家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。
新入学のシーズン。ランドセルは買ったけど、子どもにとっても親にとってもどこに置くのが正解か迷ってしまいますよね。
そこでハウジーマガジンでは、ランドセル置き場の実態をアンケートしました。
今回はそのアンケートの声をもとに、お部屋別にランドセル収納にぴったりなアイテムをご紹介します!
ランドセルの置くのに最適なアイテムって?
ランドセルは重たいせいか子どもが「そのへんに置きっぱなし」にしてしまいがち。家の作りや学校から帰ってきた子供の動線を考えて置き場所を決めないと「片付けなさい」と毎日言い続けるハメに。それではママも疲れてしまいますよね。
ハウジーマガジン編集部で実施した「ランドセルの置き場所事情」のアンケートでも「定位置を決めてもなかなかそこにおいてくれない」といった悩みも。
ランドセルを置く場所を決めるときには、
- 間取りを考えながら、子どもが置きやすい場所はどこか
(学校から帰ってきて、どこにランドセルの置き場所を作るとスムーズか) - 何をどれぐらい収納したいのか
(ランドセルだけを置きたいのか、学用品や制服も一緒に収納したいのか) - 子どもがどこで宿題をやっているのか
- 教育の一環として、どういう習慣をつけさせたいのか
上記を考えるとよいでしょう。
ランドセルラックを買わずに、他のもので代用する際にはランドセル本体のサイズチェックも忘れずに。ランドセルはいくつかタイプがあるものの「縦31cm×横22~23cm×幅11~13cm」に収まるサイズです。収納アイテムを選ぶときの参考にしてくださいね。
上記を考慮しながら、実際にアンケートでランドセルの置き場として多く上がっていた場所別におすすめのアイテムをご紹介します。
ランドセルを子ども部屋に置くなら…
アンケートで最も多かったランドセル置き場は「子ども部屋」。
主な理由としては「子ども部屋にしまうことで片付けの習慣化をしたいから」、「子ども部屋で宿題をするから」といった意見がありました。
そこで子ども部屋にぴったりなアイテムをご紹介します。
学習机横に置くなら「スリムタイプのランドセルラック」
アンケートではランドセルを学習机横に置いているという意見も。学習机横に置くならスリムタイプのランドセルラックがぴったりです。また子ども部屋があまり広くないというご家庭にもおすすめです。
子どもの身長が低いなら、低い位置にランドセルを置けるタイプを選ぶとよいでしょう。
ナチュラルテイストで長く使える
ナチュラルな色味でお部屋になじむランドセルラック。子どもが成長した後は収納棚として使えるシンプルなデザイン。棚は置くものによって高さを調整できるので、子ども自身が工夫して整理する習慣付けにも◎。
持ち物で高さ変幻自在
棚板の高さを変えられるので、学年が上がるごとに持ち物が変わっても安心。仕切り板が斜めカットになっていて、椅子に座ったままでも教科書が取り出しやすい設計になっています。
教材が隠せてすっきり!
部屋がすっきり見える「隠す収納」タイプのランドセルラック。学習机に収まりにくいA4サイズが入る大容量の引き出し付きです。縁にぶつかってもケガの心配のない「EVA」素材を使用。
学習机がないなら「ワイドタイプのランドセルラック」
学習机はないけれど、ランドセルを子ども部屋に置くようにしたいという人は、学用品がすべて収まるワイドタイプのランドセルラックを使うとよいでしょう。
シックだから長く使える
棚の高さが変えられるので、教科書や学用品のサイズにあわせて使えるのが便利。下段には引き出しがついているので、予備の体操服や文具もすっきり収納。大人っぽいデザインで、卒業後も収納棚として長く愛用できるのもうれしい点。
楽器やおもちゃも収まる幅82cm
ランドセルだけでなく、子どもの身の周りの物を1か所にまとめて収納できるラック。飽きのこないシンプルなデザインで、子どもが成長してもずっと使えます。移動が楽にできるのでデスクのサイドワゴンやカウンター下収納としての活用も。
子ども部屋が狭いなら「ポールタイプのランドセルラック」
子ども部屋が狭いなら場所をとらないポールタイプのものを選ぶのがおすすめ。
ただ重たいランドセルを「掛ける」のを面倒に感じる子どもも多いので、子どもの身長を考えながら掛けやすく背負いやすい高さのものを選ぶようにしましょう。
山崎実業のシンプルデザイン
子ども部屋のテイストを選ばないシンプルなデザインが特徴。スリムな設計ですが、しっかりと重さがあるので倒れる心配もありません。安定感のあるT字のバーで、ランドセルが型崩れしにくく、掛けたままでも中身の出し入れが簡単にできます。
