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ぷるぷるの水まんじゅう

ぷるんとした食感で夏におすすめ。水まんじゅうの作り方

キッチン

透明でつややかな水まんじゅうは、とても涼しげ。
本来は葛の粉で作る「くず餅」の一種ですが、本葛粉は現代では原料があまり採れないことから非常に高価です。
そこで今回は、失敗なくきれいに固まるよう配合された「水まんじゅうの素」を使って作ってみたいと思います。電子レンジで加熱できるのでとても簡単に作れますよ。

北海道の庭で、野菜と共にハーブ・野草・山菜を育てる菜園家。また、それらの食材の楽しみ方・調理方法をプロとして、Yahoo!などの様々なメディアで発信している。Instagram・ブログ『料理+菜園づくり 食育インストラクターracssの日々の暮らし』で、その様子を公開中。

レンジで簡単!水まんじゅうのレシピ

みずまんじゅうの材料

水まんじゅう(15個分)の材料

  • 水まんじゅうの素 50g
  • 砂糖 140g
  • 水 400cc
  • あん 150g

今回、中に入れるあん玉は小豆のこしあんを使いましたが、白あんや白あんにジャムを混ぜたフルーツあんなどで作ってもきれいです。

手づくり水まんじゅうの手順とコツ

1.先にあんを個数分に分けて丸めておく。
1個10g程度の小さなあん玉にするとよい。

手づくりの水まんじゅう

2.電子レンジ対応のボウルに水まんじゅうの素、砂糖と水を入れ、泡立て器を使ってよく溶かす。

レンジで材料を温める

3.電子レンジ600wで8分加熱する。
途中泡立ってくるがそのままでよい。とろみがついて透明の生地になる。

水まんじゅうの材料を容器に流し込む

4.電子レンジから取り出したら熱いうちに作業する。
型の3分の1程度に生地を入れ、あん玉を中央に置いてからすっかり隠れるように生地をかける。

《ここがポイント》
生地が冷めると固くなってくるので手早く作業しましょう。

冷やし固める

5.冷蔵庫で完全に冷やしてできあがり。急ぐときは氷水で冷やすと1時間もせずに型から出せるようになる。

水まんじゅう用の型がないときの代用アイデア

<p>製氷皿 円柱型</p>

製氷皿 円柱型

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水まんじゅうは専用のフタつきプラスチックの型が市販されていて便利です。
専用の型がない場合は、おちょこ、円形の製氷皿など一口大の容器なら何でも使えます。
またはラップで巾着形に包んで固めることもできます。

水まんじゅうを作りやすい型のサイズは?

水まんじゅうを作るなら、内径が5cm前後が作りやすいサイズ。一口で食べるためにはもう少し小さくてもいいでしょう。
今回は内径4.5cmの型をメインで使いました。
型から外すときは、竹串などで縁から空気を入れるとつるっと出てきます。

水まんじゅうってどんな食べ物?

水まんじゅうとは

水まんじゅうは、もともと岐阜県大垣市発祥の夏のお菓子です。
葛粉だけで作る葛餅との違いは、水につけても流れないよう葛粉にわらび粉を混ぜて絶妙な固さにしているところだとか。
おちょこに流した水まんじゅうを井戸水で冷やす風景も含めて、明治時代からの夏の名物です。

失敗なし!水まんじゅうの素

この本物の水まんじゅうを真似て家庭でも作りやすくしたのが「水まんじゅうの素」です(「葛餅風ゼリーの素」などと記載されていることも)。「水まんじゅうの素」には葛粉に寒天やゲル化剤などが配合され、失敗なく水まんじゅうが作れます。
冷蔵庫で数日保ちますし、冷凍保存もできる配合のため、作り置きおやつにも向いています。身近なお店に売っていない場合は、製菓店のネットショップを探してみてください。

片栗粉でも水まんじゅうが作れる!

プルプル、もちもちした食感を楽しむだけなら、片栗粉で作る方法も。
葛粉もわらび粉もでんぷんですので、じゃがいものでんぷんである片栗粉で代用可能なのも、うなずけますね。
ただし、中身が透ける見た目の清涼感としずくのような丸い形が水まんじゅうの身上。まあるい形にだけはぜひともこだわりたいものです。

気軽に水まんじゅう作りを楽しもう

今回作り方を紹介した水まんじゅうはすぐに固まるので、使った道具を片付けてから飲み物の用意が終わる頃には、きっと食べごろになります。

夏の冷たい和菓子は、冷茶と合わせるのはもちろん、アイスコーヒーと一緒にいただくのもおすすめ。
でき立てのおいしさを、ぜひお気に入りの飲み物とともに楽しんでくださいね。