趣味は登山・トレッキングやキャンプなどのアウトドア。野球観戦や動物園・水族館巡りも。アクティブかついろんなことに興味を持って生きていたい!みなさんの暮らしの疑問を解決できるような記事を書いていきます。
ブラインドは静電気が起きやすくホコリが付きやすい場所。定期的に掃除する必要がありますが、1枚1枚掃除するのは大変ですよね。
そこで今回はブラインド掃除に役立つ掃除グッズを集めて、どれが一番掃除がラクになるか試してみたいと思います。
ブラインド掃除グッズの種類
ブラインドにはアルミブラインドや木製ブラインドなど、さまざまな種類がありますが、共通していることはスラット(羽根)にホコリが溜まりやすい、ということ。
特に静電気が起こりやすいアルミブラインドには、気が付くとびっしりホコリが付いていることも…。
カーテンよりスッキリ見えるはずのブラインドがホコリまみれでは、お部屋の雰囲気を損ねてしまいます。
ブラインドの掃除は非常に根気のいる作業。
ラクをしようと、モップなどで乱暴にホコリをはたき落とそうものなら、部屋中にホコリが舞ってしまいかねません。1枚1枚スラットを拭いていく作業は、とても時間がかかります。
「ブラインドの正しいお掃除方法」については別の記事でくわしくご紹介していますが、おすすめなのがブラインド掃除用として販売されている掃除グッズを使うことです。
ブラインド掃除に適した掃除グッズは、掃除中にホコリが舞わないように考えられているものばかり。まずはどんな種類の掃除グッズがあるのか、見て行きましょう。
ブラインドブラシ
ブラインドブラシは、スラットを挟みながら滑らせることでブラシ部分でホコリを絡めとることができるアイテムです。
持ち手が付いているので、基本的にブラシを左右に滑らせるだけでOK。スラットを複数枚一気に掃除できるものもあります。
ブラシ部分には画像のようにマイクロファイバーなどの素材が使われているものもあれば、動物の毛などの天然素材が使われているものもあります。
マイクロファイバーであれば掃除したあとに乾きやすいですが、使っているうちに毛羽立ちが目立つことも。
天然素材のものはマイクロファイバーに比べると汚れが落ちにくいですが、耐久性に優れており、おしゃれな見た目なので出しっぱなしでも気になりません。
ブラインドクリーナー
最近は100均などでも取り扱われているブラインドクリーナー。こちらもスラットを複数枚挟めるものもあります。
ブラインドブラシとの大きな違いは、スラットを手で挟み込めるかどうか。
ブラインドクリーナーであれば直接スラットを挟んで滑らせるため、こびり付いた頑固な汚れを落としやすいというメリットがあります。
一方で、力加減を誤るとブラインドを曲げてしまうことがあり、取り扱うときは注意が必要です。
クリーナー部分はマイクロファイバーだったり不織布だったりとさまざま。クリーナー部分だけを取り換えられるものだと長く使えますよ。
おそうじ手袋
おそうじ手袋はブラインド掃除専用というわけではありませんが、ブラインドをはじめとした掃除しにくいところを素手感覚で掃除できるアイテムです。
「モップ手袋」とも呼ばれ、主にモップの代わりとして使うことができます。
直接ブラインドを手で挟んで掃除できるので、モップではたくよりもホコリが舞いにくいのがポイント。
基本的にマイクロファイバーや不織布でできたものが多く、ブラインドブラシやブラインドクリーナーに比べると耐久性は劣ります。
ブラインド掃除グッズの使い心地を比較
ここからは代表的なブラインド掃除グッズを実際に使ってみて、使い心地の違いなどをご紹介していきます。比べるのは「使いやすさ」と「1回で掃除できる範囲」と「お手入れのしやすさ」の3点です。
本来はモップなどで軽く表面のホコリを落としてから掃除しますが、ホコリの付き具合も確認するため、今回はブラインド掃除グッズを水で濡らし、そのまま掃除してみます。
今回掃除するのは、キッチンの腰高窓に取り付けられたこちらのブラインド。ラダーコードは計4本あり、コードとコードの間は約50cmです。
1回で掃除できる範囲は、左端のラダーコードから右端のラダーコードまでのスラットの長さを約150cmとして、これを1枚のスラットとカウントします。
「ブラインドブラシ」を使ってみた
まずはブラインドブラシから。今回使用するのは業務用の掃除用品なども多数販売するメーカー、山崎産業から販売されている「ブラインド用ブラシ」です。
使い心地については、少しクセがあるなと感じました。ブラシ部分が7つもあるので、一気に6枚のスラットを掃除できるのですが、ブラシが密集しているからか、スラットに挟み込むのがなかなか難しいです。
何度かやっているうちに、挟むときにブラインドがズレないように、もう片方の手でブラインドを抑えておけば挟みやすい、ということに気づきました。
挟んでしまえば一気に掃除できるのですが、慣れるまでは挟む作業に手間取るかもしれません。
もうひとつ気になったのは、ホコリの塊がブラインドに残ってしまうこと。何度も左右に滑らせると、ブラシに付着していたホコリが取れてブラインドにへばりついてしまいます。あとから素手で取りました。
あくまで個人的な感覚ですが、使いやすさの評価は△。ただ、一気に6枚のスラットを掃除できるのはいいなと思いました。
水だけを付けた状態で、1回で掃除できる範囲としてはスラット10枚程度が限界だと思います。