北欧風の5色がスタンバイ
子どもが使いやすい高さに設計されている、ツートーンカラーのポールハンガー。ランドセルだけでなく上着や帽子も掛けられるので、お出かけの身支度がこの1本で整います。お部屋のテイストに合わせて選べる5色展開。
兄弟姉妹で同じ子ども部屋なら「二人用タイプのランドセルラック」
一人分でも意外と場所を取ってしまうランドセル。さらに兄弟姉妹で二人分となると、なるべく場所を取らずすっきり置いておきたいですよね。兄弟姉妹で使うなら、二人用ランドセルラックを使うのがおすすめ。兄弟姉妹で置くものの量に合わせて選んでみましょう。
左右対称だからケンカにならない
広々とした天板にランドセルを並べて置けるラックです。左右対称のデザインなので、兄弟姉妹で分けて使うのにおすすめ。下段には高さを5段階に調整できる棚もあり、収納したい物のサイズに合わせて自由にカスタマイズできます。
収納棚としても長く使える
二人分のかばんと制服を収納できるランドセルラックです。リビングに置いてもなじむシンプルなデザインが魅力。隠しキャスターをつければ、移動もラクラク。
隠す収納をしたいなら「横型収納ケース」を使う
わざわざランドセルラックを買いたくないというなら、子どもが成長してもずっと使える収納ケースで代用するというのもいいかもしれません。実際アンケートでも「ランドセルラックを収納ケースで代用している」という声も。
ランドセルは重くて持ち上げるのもひと苦労なので、横から入れられるものを選ぶとよいでしょう。ただし収納ケースで代用するときは、耐荷重は必ずチェックしてくださいね。
日本製だからしっかり設計
大人気の前開き収納「カバコ」のMサイズ。シンプルなデザインで、人目につくリビングに置くのもおすすめ。日本製で作りがしっかりしているので長く使えます。積み重ねて使う場合は、一番下の段をランドセル入れとして使うとよいでしょう。
ミルクカラーでやさしい印象に
ミルクカラーでお部屋になじみやすいデザイン。出し入れするときに力がかかっても前に倒れない設計になっていて安心。
天板は耐荷重2kgなので、軽めのランドセルなら上にのせても◎。
リビングにランドセルを置くなら
主婦100人のアンケートでも意外と多かったのが「リビング」や「リビング横の部屋」をランドセルの置き場所にしているという意見でした。確かにリビング学習をしているなら、近くに学用品を収納しておくのが便利ですよね。
ただその一方で「ランドセル置き場所を子ども部屋にしていても、リビングに放置されるから」という理由でリビングにしている人も。その原因は、主に以下の2点が考えられます。
- 子どもが帰宅後、お茶やお菓子を食べるのにリビングに直行する
- 子ども部屋が2階にあって持って行くのが面倒
おうちの間取りを考えたとき、ランドセルをリビングに放置されそうなら、始めからリビングにランドセル置き場を作ってしまうのが正解。そのときはインテリアになじむシンプルなもの選ぶようにしましょう。
移動したいなら「キャスター付きランドセルラック」
リビングに置くなら、必要なときに出したりしまったりできる「キャスター付きタイプ」のランドセルラックがおすすめです。また、キャスター付きなら掃除のときにもラクに動かせるので便利です。
このとき必ず、危険防止のために「ストッパー」があるものを選ぶようにしてください。
スクールバッグラック
アイボリーとベージュの柔らかな色合いを組み合わせたランドセルラック。木目調で優しい雰囲気を演出します。側板が斜めにカットされているので、ランドセルが取り出しやすいのもうれしいポイント。
ランドセルラック
仕切り付きの棚は、教科書や本が倒れにくい幅に設計。引き出しに小物がしまえるので、出しっぱなしになりがちな文房具を片付けておくのにぴったり。インテリアにあわせて選べるナチュラルとホワイトがスタンバイ。
「NORM」リビングラック
2つに仕切られたトップラックは、ランドセルや置くだけでなく、子どもが成長したら本棚としても活躍します。大きな引き出しには、散らかりやすい小物類を収納でき、来客時にもスッキリと見せられます。
天然木ランドセルラック
低めの位置にランドセルを置けるので、低学年でも置きやすいランドセルラックです。シンプル設計でリビングにおいてもごちゃつきません。下にランドセル、上に教科書を置いて使っても◎。
テーブル横で便利に使える「キッチンワゴン」
