家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
冷蔵庫に入れず常温保存できる、じゃがいもや玉ねぎなどの野菜。でもそのまま置くと、かさばったり生活感が出てしまったり……。
今回はそんなときに便利な野菜ストッカーのおすすめをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
野菜ストッカーが必要なワケ
野菜を買ってきたとき、常温で保存できるからとそのまま放置していたら痛んでしまったという人もいるのでは? また置き場所が決まっていないと、ついキッチンの隅やカウンターの上に置きっぱなしになることも……。
基本的に常温で保存できる野菜でも、高温になるコンロ周りに保存したり、通気性のないやビニール袋にいれたまま放置するのはNG。高温多湿な環境下では長持ちしません。
<常温野菜に適した置き場所>
- 直射日光が当たらない場所
- 風通しがよく涼しい場所
- 出し入れしやすい場所
上記なような常温野菜にとって最適な環境で保存できるよう考えられているのが「野菜ストッカー」です。また野菜ストッカーを使うと、1か所にまとめて片付けることができるのでキッチンがすっきり。料理をするときの動線もよくなって、家事の時短にもつながります。
野菜ストッカーで保存するのに、向いている常温野菜は以下です。
<野菜ストッカーで常温保存できる野菜>
- じゃがいも
- 玉ねぎ
- にんじん
- さつまいも
- かぼちゃ
- 里いも
- ごぼう
- れんこん
基本的に常温保存に向いている野菜は、上記のような根菜類です。
注意したいのが、新玉ねぎ。新玉ねぎは水分が多くで、常温保存に向いていません。また、カットした野菜も常温で保存するのはNG。どちらも冷蔵で保存するようにしましょう。
また、最近の温暖化現象で、夏場は冷暗所でも高温多湿になる場合もあるので気を付けてください。
失敗しない! 野菜ストッカーを選ぶときのポイント
野菜ストッカーは使い勝手がいまいちでも買い直すのが大変なアイテム。買ってから「失敗した」ということのないように、以下のポイントをおさえて選ぶようにしましょう。
【サイズ】どこに置くかを考えて選ぶ
まずは、常温保存する野菜を「どこに置くか」を考えましょう。キッチンの端に置くのか、カウンター上に置くのか、またパントリーなどキッチンとは別の場所に保存場所を作るののかを決めます。そのうえで、その場所に合ったサイズの野菜ストッカーを選びましょう。
ただ野菜ストッカーを置くスペースがとれないという場合には、段数のあるスリムタイプを選んだり吊り下げて収納できるタイプを組み合わせて使ったりするとよいでしょう。
【タイプ】置くスペースと入れる量に合わせて選ぶ
置き場所を決めたら、そこに「どのくらいスペースがあるか」や「どのくらいの量を保存したいか」を考えてタイプを選びましょう。野菜ストッカーには主に次の4つのタイプがあります。それぞれの特徴をおさえて選びましょう。
少しの量を保存するなら「バッグタイプ」
吊るして収納できるものもあり置き場所をとらないのがメリット。見せる収納にも◎。ただし大きな野菜やたくさん収納したいときには不向きな場合があります。
おしゃれに保存できる「バスケットタイプ」
プラスチック製のボックス型のものから、網目の大きなワイヤーバスケット、天然素材のかご型のものなどいろいろな種類があります。ざっくりひとまとめにして入れてもサマになります。
まとめ買いして保存したいなら「コンテナタイプ」
スタッキングできるものが多く、スペースを有効に使えるタイプ。野菜を仕分けて収納したり、まとめ買いした野菜を収納したりするのに便利。
種類別に仕分けしたいなら「引き出しタイプ」
すき間を利用したい場合におすすめ。段ごとに野菜を仕分けて収納できるので便利。キャスター付きなら重くなっても移動しやすいので使い勝手がよくなります。
たくさんの量を保存するなら「バケツタイプ」
大量の野菜を収納したいときには、上から出し入れしやすいバケツタイプがおすすめ。パントリーの中などに置き場所がある場合には便利に使えます。
【素材】お手入れのしやすさやデザインで選ぶ
野菜ストッカーは野菜についていた土や野菜の皮などで汚れがち。お手入れしやすいさも考慮しながら選びましょう。
また、野菜ストッカーは素材によって雰囲気が大きく変わります。常に目に入る場所に置く場合には、キッチンのインテリアに合ったものや気に入ったデザインのものを選ぶとよいでしょう。
- プラスチック製……軽くお手入れしやすいのが特徴。色や種類も豊富
- 金属製……頑丈でお手入れしやすいのが特徴。レトロやクールな印象に
- 木製……あたたかみのある風合いが魅力。頑丈につくられているので、たくさん入れても安心
- 竹・麻製……軽く通気性に優れた素材。置くだけでインテリアになるデザイン性の高さが魅力
次からは、タイプ別におすすめの野菜ストッカーを紹介していくので、ポイントを踏まえたうえで自分に合ったものを選んでみてください。
バッグタイプのおすすめ3選
床の面積をとらず省スペースに収納できるバッグタイプ。キッチンで浮かないおしゃれなデザインのものからセレクトしました。
スペースを活用できるtowerデザイン
吊戸棚下のデッドスペースを活用できる野菜ストッカー。ちょうど手の届く位置に設置できるので、調理中にすぐ必要な野菜が取れて便利。ネットになっているので通気性も抜群。
