいいと聞いて、2分の1にカットされた白菜を冷蔵庫のドアポケットに入れて立てて保存しています。」(40代・2人暮らし)
白菜は大きな野菜だけに、全部食べ切るまで様々なテクニックを使って長持ちさせるよう努力しているようです。いくつかの保存方法を知っていれば、使いたい料理に合わせてベストな状態をキープできそうですね。
「ネギ」を長持ちさせるテクニックは?
料理の仕上げに彩りとして、レシピ本に必ずといっていいほど登場する「ネギ」。パッと散らすだけで、料理がワンランクおいしく仕上がる野菜です。そのため、常備野菜として長持ちテクを駆使している人が多数。
「小口切りにして冷凍しています。」(30代・5人暮らし)
「薬味でちょっと欲しいけど1本はいらない、という時のために、根が付いたネギを買って植木鉢で育てたことがあります。」(30代・3人暮らし)
切ってすぐ使える状態で冷凍しておけば、「ちょっと欲しい」というときに便利ですね。根っこ付きで売っている場合もあるので、植えて育ててみるのもおもしろそう!
「きゅうり」を長持ちさせるテクニックは?
切って合えるだけでサラダや和えものになってしまう便利な野菜「きゅうり」。でも油断禁物の傷みやすい野菜でもあります。とはいえ1本買いより複数本買う方がコスパもよく、冷蔵庫内にあるとなにかと重宝する野菜ということもあって、長持ちさせるテクを使いたいですよね。
「野菜室に立てて保存しています。」 (50代・3人暮らし)
「キッチンペーパーで1本づつ包みポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存しています。」 (50代・3人暮らし)
野菜は実っているときの状態で保存するとGOOD。ぶら下がる形で実るきゅうりは、立てて保存しているという声が多くあがっていました。立てるのが難しいときは、ペットボトルを利用したり、あとで紹介する専用アイテムを使うと簡単にできます。
「トマト」を長持ちさせるテクは?
トマトも油断禁物の野菜。ちょっと青いからとほおっておくとすぐに熟してしまいますよね。こんな工夫で長持ちさせているという声が。
「まるごと冷凍しています。使うときに少し解凍すると、皮がするっとむけて簡単に料理できますよ。」(40代・2人暮らし)
「細かく切ってからフリーザーバッグに入れて冷凍保存しています。」(40代・4人暮らし)
プチトマトはもちろん、大きなトマトもまるごと冷凍保存が可能。冷凍前の食感には戻らないものの夏は凍ったまま切ってサラダするのもおすすめ。シャリシャリとしたシャーベットのような食感が味わえます。それ以外はラタトゥユ・パスタソースにするとGOOD。旬の夏は箱買いで安売りしていることも多いので、冷凍テクは重宝しそうですね。
「大葉」を長持ちさせるテクニックは?
多くはなかったものの、長持ちテクを使っているという声があったのが「大葉」。
「葉っぱがピンっとなったまま長持ちすると聞いたので、コップに水を入れて茎の部分だけをつけて保存しています。」(50代・2人暮らし)
「茎の先だけ湿らせたキッチンペーパーで巻いて、ビニール袋に入れて野菜室に入れています。」(40代・3人暮らし)
薬味などで数枚だけ使うことが多い大葉は、残りをダメにしまったという経験がある人も多いかもしれません。最後の1枚まで無駄にせず使えればうれしいですね。
野菜を長持ちさせるためのおすすめアイテム
天候不順になるとすぐに価格があがって財布を直撃する野菜。家計を預かる主婦ならでは涙ぐましい努力がアンケートから垣間見ました。でも中には、生のままの食感が残らないテクニックも。サラダのようにその野菜独特の食感がおいしさの決め手になる場合もあるので、それぞれの野菜専用の保存アイテムを使うのもおすすめです。
レタスのシャキシャキを活性炭でキープ
活性炭リフィルが野菜からでるエチレンガスを吸収し、通気性のよいバスケットで水分や湿気から野菜を守って新鮮な状態をキープできます。レタスにぴったりあうサイズです。
活性炭リフィルが野菜からでるエチレンガスを吸収し、通気性のよいバスケットで水分や湿気から野菜を守って新鮮な状態をキープできます。レタスにぴったりあうサイズです。
キャベツをすっぽり包んで菌を抑制
内側の「梅炭和紙」で菌の繁殖を抑え鮮度を保つ効果が。大きなキャベツもすっぽり包んで保存できます。
内側の「梅炭和紙」で菌の繁殖を抑え鮮度を保つ効果が。大きなキャベツもすっぽり包んで保存できます。
挿すだけで簡単に鮮度キープ
細長い形の野菜を立てて保存できるスタンド。人参やきゅうりなど太い野菜用のパーツと、アスパラやネギなど細い野菜用のパーツに分かれています。冷蔵庫のドアポケットにも入って野菜の出し入れラクラク。
主婦の声、参考になりましたか?
今回は「野菜の長持ちテク」に着目して、リアルな主婦の声をまとめてみました。
保存するときにひと手間くわえるだけで、野菜が長持ちしたりおいしい状態をキープできたりするテクニックの数々。知らなかった方法があれば、ぜひ参考にしてくださいね。
こちらでは「eryday! VEGETABLE! 野菜をもっともっと楽しむ方法」と題して野菜生活を送るのにぴったりなアイテムを紹介しているので一緒にみてくださいね。
<調査概要>
- 調査手法:オンラインアンケート
- 調査期間:2023年5月25日(木)~2023年6月5日(月)
- 調査対象:20代~60代の男女
- 有効回答数:107人