ダイニグやリビングのテーブルで勉強するなら、テーブル横にサッと移動できるキッチンワゴンにランドセルを収納するのも手。子どもが成長した後は、本来の目的であるキッチンワゴンとしてそのまま使えるのもうれしい点。
ただしキャスターロック付きで耐荷重・安定性が十分なものを選びましょう。もちろんランドセルが入るかどうかのサイズ確認は忘れずに。
「リセ」テーブルワゴン3段
天板は2kgの重さまで耐えらるので、ランドセルを置くだけでなくテーブル代わりに使ってもOK。フチが少し盛り上がっているので、置いたモノが落ちにくいのもうれしいポイントです。
バスケット型で収まり◎
15kgの重さに耐えられるスチール製。バスケット型ワゴンなので、モノがおさまりやすいのもうれしいポイント。リビングになじみやすい黒・白・アイボリーほか、存在感をかもしだすターコイズもスタンバイ。
【玄関】に置くなら…
アンケートでは定位置を決めていても「玄関に投げ出されてしまう」といった声もあがっていました。
玄関にランドセルが放置されてしまう主な理由としては
- ランドセルは意外と重くて、すぐにおろしたい
- 手を洗ったりする必要がある
- 塾や友だちとの約束があり部屋の中まで入るのが面倒
といったことがあげられます。
こういった子どもの気持ちに寄り添って玄関にランドセル置き場を置くのもひとつの手。
その場合はスリムで、ランドセル以外に必要なものも一緒におけるアイテムを選ぶとよいでしょう。
ちなみにライフスタイルアドバイザーの山本瑠実さんが玄関にランドセルの収納場所を作るアイデアをご紹介していますので、そらも参考にしてください。
>>「散らからないためのランドセル置き場。リビングや玄関に作る専門家アドバイス」
大人のものもまとめて置くなら「コートハンガー」
玄関という場所ならではの使いやすさにこだわるなら、その場で身支度を楽に整えられるコートハンガーもおすすめ。マスクや帽子といった出かける直前に必要な小物類も置いておけるので、忘れ物防止にも。ただし、ランドセルは重いので、低い位置に収納できるものを選ぶとよいでしょう。
自転車をイメージしたホールハンガー
自転車をイメージした「BICYCLE SERIES」のポールハンガー。自転車のように重たいランドセルをカゴに放り込むだけ。丈夫のハンガー部分には、親のかばんをかけて家族全員で使っても◎。
玄関を素敵に魅せるデザイン
子どもが使いやすい高さのコートハンガーなので、ランドセルだけでなく上着を自分で掛ける習慣化にも。キャスターにも天然木が使われたこだわりのデザインで、人目に付く玄関にぴったり
ナチュラルテイストでどんな玄関にも
脚部分はランドセル置きに、上部には小物を置くのにぴったり。ナチュラルな丸みを持たせたデザインとやさしいカラーが魅力です。家族みんなで使いやすいラック。
どこに置いてもサマになるデザイン
成長しても長く使える、ナチュラルなデザインのバスケット付きハンガー。取っ手付きの収納カゴは、ラックから取り外しができるので収納しやすく持ち運ぶのにも便利です。
玄関が狭いなら「フック付き収納ハンガー」
マンションなど狭い玄関の場合、ポールハンガーやハンガーラックなどの置き場所が確保しにくいこともありますよね。そんなときは下駄箱や玄関扉を使った壁面収納にするのもおすすめ。
ただし、あまり高い位置にフックを設置すると、結局は面倒になって玄関床に放置する結果に。子どもの身長にあった位置に設置できるものを選びましょう。
下駄箱扉がランドセルラックに変身
玄関の下駄箱扉に取りつけができるランドセルハンガーです。工具を使わず、取りつけたい場所に差し込むだけ。ランドセル以外にもカバンや傘をかけても使える汎用性の高さが魅力。
玄関扉裏をうまく使えるハンガー
上には大人用リュック、下には子どものランドセルのダブル掛けができる2段ハンガー。ランドセルを掛けたまま明日の準備もできるので忘れ物防止にも。
ランドセルの置き場所は、子供と家族の動線を考えて
ランドセルの置き場所は、子どもの性格や帰宅時の行動もよくよく考えて選びましょう。
ちなみに、息子2人をもつ整理収納アドバイザーまいさんは「カラーボックスで代用するのもひとつのアイデア」と提案しています。ランドセルラックを使ったくわしい体験談がのっていますので、こちらの記事も参考にして検討してみてください。
>>「6年間使って気づいた「ランドセルラックは必要?」の答え【整理のプロがやっている学用品収納術】」
入学から卒業までの6年間「片付けなさい」と叱る日々から解放されるためにも、また子どもにお片付けの習慣をつけるためにも、今回の記事が参考になれば幸いです。