一気に6枚分のスラットを挟み込めるのですが、2回目の途中からホコリを取り切れなくなっていた印象。
気になる人は挟む度にブラシを軽く水で流すことをおすすめします。
ブラシ部分はこのように取り外して洗えるので便利ですが、たくさん付いている分お手入れには時間がかかりました。
ただ、マイクロファイバーでできているので、ブラシを外して乾かしておけば思ったより早く乾きました。総合して、お手入れのしやすさの評価は〇にしたいと思います。
「ブラインドクリーナー」を使ってみた
続いてブラインドクリーナー。今回使用するのはハウスクリーニングも事業も手掛ける掃除メーカー、アズマ工業から販売されている「ルーバー窓クリーナー」です。
使い方は簡単で、このようにスラットを1枚ずつ挟んで横に滑らせるだけ。スラットを自分で挟み込む分、スラットが曲がらないようクリーナーを動かすのは緊張しましたが、すぐに慣れました。
使っているうちに取り切れないホコリがブラインドに残ってしまうことがありましたが、このクリーナーの形状であればつまみ取ることができました。
よって、使いやすさの評価は〇にしたいと思います。
今回使用したクリーナーには、挟む部分の両面に同じミクロ繊維の不織布が付いています。
スラットは主に上側が汚れているので、クリーナー部分が汚れてきたらひっくり返して反対側を使うことが可能。これのおかげで、思っていたより1回で掃除できる範囲は広いなと感じました。
とはいえ、複数枚のスラットを同時に掃除することはできないので、1回で掃除できる範囲としてはスラット7~8枚くらいが限界だと思います。
掃除したあと、クリーナー部分にはびっしりホコリが付いていましたが、水で流すとすぐ取れました。本体とクリーナーの不織布の間にはスポンジが付いているので、洗ったあとにぎゅっと絞ることができます。
ミクロ繊維の不織布と書かれていたのでなんとなく乾きにくいと思っていましたが、一晩でしっかり乾きました。お手入れのしやすさの評価は間違いなく〇です。
実はこのブラインドクリーナーは、「挟んで拭く」以外にも使うことが可能。グリップ部分をひっくり返せばこのように挟んで掃除しにくい窓枠の拭き掃除もすることができるので、かなり便利だと感じました。
クリーナー部分であるスポンジシートはスペアが別売りされているので、クリーナー部分だけを買い替えることで長く使うことができますよ。
「おそうじ手袋」を使ってみた
最後に使用するのはおそうじ手袋。今回はアイメディアというメーカーから販売されている、使い捨てタイプのものを使ってみます。素材はポリエステル不織布。
手袋のように手に装着して、スラットを指で挟んで拭き掃除します。写真からも分かるように、女性スタッフの手には少し大きめのサイズで、特に親指のところがブカブカで少しつまみにくいなと感じました。
また、手袋の表面は水で濡らしていましたが、最初のうちは慣れていなかったこともあり、スラットを挟むときに若干ホコリが舞ってしまいました…。
あともうひとつ気になったのは、ブラインドクリーナーのようにしっかり挟むことができないので、しっかり拭けていないところが残ってしまうこと。とはいえ、スラットを挟んで拭くという動作はブラインドクリーナーに比べると圧倒的に早くなるので、スピードでカバーできると思います。
ブラインドに残ったホコリの塊は最後につまみ取ってしまえばいいので、1番ラクだと感じました。
手を使う分、1枚のスラットをきれいにするのにかかる時間が圧倒的に短かった点と、ブラインド周りのちょっとした汚れもついでに拭き掃除できるという点から、使いやすさの評価は〇を付けたいと思います。
おそうじ手袋には裏表がないので、片面が汚くなったらひっくり返して装着することも可能。両面で隈なく掃除した結果、1回で掃除できる範囲はスラット15~16枚程度だということが分かりました。
今回使用したのは使い捨てタイプだったので、お手入れはそもそも不要。価格は500円以下で20枚入りなので、1回で掃除できる範囲が広い分、おそうじ手袋の方がコスパがいいケースもあるかもしれません。
ブラインド掃除グッズの使い心地まとめ
最後に、「使いやすさ」と「1回で掃除できる範囲」と「お手入れのしやすさ」の評価を比べてみましょう。
- ブラインドブラシ
使いやすさ:△、1回で掃除できる範囲:10枚程度、お手入れのしやすさ:〇 - ブラインドクリーナー
使いやすさ:〇、1回で掃除できる範囲:7~8枚程度、お手入れのしやすさ:〇 - おそうじ手袋 使いやすさ:〇、1回で掃除できる範囲:15~16枚程度、お手入れのしやすさ:-
あくまで今回使用した掃除グッズの評価にはなりますが、このような結果となりました。
特にブラインドブラシとブラインドクリーナーは、「複数のスラットを同時に掃除できるか」で1回で掃除できる範囲はもちろん、使いやすさも大きく変わってきます。
また、おそうじ手袋の中には繰り返し洗って使うタイプも。そういうタイプを選ぶときは、洗いやすさや乾きやすさをぜひチェックしてみてください。
掃除しにくいブラインドには便利グッズを使おう
ブラインド掃除グッズはものによって使い勝手は異なるものの、どれもブラインドを掃除するための優れた機能を持っています。
ブラインドをホコリまみれのまま放置しないために、ぜひこういった便利グッズを活用してみてくださいね。