元小学校家庭科教諭。子どものハウスダストアレルギーをきっかけにおそうじにはまり、ブログ「節約ママのこだわり掃除」をスタート。時短家事や節約を楽しみながら日々研究中です。 著書「家族が笑顔になる おそうじの魔法」など。
私は新婚時代から約10年。トイレブラシに迷い、いろいろと買い替えてきました。
今はわが家のトイレにも、自分の性格にもぴったりなブラシに出合えて満足しています。
今回は、現在にたどりつくまでのわが家のトイレブラシの歴史をご紹介します。
使い捨てにこだわった「流せるトイレブラシ」時代
トイレブラシの使い捨てを知った新婚時代。
スクラビングバブル流せるトイレブラシを使用しました。
ブラシの素材はセルロース、レーヨン、合成繊維。
厚い紙が何層も重なっている柔らかいブラシです。
青と緑の洗剤(界面活性剤と防腐剤)が染み込ませてあります。
こちらの魅力は1度使用したらブラシごとそのまま便器に流せるところ。
実家の汚いブラシを見ていたので、わが家には使い捨てがベストだと思ったのです。
トイレのフチ裏を掃除したら?
ブラシの柄が湾曲しているので、ふち裏には簡単に届きました。
ただ頑固な汚れには柔らかい素材では太刀打ちできませんでした。
トイレ内の水たまり掃除を掃除したら?
水たまり内を掃除する時は、繊維がコシのない状態になっていて、頑固な汚れは取りづらくゴシゴシ磨きたい私には不向きなブラシでした。
汚れをためずに小まめに掃除ができる方にはおすすめです。
「流せるトイレブラシ」を使用した結果は?
コンパクトなので保管スペースを取らず、洗剤が不要ということもあって、トイレ内がすっきりしました。
気に入っていたものの、交換ブラシを購入するのがもったいなくて掃除回数が減り、汚れをためるようになっていきました。
「もったいない」気質の私には使い捨てのトイレブラシは合わないと実感しました。
他にもトイレットペーパーをはさんで掃除する商品を使用しましたが、やはり力が入らず手放すことにしました。
安さにこだわった「100均トイレブラシ」時代
その後は100均のブラシを使い捨てにしようと決断。
「100均商品ならすぐ手に入るし、月に一度交換してしまえば安くすむ!」と思いました。
私が購入したものは、ポリプロピレン。酸素系漂白剤や塩素系漂白剤で定期的に汚れを落としながら使用しました。
また、気に入った形のブラシを購入して、保管は綿棒のケースにしました。
トイレのフチ裏を掃除したら?
ブラシを仰向けにすると届きました。
少し水はねが気になりますが、ブラシはこしがあるので頑固な汚れにも向いています。
トイレ内の水たまり掃除したら?
ヘッドが小さめなので水たまりも洗いやすかったです。
ただ、底の角が少し洗いにくいと感じました。
「100均のトイレブラシ」を使用した結果は?
最初のうちは気軽に買い替えればいいと、気持ちよく使用していましたが、「捨てるのがもったいない」「買いにいくのが面倒」となって結局1本を何か月も使用するように。
私の性格上、こまめに買い替えることは難しかったんですね。
漂白剤を使用して、定期的にブラシを掃除して使用しましたが、その後、ブラシの汚れが取れにくくなったのを機に半年ほどでやめました。
保管している時、トイレブラシが倒れやすく、綿棒ケースが貧乏くさく見えるのも気になりました。
お値段高めでも使い勝手にこだわった「マーナ」時代
捨てられない性格であることに気づき、使い勝手の良いブラシを長く使いたいと思うようになりました。
ブラシの形状は、汚れのたまりやすいふち裏にも届くものを希望。
ヘッドが小さく水たまりの細部までこすれるものを探しました。
そこで出合ったのがマーナのスリムブラシです。
ポリプロピレン製。酸素系漂白剤や塩素系漂白剤を使ってブラシの掃除ができます。
トイレのフチ裏を掃除したら?
ブラシの形状に特徴があって、今までみたことのない形をしていました。
我が家のふち裏にぴったりだと思い、今も漂白除菌しながら愛用しています。
トイレの水たまりを掃除したら?
ブラシの角度が270度ほどあるので、水たまりの裏までブラシが届きます。
もちろん底の角にもあたるので、隅々まで掃除したい私にはピッタリのブラシでした。
マーナの「スリムブラシ」を使った結果は?
保管時は、ブラシが宙に浮いているので乾きやすいのが気に入っています。
またケース内でブラシとケースが一度に漂白できるので清潔を保てます。
狭いトイレなので保管場所を取らないのも気に入っています。
大切なのはトイレと向き合うこと
お掃除ブログをやっているとよく聞かれるのが「おすすめの掃除道具を教えてほしい!」ということ。
例えば、トイレブラシなら、家庭によってトイレの形や掃除頻度、汚れ具合が違うので、すぐには答えられないんですよね。
また、人によっては「長持ちしてコスパが良い」「使い捨てで清潔」「シンプルなデザインが良い」など重要視するポイントも違ってくるので、おすすめするブラシは変わってきます。
「ふち裏はどんな形をしているかな?」「汚れがたまりやすい場所はどこ?」というように、まずはトイレをしっかり観察するのが大切です。
のぞきこむのに抵抗がある時は手鏡で見るのがおすすめ。
そして、汚れの状態を把握して、その汚れにしっかり届くトイレブラシを探してみましょう。
また、使い捨てにするのか、長く使用したいのかを決めると、理想的なトイレブラシに出合えるのではないでしょうか。