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いろいろな豆皿

豆皿と小皿の違いとは?盛り付けるだけでおしゃれに見える豆皿の使い方

キッチン

小さくて可愛い「豆皿」が人気です。
雑貨感覚でつい集めてしまうという人も多いのではないでしょうか。
集めるだけじゃなく、とても実用的な豆皿の使い方とメリットとは?

北海道の庭で、野菜と共にハーブ・野草・山菜を育てる菜園家。また、それらの食材の楽しみ方・調理方法をプロとして、Yahoo!などの様々なメディアで発信している。Instagram・ブログ『料理+菜園づくり 食育インストラクターracssの日々の暮らし』で、その様子を公開中。

「豆皿」と「小皿」の違いとは?サイズと由来

小皿の中でもとりわけ小さい10cm以下のものを指して「豆皿」と呼びます。手のひらにちょこんとのるくらいのサイズです。

元々は、江戸時代、食事のお膳の中に「お清めの塩」を盛るための小さな皿だったようです。
当時は「手塩皿(てしおざら)」と呼ばれていました。
次第に塩だけではなく醤油やお酢などの調味料を添えるための皿として使われるようになり、デザインも多様化していきました。
そして名前もちっちゃな皿という意味で「豆皿」とよばれるようになりました。

豆皿のサイズ

日本の皿のサイズは「寸」で数えます。一寸はおよそ3cmです。
画像左端の15cm皿だと5寸皿ということになります。5寸皿はパンをのせたりおかずをのせたり取り皿として普段の食卓でも便利なサイズのお皿です。

これより小さく画像中央の12cm皿だと4寸皿になります。4寸皿は「小皿」としてお漬物をのせるなど、食卓ではサブのお皿として活躍しますね。4寸皿より小さくなると「豆皿」と呼ばれることが多くなります。

画像右が「豆皿」です。画像のものは直径7cmくらいで、お刺身用のお醤油皿としていいサイズ。

豆皿を使うメリットと実例

豆皿は小さくて、お醤油皿以外にはあまり実用的ではない感じがするかもしれません。
しかし、豆皿ならではのメリットがあるんです。

1: 豆皿はお皿好きさん・雑貨好きさんのコレクション心を満たしてくれます。

色々な柄や形のかわいい豆皿

豆皿はいろいろな素材や形を楽しめるお皿です。
陶器はもちろん、ガラスや磁器、それに普段出番の少ないお菓子の型やお酒のお猪口なども豆皿と一緒に使ってみて。

そして、豆皿は有名な焼き物皿を気軽に楽しむのにも便利です。
日本には各地に有名な焼き物があります。有田焼、益子焼、波佐見焼、九谷焼などなど。それぞれに独特の味わいがありますが、値が張るお皿も多くて家庭ではなかなか普段使いにできないものですね。
でも豆皿なら手ごろな値段で手にすることができ、気軽に焼き物の良さを感じることができます。
年代物や作家もので独創的なデザインやかたちのものがありますし、最近では雑貨ショップで気軽に買えるカジュアルな豆皿も増えています。

しかも豆皿は小さいサイズなのでたくさん集めてもスペースをとりません。
お皿好きな人のコレクション心を満たしてくれる魅力が豆皿にはありますね。

2: 豆皿はおしゃれごはんに見せてくれます。


豆皿を使って盛り付けると特別な料理じゃなくても豪華な感じを出すことができます。

豆皿を使ったコーディネート

例えば、こんな風にご飯に合う小さなおかずを豆皿に盛り付けて並べてみると・・・、見るだけで美味しそう。
炊き立てご飯をたっぷり味わうお膳のできあがりです。
作り置きおかずや常備菜で手軽にできるのがいいですね。

豆皿をつかった朝食プレート

こちらはトーストバージョン。
一枚のトーストも豆皿を使ってワンプレートに盛り付けると、ちょっぴりおしゃれに見えますね。
ジャムやハチミツ、クリームチーズなどちょっとずつパンにつけて楽しむプレートです。
ここにスープやデザートを添えれば、おもてなしランチにも応用できます。

3: 豆皿はおやつ食べすぎ防止に役立ちます。

豆皿の使い方

こちらは買ってきたカップ入りデザートを豆皿を使ってセッティングしてみました。
ごはんだけでなく、おやつタイムにも豆皿を使うと、少ない量で満足度がアップ。
可愛らしくコーディネートすることで気持ちが満たされて、ついつい食べすぎてしまうのを防ぐことができます。

豆皿をおやつに使う

またこんな風に、少しずついろいろな種類のお茶請けを豆皿に盛るのもおすすめです。
ポイントは甘いもの、しょっぱいもの、酸味のあるものなど味わいや食感の違うものを、それぞれほんの少し豆皿にのせること。
おままごとみたいなセットですが、ゆっくりと本でも読みながらつまむのにぴったりです。

このように、自分が食べるご飯やおやつをきれいに盛り付けることで食べる量が一目でわかりますし、バランスよくいろいろな食材を摂ることができます。
目で見て楽しむことは少量でも満足するのにも役立ちますから、続けるとダイエット効果がありそう。
写真を撮ってSNSに載せたくなるかもしれません。写真で記録すると「レコーディングダイエット」にも使えますよ。

おわりに

豆皿は小さくてもお皿ですので、実際に使ってこそ、その良さがわかります。
コレクションするだけでなく、毎日の食事にもおやつにもどんどん使ってみましょう。
使ううちに欠けてしまったとしても、可愛い豆皿はアクセサリートレイにしたり、クリップなど小さな文房具を整理する入れ物にしたりと使い道がたくさん。
暮らしの中でぜひ豆皿を活躍させてくださいね!

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