麻バッグみたいなデザインがおしゃれ
日光を遮断できるので、じゃがいもの保存に向いた野菜収納袋。ボタンやタグなど細かい部分までこだわったおしゃれなデザインが魅力。洗濯もできて、衛生的に使えるのもうれしいポイント。
ジュート素材のレトロな野菜袋
ジュート素材の内側に不織布が貼られ、遮光性、通気性に優れた野菜ストッカー。口が大きく開いて入れやすく、巾着式で簡単に閉じられます。出すときはサイドのジッパーで古いものから取り出せます。
バスケットタイプの野菜ストッカーおすすめ6選
どこにでも置きやすいバスケットタイプの野菜ストッカー。和風テイストのものや、おしゃれなものをセレクトしました。
ペーパー素材の北欧風バスケット
北欧の白樺かごのようなバスケット。ペーパー素材ながら丈夫にコーティング加工されているので、野菜を入れても型崩れせずに使えます。軽いのでかごごと出し入れしやすいのも◎。
本物の木を編んだ丈夫なバスケット
メタセコイヤの木材を紙のように薄く削った経木でつくられたバスケット。ナチュラルテイストやホワイトインテリアのキッチンによく似合います。ハンドル付きでサッと手元に持ってこれるので料理がスムーズ。
丸洗いできて清潔に使えるバスケット
まるで天然素材のような雰囲気の、ポリプロピレン製バスケット。じゃがいもの土で汚れたり玉ねぎの皮が落ちたりしても、水で洗い流せて簡単にお手入れできます。
置くだけでインテリアになる竹かご
ハンドメイドの竹製バスケット。竹は抗菌効果や鮮度を保つ効果に優れているといわれ、野菜の収納にぴったり。置くだけで雰囲気があるのでキッチンのインテリアとしても◎。
見せる収納ができるアイアン素材のバスケット
通気性がよく湿気をこもらせずに野菜を収納できるバスケット。アイアンと木の組み合わせがおしゃれ。キッチンの隅やカウンター上で見せる収納としても◎。
大きな網目でお手入れしやすいバスケット
大きな網目で通気性バツグン。底に新聞紙やふきんを敷くと雰囲気がアップ。野菜の皮や土が落ちるのも防ぎます。
コンテナタイプの野菜ストッカーおすすめ4選
積み重ねできて便利なコンテナタイプ。カウンター上に置けるものからまとめ買いした野菜もラクに入るものまで、いろいろな大きさのアイテムを選びました。
棚やカウンターに置けるtowerの野菜ストッカー
キッチンの棚やカウンター上で使いやすいサイズ。野菜を種類別に収納できる仕切り付き。スタッキングしても上下ともスライドできて便利に使えます。サイドと底は通気穴があいて通気性抜群。正面はフラットになっていてごちゃつき感なく置けるデザイン性が魅力。
高さのある野菜も入るストッカー
深さがあるのでかぼちゃなどかさばる野菜も入れやすいストッカー。木とアイアンのおしゃれなデザインでキッチンのアクセントに。
まとめ買いも安心の頑丈な木製ストッカー
耐久性に優れたチェリーウッド素材の野菜ストッカー。どこに置いてもなじむシンプルなデザインが魅力。積み重ねてもしっかりスタッキングできるので安心して使えます。
スタッキングできてたっぷり入る野菜ストッカー
前から簡単に出し入れできる野菜ストッカー。プラスチック製でお手入れがラクにできるのも魅力。キャスター付きで楽に引き出せます。
引き出しタイプの野菜ストッカーおすすめ3選
中を隠してキッチンがすっきり見える引き出しタイプ。すき間に置けるスリムタイプや、家具のように置けるタイプをピックアップしました。
幅20cmに入るスリムなストッカー
狭いキッチンで活躍するスリムなストッカー。引き出しサイドには丸い穴があいて通気性バツグン。キャスター付きで、掃除のときやお手入れのときに楽に引き出せます。
キッチンワゴンにもなる木製ストッカー
キャスター付きで引き出してワゴンとしても使える野菜ストッカー。4段の引き出しにたっぷり入ります。ライトブラウン、ホワイトウォッシュの2色展開。
調湿効果に優れた桐製のストッカー
家具のようにキッチンになじむ野菜ストッカー。調湿・防虫効果に優れた桐製で野菜をおいしい状態で保ちます。天板にはタイル付きで熱いやかんなどの一時置きもできて便利。
バケツタイプの野菜ストッカーおすすめ3選
たくさんの野菜を収納したいときに便利なバケツタイプの野菜ストッカー。シンプルなデザインやレトロな雰囲気のものをセレクトしました。
見せる収納にぴったりのトタンバケツ
レトロな雰囲気でおしゃれに置けるトタンバケツ。本体に通気用の穴を開け湿気がこもらないようになっています。中を隠しながら野菜の鮮度を保てる、ひのきのフタ付き。
お手入れがラクなプラスチック製
野菜をまとめて収納できる丈夫なプラスチック製のバケツ。フタつきで中が見えずすっきり片付きます。フタの耐荷重が100kgで、積み重ねて使ったり、上にモノを置いて使ったりもできて便利。
湿気に強く野菜の鮮度をたもつ木製バケツ
木製の樽型ストッカー。レトロなデザインでキッチンのアクセントに。本物の木でできているので通気性がよく、野菜の鮮度を保って保存できます。
野菜ストッカーですてきなベジタブルライフを
まとめ買いした野菜もすっきり収納できる野菜ストッカーですが、入れるときは詰めすぎないのがポイント。ぎゅうぎゅう状態だと通気性が悪くなったり、下の野菜が重みで傷んできたりとかえって鮮度を落としてしまうこともあります。
野菜ストッカーは、野菜をおいしくキープしながらキッチンをすっきり整理できるアイテム。上手に使って、すてきなベジタブルライフを手に入れましょう。