howsie magazine

レンジで作ったゆでたまご

レンジで簡単!失敗しない、ゆで卵や温泉卵の作り方とコツ

キッチン

なるべく時短したい、お弁当や朝ごはんの準備など。
電子レンジで卵の調理ができると、コンロをふさぐことなく同時進行で料理が出来るので、とても助かります。

今回は電子レンジで作る爆発しない卵料理のコツをご紹介します。

北海道の庭で、野菜と共にハーブ・野草・山菜を育てる菜園家。また、それらの食材の楽しみ方・調理方法をプロとして、Yahoo!などの様々なメディアで発信している。Instagram・ブログ『料理+菜園づくり 食育インストラクターracssの日々の暮らし』で、その様子を公開中。

加熱方法に注意!電子レンジで卵が爆発する原因とは

電子レンジは、マイクロ波によって食材に含まれる水分が沸騰することで調理ができます。
殻と膜に覆われたたまごの場合、加熱によって生じた水蒸気の逃げ場がないので、水蒸気爆発がおこってしまうんです。
爆発する前に止めても、中心が固くなりすぎて美味しくなくなるというのも、たまごが電子レンジ調理に向かないといわれる理由。
でも、加熱方法のコツを押さえれば時短調理として使えます。
たとえば1個だけゆで卵を作るのに、お鍋を使ってコンロで作るのは手間がかかるイメージがありますが、電子レンジならほったらかしで作ることができるんです。

今回は電子レンジを使ったたまご調理の方法をご紹介します。

レンジで「ゆで卵」を安全に作る3つのコツ

調理のポイントは電子レンジのマイクロ波を通さないためにアルミホイルを使うこと
直接たまごに熱を通すのではなく、電子レンジでお湯を沸かしながらその熱で茹でるという仕組みです。

生卵をアルミホイルで包みます。
たまごがすっぽり入る大きさの耐熱容器に入れ、たまごが隠れる量の水を注ぎます。
調理後にはかなり蒸発してしまいますので、水はたっぷり入れてください。

レンジでゆでたまごを作るコツ

電子レンジ500Wに5分間かけ、その後5分間放置して余熱で火を通します。
この間にお弁当作りなど他の調理ができますね。

レンジで爆発しないゆで卵の作り方

殻からとりだすとこの通り、しっとりしたゆで具合になっています。
タルタルソースを少量作りたいとき、お弁当箱の隙間を埋めたいときなどに便利ですね。

レンジで作ったゆで卵

機種によって加熱ムラやくせがあるので、ワット数が同じでも多少できあがりの差がつくことがあります。
半熟が好きという場合は、予熱時間をなくしてすぐに水で冷ますなど調節してみてください。

ただ、この方法でも加熱しすぎると爆発や発火の可能性が残るといわれています。
心配な方はゆで卵作り専用の調理器具を使ってみてはいかがでしょうか。

専用容器の内側はアルミ素材が使われていて、マイクロ波を遮断します。
たまごをセットする皿の下に水を入れ、その水蒸気でたまごを蒸す仕組みになっています。

ゆでたまごメーカー

わたしが使っているのは4個用ですが、1個用から2個用、3個用とありますので家族の人数に合わせて選ぶといいかもしれません。
4個の場合は8分加熱し8分余熱調理でできあがり。
電子レンジに入れてしまえばあとは放置でOKなので、前の晩に台所の片付けをしながら調理してしまい、そのまま一晩置いておいて朝ごはん支度の際に殻をむく、という使い方ができます。
ちなみに4個以上作る場合は、電子レンジではなくお鍋で茹でた方が効率的です。

【レシピ】レンジで簡単!とろーり美味しい「温泉卵」

ゆるく固まった白身部分が美味しい温泉卵。
そんな温泉たまご風のとろとろたまごも電子レンジで作ることができます。
そのままで1品にも、ラーメンや丼にのせるのにも重宝です。

温玉

用意するものはフォーク、穴あきおたま、容器に割り入れた卵、少量の水(大さじ2程度)です。
たまごの上から水をかけ、黄身部分にフォークで穴をあけます。
黄身に穴をあけておくと、そこから水蒸気を逃がすことができるので爆発を防ぐことができます。

温玉の作り方

500Wで50秒を目安に加熱し、一度様子を見て足りないようなら5秒ずつ追加します。
たまごと水の温度や、電子レンジの機種によって時間は前後しますが、余熱でも固まるので、少し早いかなというくらいで止めるのがおすすめです。
加熱中に黄身の部分が白い膜で覆われ始めるのが止める合図です。

レンジで作った温玉

我が家の電子レンジでは冷蔵庫から出してすぐのたまごを使い、500Wで1分でジャストでした。
電子レンジから出したら、穴あきお玉で余分な水を切ってからお皿に戻します。

【時短レシピ】レンジで2分!マグカップで作る「卵入りスープ」

卵はすっかり水に浸かった状態であれば爆発しない。
その原理を応用して、2分でできるマグカップスープはいかがでしょうか。

温玉のアレンジレシピ

材料

  • 生卵
  • 乾燥わかめ
  • ネギやゴマ
  • 中華スープの素
  • 水150㏄

マグカップにすべて入れ、電子レンジ500Wで2分間加熱します。
この場合は水の量が多いので、卵の黄身に穴を開けなくても大丈夫です。
あっという間に丸ごと卵入り中華スープのできあがり。

他にも、卵とレタスとベーコンのコンソメスープや、チーズと牛乳と冷ご飯入りのたまごリゾットなどいろいろ応用ができます。
時短でできるから忙しい日の朝ごはんや、ちょっと小腹が空いたときにもぴったり。

コンロをふさがずに電子レンジで調理できると、お弁当と朝ごはんの準備など同時にいくつかの調理を進めたいときに、とても助かりますね。
電子レンジで作る爆発しない卵料理のコツは3つ。
「アルミホイルでたまごを包む」、または「黄身に穴をあける」、または「すっかり水に浸かった状態にする」です。ぜひ活用してみてください。

ゆでたまごメーカー

レンジでらくチン ゆで卵 4個用

アイテムを見る
関連記事